今日は南嶽懐譲遷化の日です。南嶽懐譲は天宝三年744八月十一日68歳で没。唐の禅僧。諡は大慧禅師。六祖慧能を継ぎ馬祖道一につなぐ。馬祖とのやりとり「南嶽磨磚」は有名。瓦を磨いて鏡にするなどと考えないで瓦は瓦でそのまま鏡と同じ価値を有す、とでもいうのでしょうか。 . . . 本文を読む
貞観七年865八月十一日は比叡山常行堂で不断念仏の始まった日。『慈覚大師伝』は「貞観七年八月十一日、初行大師本願不断念仏」『叡岳要記』は「貞観七年八月十一日、相応和尚依大師遺言、始修本願不断念仏」 . . . 本文を読む
「(引声不断)念仏は慈覚大師のもろこしより伝えて貞観七年(865)に始め行へるなり。四種三昧の中には常行三昧と名づく。中秋の風すずしき時、中旬の月明らかなるほど、(八月)十一日の暁より十七日の夜にいたるまで不断に行はしむるなり。身には常に佛を廻る。身の罪ことごとくうせぬらむ。口には常に經を唱ふ。口のとか皆きえぬらむ。心は常に佛を念ず。心のあやまちすべてつきぬらむ。」(『三宝絵詞』) . . . 本文を読む
. 看聞御記/ 嘉吉三年(1443)八月十一日条「今夜より、禁裏にて御修法はじめらる。阿闍梨は真光院僧正なり。是二星合、八幡恠異の御祈也と云う。五大虚空蔵准大法也。」天皇は後花園天皇。 . . . 本文を読む
史料綜覧巻七 / 応永十一年(1404)八月十一日条「十一日 幕府 興福寺ヲシテ 大般若経ヲ頓写シテ 雨ヲ祈ラシム」天皇は後小松天皇。室町幕府は足利義持。応永10年から22年までの約10年間は戦乱などが途絶え「応永の平和」と言われる。 . . . 本文を読む
地蔵菩薩三国霊験記 5/14巻の16/17
十六、 天上見て人間に下る事
山城國伏見の里に栖ける賤の子に千代童丸と申す有り。宿縁の動かす所か自ら好んで出家して僧形になり宇治の橋寺(放生院のこと。京都府宇治市宇治(近世においては山城国宇治郡宇治郷内)にある真言律宗の寺院。本尊は地蔵菩薩。通称の橋寺の由来は、近くの . . . 本文を読む