福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

実語教解説・・28、最終

2020-11-16 | 頂いた現実の霊験

実語教(傳、弘法大師作、寺子屋等で使用。「実語教註慈賢(鎌倉時代の天台座主)」「実語教諺解(覚賢慧空)」等より解説)解説・・・28
・故に末代の学者、先づこの書を案ずべし。 (賢劫経に「正法五百年、像法千年」といへり、大乗三聚懺悔経には正像各五百年といへり、大悲経には「正法千年像法千年末法万年」と、この説に依れば、周の第五の主、穆王五十一年壬申(みずのえさる)より日本宝徳三年1451に至るまで既に二千四百年に及べり、しかれば既に末法に入って四百年也」。大集経に「一の五百年に解脱堅固、二の五百年には禅定堅固、三の五百年には持戒堅固、四の五百年には多聞堅固、五の五百年には闘争堅固」といへり。末世の作法,真俗ともに衰微してただ合戦軍陣のみ繁くして仏法修学の寺院を破却し、師長父母を軽賤し忽緒する時節の時に此の書を学して箕裘(ききゅう)の業を継ぐべき也、本文にいわく、良冶の子は必ず学びて裘をなす、良弓の子は必ず学びて矢をなすといえり)

・是れ学問のはじめなり 、身をはるまで忘失することなかれ。(論語に「子路身を終わるまで之を誦せん」。十六観経に「仏阿難に告げたまはく、『・・汝まさに受持して忘失せしむることなかれ』」。千 字 文に「能く得てわするると勿れ」といへり。真実の言語は内典外典勝劣 無く誠諦の 語也と云意也、教えとは幼稚の小童をはじめとして貴賤を論ぜず最 初に教授せよと也 。此故に実語教と号 し給 へり 。此の注尺に引く所の内典には正 法 念 経 、頌疏摂論、六 祖 檀 経 、大 経 疏 、大 集 経 、天 台 玄 義 、婆 沙 論 、天 台 文 句 、弘 决 、
祗 園 図 経 、金 剛 般 若 経 疏 、浄 土 大 経 、止 観 龍 樹 尺 、劫 起 行 経 、
五 戒 本 行 経 、心 地 観 経 、須 弥 四 域 経 、最 勝 王 経 、宝 蔵 経 、四 十二章 経 、法 花 玄 論 、善 因 縁 経 、恵 心 ノ 御 起 請 、倶 舎 論 、善 道 大 師 ノ 御 尺 、智 度 論 、花 厳 経 、鬼 問 目 連 経 、天 台名目 、六 道 ノ 尺 、禅 林 ノ 式 、出 家 功 徳 経 、観 経 、涅 槃 経 、法 花 音 義 和 字 抄 、本 事 経 、賢 劫 経 、悲 花 経 、三聚懺 悔 経 、大 悲 経、過 去 因 果 経 音 義、毘 羅三味 経 、十 住 論 、
推 天三昧 経 。外 典には顔 氏 漢 語 抄 、文 集 、貞 観 政 要 、礼 記 、孝 経 、蒙 求 注 、仲文 章 、文 選 ・嘉抄 ・千 金 方 ・ 君子集 ・孔 子の詞 ・ 塩鉄論 ・
古 人 伝 、孔 子 伝 、魏の文 帝 教 誠 、史 記 、唐鏡、論 語 、尚 書 、後 漢 書 、
尓 雅 、毛 詩 、五 常 内 義 抄 、千 字 文 、漢 書 、墨 子 、仁 宋 勧 学 、公 羊 、
憲 法 、臣 軌 、人 相 筆 ノ 注 、根 源 集 、玉 篇 ノ 序 、広 韻 、字 学 問 答 抄 ・、筆 の秘 伝、金楼集、晏 子、朝 野載、 政 論 、至 要 抄 、 帝範、王択不渇集、春 弁 ノ 注 、冥報 記 、伊勢 ノ 御 託 宣、此 外 、文 尺 多しと云うといえども要を取って是を注 す 。 )

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日本は大乗相応の地であるこ... | トップ | 日本は大乗相応の地であるこ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

頂いた現実の霊験」カテゴリの最新記事