地蔵菩薩三国霊験記 6/14巻の18/22
十八、 火印地蔵の事
中古片山寺に清き僧ありしにある女房をかたらひて都のほとりに居を移して偏に世渡る事のみ営居たりけれども、さすがあらぬさまに成りぬる身の罪障後の世の事をそろしく思ひければ地蔵菩薩こそかかる拙き身をも捨てさせ玉はず本願他に異なればせめて現世こそなれ未来の苦果重きを轉じて軽受したくと地蔵一躰を造立し奉り朝夕香華を供養し家を出 . . . 本文を読む
今日30日は大師が「四恩の奉為に二部の大曼荼羅を造する願文」を書かれた日です。「四恩の奉為に二部の大曼荼羅を造する願文」奉為四恩造二部大曼荼羅弟子苾蒭空海両部曼荼羅に帰命し奉るそれ金剛の四法身(自性・受用・変化・等流法身)、胎蔵の三秘印(法・三昧耶・大曼荼羅)は空性に憩って軷祖(ばっそ・発心)し、重如(真如)に秣って以て脂轄(しかつ・車に油指す)す。一道無為は初入の門(天台は密教の入門)三自本覚は . . . 本文を読む
「沙門勝道山水を歴て玄珠(げんじゅ、悟りを求める心)を瑩く碑並序沙門遍照金剛撰」蘇巓鷲嶽(そてんじゅがく、須弥山・鷲峯山)は異人(佛菩薩)の都するところなり。達水龍坎(だっすいりょうかん、龍の棲む池)は霊物ここにあり。夫れ境、心に従って変ず。心垢るれば境濁る。心は境を逐って移る。境しずかなるときは心ほがらかなり。心境冥会して道徳(絶対の働き)はるかに存す。能寂(釈迦)常に居して利見し(仏がみそなわ . . . 本文を読む
昭和20年8月30日はGHQの総司令官マッカーサーが厚木に降り立った日です。この背後には様々なドラマがあったようです。「"敗戦日本"を守った男 安藤明の生涯―「厚木事件」撤去作戦の真相 (世界大戦文庫スペシャル (2))」という本があります。以下概要です。「厚木事件というのがありました。戦後、海軍反乱将校達がマッカーサーの降り立とうとする厚木飛行場に立て籠もり、滑走路を使えない程残骸で覆ったのです . . . 本文を読む