福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

天地麗気記その8

2013-09-10 | 諸経
10、皇孫尊中つ國の皇と為って、三十三天の諸魔の軍陣を去らせんたまはん為に、称ふところ玄龍車追真床(ひたへのをくるまををひまとこ)の像(うえへ)錦衾(きぬきせまつり)、八咫流大鏡(おほみたま)亦は玉寶鈴(みたからのすず)草薙八握の剣を授けたてまつり、而してこれを寿きたまひて曰く「嗚呼、いましみこと、敬って吾の寿をうけよ。手に流鈴をとり、御無窮無念にましませ。爾祖(いましかみおや)吾(やつがれ)鏡の中に在しまさん。

御余寶十種神財者(みをましまされたるとくさのかんたから)
瀛都鏡 (おきつかがみ)一面、天字、五輪形。豊受皇太神
邊都鏡 (まへつかがみ)一面、地字、円系。外縁八咫形、天照皇大神
八握劔 (やつかのつるぎ)一柄、天村雲剣者、草薙剣、八葉形表
生玉  (いきたま)一、如意宝珠、火形
死返玉 (なおしのたま)一、如意宝珠、水形
足玉  (たるたま)一、
道返玉 (ちがえしのたま)一、
蛇比禮 (おろちのひれ)一枚、
蜂比禮 (はちのひれ)一枚、
品物比禮(くさぐさのもののひれ一、

このごときの十種神財者、一切衆生の為に、之を受あたふ。眼精を守るがごとくなすべし。魂魄二つなし。一心の玉より生ず。平等不二の妙文なり。一二三四五六七八九十のもの、一切衆生の父母天神地祇の宝なり。亦波瑠布由良由良而布瑠部由良由良。(はるへゆらゆらにふるへゆらゆら)由良止布瑠部(ゆらしふるへ)。金剛宝山の呪なり。法のなかに ばざらだとばん、あびらうんけん、あばらかきゃ。「あばらかきゃ」は「はるへゆらゆら」。「あびらうんけん」は「にふるへゆらゆら」に、「ばざらだとばん」は「ゆらしふるへ」なり。
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