ここで、新潟県内の駅舎関連の話をします。今回の対象は信越本線の黒井駅です。
黒井駅は、直江津駅から下り方面へ1駅目で、上越市の郊外にあります。駅前には信越化学の工場があり、いわば貨物駅で、1面2線の島式ホームの横に多くの貨物用側線があります。
黒井駅は、これまで昭和60年3月築のコンクリート駅舎が使用されてきましたが、平成15年あたりから無人化されています。駅裏も住宅地化が進展し始め、今年の6月1日から自由通路の工事が始まりました。
さて、少し古いですが、2010年9月4日(土)に訪問した模様をお伝えしましょう。
列車を降り立って駅裏を見た様子。工事用のバリケードが築かれた段階で、まだまだ自然が一杯です。基礎もまだです。
ホームから駅舎へとつながる跨線橋。多くの線路を跨いでいます。自由通路が完成すると、駅舎と共に撤去されます。
駅前に出ました。直江津方が一部撤去されていますが、あのコンクリート駅舎が健在です。撮影するなら今のうち。右側にはバリケードが築かれました。尚、駐車場がなくなり、駐輪スペースも半減されています。
駅舎内で唯一入れるスペース・待合室。券売機と時刻表しかなく、座れるスペースはありません。
跨線橋の入口。そのたもとには水洗トイレがあります。改築後はどうなるのか。
ざっと見てきましたが、この駅は無人化されているものの、それなりにまともな設備があります。自由通路は現駅舎より直江津方につくられるそうです。完成すると、現在の駅舎と跨線橋は解体され、奥羽本線の羽前千歳駅のような体裁になるとみられます。これまで見たところ、完成は少し先のようです。
自由通路が完成したら、後編をお伝えします。年を越すかもしれません。