翌12月23日は、熊本から博多に戻るだけのルート。ただし、鹿児島線内の未訪問駅を1つ1つ降りながら。
この日は7時前に起床。新潟だと明るくなり始める時刻であるが、ここ熊本は闇の中。東横インおなじみの御握りを食べ終わり、7時半を過ぎるとようやく明るくなってきた。
熊本駅8時1分発の326M(817系V15編成)に乗車し、崇城大学前へ。沿線では、九州新幹線の工事が進められていた。
崇城大学前駅は、2面2線の有人駅である。(駅舎の写真は失敗作なので…) 崇城大学へは
にあるエスカレーターを上っていく。文徳高校にも近い。
8時29分発の6330M(815系N27編成)で西里駅へ。
西口から歩いて数分のところに熊本保健科学大学がある。周囲は田園地帯。
西里駅は2面2線の無人駅で、形態は熊本県内の無人駅でよく見られるもの。授業のある日の17時以降は学生が何人も列車を待つ光景が展開されると容易に想像できる。
西里に18分滞在し、8時50分発の330M(815系N8編成)で県境を越えて吉野駅へ。大牟田で快速列車に抜かれると、車内はガラガラとなった。
9時56分に吉野に到着。対面式ホームと可愛らしい切符売り場のある有人駅。船小屋と同様の独特の入線メロディーをもつ駅である。周辺は閑静な住宅地であるが、付近に高校を2つも抱え、15時半以降はホームが高校生でごった返すだろう。
10時33分発の6336M(815系N12編成)で再び県境を越えて肥前旭駅へ。
11時16分に肥前旭に到着。対面式ホームをもち、コンクリート駅舎の有人駅。しかし、トイレは汲み取り式。
跨線橋の上から813系を撮影。この付近は九州新幹線の工事がたけなわで、2010年には800系などがこの線をオーバークロスする。跨線橋から東は新興住宅地。
11時36分発の2338M(817系V17編成)で鳥栖駅へ。久大線内で人身事故があった関係で場内信号に引っかかり、鳥栖駅には2分遅れの11時42分に到着した。
鳥栖駅で小休止。駅弁(かしわめし)で昼食にする。明治44年築のドイツ風の木造駅舎がいまなお現役なのは嬉しい。九州新幹線全通後も残ってほしい。
12時21分発の各駅停車(160M)に乗車する。次の下車駅・田代までわずか3分なので、811系(P109編成)では少し勿体無いような感じだ。
田代駅は、鹿児島線開業(明治22年)以来の駅で、有人駅で跨線橋は年代ものだが、駅舎は平成14年改築の簡易駅舎。ホームは対面式で上下線が離れている。裏手は貨物駅。駅前には九州環境福祉医療専門学校があり、授業のある日の17時以降ともなれば、駅舎やホームが華やかになりそうだ。
田代で20分滞在した後、後続の4124M(811系P7編成)で基山駅を再訪する。
甘木鉄道との分岐駅。昭和63年に国道3号への出口が設けられたことに伴って橋上駅舎化された。1階には美容室があり、時折サンタクロース(勿論人間ではない)が歌っていた。
駅舎を撮り終えた後、後続の162M(813系R106編成+R213編成)で1駅歩を戻していく。
つづく