クハ481-103の駅巡り旅のページ

鉄道の旅を楽しみながらJR線全駅踏破を目指しています。

平城遷都1300年記念乗り継ぎ(その9)

2010-09-13 00:05:10 | 関西線
8時53分に法隆寺駅に到着。駅舎調査後、法隆寺に向けて歩きます。1つ先の交差点で左折し、幹線道路まで商店街を進みます。暑いですけど、何だか空が怪しくなってきました。



法隆寺駅から歩くこと20分強で南大門に到着。余りにも立派で、寺の山門というよりむしろ中国の城門のようです。永享10年(1438年)の再建。



しばらく北上し、西院伽藍へ。中門と五重塔が聳え立っています。中門脇で1000円払い、いよいよ法隆寺観光開始。


まずは五重塔と金堂を観光。金堂内には金銅釈迦三尊像、金銅薬師如来像、金銅阿弥陀如来像など、法隆寺のご本尊を安置する仏像が多数あり、ただただ圧倒されました。五重塔内部には奈良時代のはじめにつくられた塑像群が多数ありました。仏像は撮影禁止なので、アップできません。ここで雨が降ってきました。



あるポイントから、法隆寺の象徴である五重塔と、金堂を一緒に収めます。広角レンズだからこそ成せる技です。この五重塔は飛鳥時代の建築で、高さが32.5mで日本最古です。



大講堂は修復工事中。それでも、薬師三尊像や四天王像は健在です。



西院伽藍を見終え、鏡池に出ます。向かいは聖霊院で、御朱印所となっていました。



日本最古の食堂の前を通過し、平成10年に落成した大宝蔵院へ。飛鳥時代から鎌倉時代の聖徳太子像が多数並ぶなど、宝物が多数展示されており、あたかも美術館の特設展を見ているかのような見応えがありました。



雨が止んで蒸し暑さが戻り、回廊を通って東院伽藍へ。土壁の向こうに小さな寺院が多数並び、何だかエキゾチックな感じです。



辿り着いた先は、八角円堂である夢殿。601年に造営された斑鳩宮跡に、行信僧都という高僧が、聖徳太子の遺徳を偲んで天平11年(739年)に建てた伽藍を上宮王印といいます。この建物はその中心です。聖徳太子等身の秘仏・救世観音像(飛鳥時代)や聖観音菩薩像(鎌倉時代)などが安置されています。



最後に絵殿 舎利殿も。右には大きな枝垂桜があり、4月上旬から中旬には絶景が広がるでしょう。


東院伽藍を見終えると、残り時間は20分あまり。近くに中宮寺がありますが、今回はパスします。それだけ法隆寺が見応えがあったということ。溜池のある集落道を通って法隆寺駅に戻ります。10時50分発の3365K(221系NC601編成)に乗車し、次なる駅に向かいます。



10時54分に王寺駅に到着。和歌山線が分岐する駅で、3面5線の他に中線2本や多数の側線を有する大きな構内です。


王寺駅は昭和52年8月築の橋上駅舎。跨線橋の分かれ目にトイレがあり、改札を出ると右手にはみどりの窓口、左手にはカフェがあります。駅スタンプがあり、表題は「大和川のせせらぎが聞こえる駅」です。



左折して自由通路を北側に行けば、「りべーる王寺」すなわち西友に繋がっています。勿論、生鮮食料品売り場があり、飲食店も充実しています。



王寺駅北口の様子をもう1つ。線路側には吉野家やVIE DE FRANCEなど飲食店が多数あります。2000年11月と比べても大分変わりました。三郷駅を先に訪問しとけば良かったな。尚、左手には近鉄田原本線の王寺駅があります。



自由通路を通って南口へ。駐輪場から撮影し、やっと駅舎をモノにしました。時間は無いので、これで改札に戻ります。


11時26分発の1783K(201系ND614編成)に乗車し、次なる駅を目指します。


つづく


参考サイト   さいきの駅舎訪問
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