福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

きょう7日は立秋です

2017-08-07 | 法話
千載集に守覚法親王 (仁和寺法親王(守覚) )の「秋たつ日よみ侍りける・・
あさちふの 露けくもあるか秋きぬと めにはさやかにみえけるものを」という歌が載っています。古今和歌集の「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」をもじったものでしょうが、当時は立秋にはすでに浅茅(丈の低いちがや)に朝露が置くほど朝は冷え込んでいたということです。
守覚法親王 は密教辞典等によれば「1150(久安6)~1202(建仁2年8.25)北院流・三宝院流御流祖。後白河天皇第二皇子。1160(永歴元年)仁和寺覚性法親王のもとに出家。1195仁和寺6世法務。学徳深く野択両流(密教の事相の小野流と廣澤流)を極めた。・・」とあります。法親王は野択両流の諸尊法を集大成した「秘鈔」を作成され、いまでも行者には大変貴重な資料とされています。講元も以前上田阿闍梨から伝授を受けています。何巻もの巻物が桐の箱に入っています。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日は神社大祭もあります | トップ | 「聖教要録」山鹿素行 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

法話」カテゴリの最新記事