震災関連の記事をもう1つお伝えします。
先回は磐越西線の運転再開についてでしたが、今回は信越線、越後線、白新線、羽越本線の間引き運休や臨時いなほです。
福島第1原発の放射能漏れにより電力需給が逼迫したため、東北電力が計画停電に踏み切るとされた3月15日から間引き運休が実施され、現在では決まった5往復ずつが計画運休されています。東京電力の電力供給量が回復する見通しが立たない為、この傾向は長期にわたるとみられます。
まずは白新線から。東新潟駅の掲示から。白新線の間引き運休は、「631M~634M」、「635M~638M」、「659M~660M」、「667M~666M」、「671M~672M」の5往復です。新潟~豊栄の5往復を切った形で、昼前の2往復と夕刻の3往復となっています。
次は信越線。上の掲示では10時25分発の2528Mが、下の掲示では15時45分発の2548Mが運休とされています。信越線の間引き運休は、「2528M~2529M」のほかに「2532M~2533M」、「2548M~2551M」、「2550M~2549M」、「2554M~2555M」の5往復です。いずれも新潟~新津の区間列車で、日中と夕方と夜にばらけています。
続いて越後線。10時発の1524Mが運休とされています。越後線では「1524M~1527M」、「1528M~1531M」、「1546M~1549M」、「1548M~1553M」、「1552M~1557M」の5往復が間引き運休となっています。日中時間帯が2往復、夕通勤・通学時間帯が3往復が対象となっており、学生などの帰宅の足を直撃する形となっています。尚、「1546M~1549M」、「1548M~1553M」は「2550M~2549M」と一連の運用となっています。
羽越本線の新津発では、10時45分発の125Dと、21時7分発の135Dが運休となっています。そのため、12時12分発の127Dは、キハ110・E120系列の3両編成となっています。
おまけとして、3月26日の白新線629Mを紹介します。115系N31編成。本来は9時14分発ですが、強風のために626Mが大幅に遅れ、運休のはずの631Mのスジでの運行となりました。
次に、臨時に運転された「いなほ81号」についてお伝えします。グリーン車を除き全て自由席でした。
3月26日。485系T14編成が充当されました。9時40分発の1630Mが行った直後です。
3月27日。485系R22編成が充当されました。ホームページでしかPRされておらず利用客が極少なかったので、この日限りで臨時いなほの設定が終了しました。
新潟地区の鉄道事情は以上です。ほくほく線、飯山線でも間引き運休が見られ、米坂線では1日4往復のみの運行です。また、「笹川流れマラソン号」、「DLばんえつ物語号」、「D51ばんえつ物語号」(4月24日まで)、「やまがた花回廊号」、「リゾートビュー越後妻有号」(4月分)、「分水おいらん号」の設定が取り止めとなっています。一方、首都圏においては、八高線、水戸線など全面運休の路線が発生し、久留里線など大幅な運休もあるので、新潟に住む私達はまだいい方です。