善財童子の訪問者と教え(華厳経入法界品)28
廿七番目、南方首婆波羅城 安住長者
婆須密多女人は善財に、南方に首婆波羅城がありそこの安住長者を訪ねよと教えた。善財がその城で安住長者に「云何んが菩薩の行を学び、菩薩の道を修するやを知らず」というと、安住長者は「【不滅度際菩薩法門(不涅槃のはて)】を成就している。この法門に住するが故に十方の佛の涅槃したまう者無きを見る。」という。
「善男子。我栴檀の仏塔の扉を開いたとき、念念に無尽仏性三昧を正受し念念の中に於いて無量無辺の勝妙の諸法を得たり。・・
我唯だ此の【不滅度際菩薩法門(不涅槃のはて)】を知るのみ。諸大菩薩は一念に悉く三世諸法を知り、念際平等にして而も二有ることなし・・」。安住長者は覚って常住不滅の法身佛を見ているのです。
これは菩薩五十二位の下から廿六番目、十廻向の下から六番目ということで華厳五十五所絵巻でも「第六随順平等善根廻向」としています。私の尊敬する行者A師などは徒歩遍路無数回・求聞持十数回という方ですが常に仏さまは有難い、とおしゃっているのでもしかしてこういう心境かもしれません。
廿七番目、南方首婆波羅城 安住長者
婆須密多女人は善財に、南方に首婆波羅城がありそこの安住長者を訪ねよと教えた。善財がその城で安住長者に「云何んが菩薩の行を学び、菩薩の道を修するやを知らず」というと、安住長者は「【不滅度際菩薩法門(不涅槃のはて)】を成就している。この法門に住するが故に十方の佛の涅槃したまう者無きを見る。」という。
「善男子。我栴檀の仏塔の扉を開いたとき、念念に無尽仏性三昧を正受し念念の中に於いて無量無辺の勝妙の諸法を得たり。・・
我唯だ此の【不滅度際菩薩法門(不涅槃のはて)】を知るのみ。諸大菩薩は一念に悉く三世諸法を知り、念際平等にして而も二有ることなし・・」。安住長者は覚って常住不滅の法身佛を見ているのです。
これは菩薩五十二位の下から廿六番目、十廻向の下から六番目ということで華厳五十五所絵巻でも「第六随順平等善根廻向」としています。私の尊敬する行者A師などは徒歩遍路無数回・求聞持十数回という方ですが常に仏さまは有難い、とおしゃっているのでもしかしてこういう心境かもしれません。