基山から3分ほどで、けやき台駅に到着。旭化成が中心となってこの付近に大団地「サンシティーけやき台」を造成することになり、この企画にJR九州も参加し、平成2年に開業した駅である。対面式ホームをもつ。
改札から程近い西口に出てみる。ニュータウンへの入り口である。住宅街の俳諧はさすがに気が引ける。通路を下れば、国道3号に出る。
13時32分発の164M(813系R1105編成)に乗車し、いよいよ福岡県へ。
2駅進んで天拝山駅に到着。ホームは対面式。跨線橋の真下に駅舎というものがあり、平成元年3月の開業である。東側は市街地が形成されており、付近には福岡大筑紫病院もある。一方、西側は長閑な田園風景が広がる。
天拝山で26分過ごした後、14時4分発の4126M(813系R112編成+811系P6編成)に乗車。次の二日市で2150M(813系R218編成+811系P102編成)に乗り換えて、都府楼南駅に至る。
ここもまた平成元年開業で、和風の駅舎は狭いスペースに上手くまとめられている。ホームは勿論、対面式。周辺は閑静な住宅街で、都府楼跡には程遠い。反対側は広々としている。
22分後の2152M(813系R230編成+R236編成)に乗車し、水城駅をスルーして大野城駅に至る。
平成元年改築の橋上駅舎。ホームは対面式で、快速停車駅のイメージが沸かない。西口は九州大学のキャンパスや産学連携センターなどが近く、学生利用が多い(だからこそ快速が停車するのか…)。この駅で滞在した時、福岡空港にアプローチする全日空機が間近に見え、福岡に舞い戻ったような感覚に襲われた。
14時58分発の168M(813系R229編成+R212編成)で春日市役所を見つつ、1つ歩を進める。
たった2分で春日駅に到着。平成15年3月改築の橋上駅舎で、歩道から出入りするタイプ。東側は市街地が広がり、西側は道路を挟んで巨大なクローバープラザがあり、何かと利便性の良い駅だ。
15時22分発の2154M(813系R216編成+811系P108編成)に乗れば、今回の駅巡りもいよいよ福岡市内へ。
2分で福岡市最初の駅・南福岡に到着。西側に北ミフが構えているとあって、ホームは3面5線。平成11年に駅ビルに改築されており、1階にはマックスバリュー、2階にはフレスタといって本屋をはじめ多数の店舗が入っており、3階以上はアパートになっていて、同じ建物で衣食住が完結されている。私もマックスバリューでビールなどを買った。
吸い込まれるかのように南福岡始発の170M(415系FM1521編成+FM1510編成)に乗車したのであった。
3分ほどで笹原駅に到着。上りホームに通じる駅舎は平成10年3月築で、帆船をイメージしている。
東口の駅舎は平成17年3月築
笹原駅から西鉄のほうに歩いてみる。周辺は博多に近いからか、マンションが多い。福岡外環状道路の建設が進められていた。
笹原で26分滞在した後、172M(813系R217編成+R207編成)で竹下駅へ。
いよいよ博多まで後1駅。ホームは1面2線で、上下それぞれに通過線がある。橋上駅舎の上を博多南線がオーバークロスしている。脇には折り返し線がいくつもある。
16時27分発の2158M(813系R219編成+R1001編成)に乗車した。
日没にならないので、博多をスルーして箱崎駅を訪問。下り線は平成14年12月に、上り線は平成15年3月に、それぞれ高架になった。駅舎は筥崎八幡宮をイメージしているという。2面3線で、其々のホームへの階段は、トイレを挟んでV字形に分かれていて面白い。
折角なんで、10分ほど歩いて筥崎八幡宮を参拝してくる。宇佐、石清水とともに日本三大八幡宮の1つである。この神宮の主祭神は応仁天皇で、その他、神功皇后、玉依姫君が御祭神として祀られている。鎌倉中期の元寇の際、神風が来て日本の一大事を救ったことから、厄除、勝運の神が祀られていて、福岡ソフトバンクホークスやアビスパ福岡も集団参拝しているそうだ。ただ、筥崎宮へのアプローチは地下鉄のほうが便利だ。
すっかり暗くなってしまい、17時50分発の2349M(811系P6編成+813系R112)編成で博多へ戻る。地下鉄で天神に行き、一風堂西通り店で博多ラーメンで夕食にした後、東横イン博多祇園に宿泊した。
つづく