国民年金基金について

2015年05月11日 | Weblog
みなさまゴールデンウィークはどのように過ごされましたか?
私は九州博物館の九州戦国武将展にいって参りました。
ついでに大宰府天満宮で合格祈願もしてきました。(私は長いこと税理士試験の受験生をやっております。涙)
勉強は全くできていないので神頼みしかありません。(笑)
「奇跡よ、おこれ~」っといった具合です。
しかし、天気が良くてすごく気持ちよかったです。

さて今回は国民年金基金について説明させて頂きたいと思います。

国民年金基金は老齢基礎年金に上乗せする第1号被保険者のための公的な年金制度です。
国民年金基金に加入することで自営業などの方々の公的な年金も会社員と同じく「2階建て」にすることができます。
加入できる方は20歳から60歳未満の自営業者やフリーランスなど、国民年金第1号被保険者および日本国内に住所を有する60歳以上65歳未満の国民年金任意加入者です。

掛金の選び方や給付の受け方は複数の種類に分かれているためここでは詳しい説明は割愛させて頂きますが、例を1つだけ。

例えば、30歳男性が国民年金基金の終身タイプに加入したとします。掛け金を毎月66,105円、年間で793,260円を掛けました。基金の掛金を払い込めるのは60歳までです。よって、60歳まで30年間の掛金は23,797,800円となります。そしてこの男性が85歳まで生存したとします。60歳以後毎月もらえる年金は130,000円、年間1,560,000円です。85歳までに25年間でもらえる年金は39,000,000円となります。
結構貰えます。生存期間が長ければもっと貰えます。勿論、逆のパターンもあります。

そして、国民年金基金にはもう一つメリットがあります。所得税の所得控除である社会保険料控除の対象となる事です。税率によって異なりますが最高で掛金の45%まで税額を減らす事が出来ます。例えば、上記の例でいえば毎年356,900円の税負担軽減になります。

さらにもう一つお伝えしたいことがあります。
国民年金基金は、受け取れる年金が固定されていることです。国民年金や確定拠出年金の様に物価スライドや運用状況に応じた増減がありません。受取額は約束されていますのでライフプランが立てやすいのです。

以上のことから、私が自営業者なら必ず加入します。(笑)

詳しいことは国民年金基金のホームページをご覧下さい。

                                                      監査部一課 小田原 敏宏