最新の駅舎訪問レポートとして、2011年4月9日(土)の乗り継ぎ旅の模様をお伝えします。改築後初めて、列車で羽前大山駅を訪問しました。これにより、2011年春の「青春18」をようやく使い切ることが出来ました。
新津6時16分発の、羽越本線823D(キハE120-3+キハ110-216)で出発。5時20分に起きたので、コーヒー飲んでも眠いです。桑川では、ENEOS貨物を追い抜きました。
8時50分に羽前大山駅に到着。この駅で複線から単線に変わります。かつて貨物を取り扱っていたこともあり、島式ホーム1面2線+側線2本の構内です。
まずはホームから見える景色を。遥か向こうに出羽三山を望みます。駅裏は工業団地が分譲中です。
それでは駅舎を。財産票は「平成23年1月7日」となっていますが、この駅舎は昨年(2010年)12月18日に供用開始しました。大正8年の開業以来のアカマツの木が大切に残され、その佇まいに配慮した駅舎に仕上がっています。(羽前大山駅 公式パンフより)トイレは改札内にあります。
次に、駅舎内部の様子を。委託ながらも窓口があり、営業時間は7:00~12:00、14:00~16:30です。自動券売機もあり、それ以外の時間帯でも対応できるようになっています。また、待合室は開放的なつくりで、清酒どころらしく天井に杉玉が吊り下げられています。
ある場所を目指して周辺散策。駅前は古い住宅地で、付近には漬物工房・本長もあります。
長浦の蔵の交差点を右折して、撮影場所を目指します。すると、三角屋根の農業倉庫に出会いました。如何にも庄内らしい風景です。
陸橋を越えて田んぼに出たところでロケハンします。待つこと10分近く、「いなほ6号」が新潟方面に向けて通過しました。国鉄色の485系T18編成 予想だにしていなかっただけにでした。尚、その少し前には、ENEOS貨物が酒田方面に向けて走りました。
折角なので、酒造博物館に向けて歩きます。すると、宝昌寺を通過しました。桜が満開になると、さぞかし趣のある景観でしょう。
撮影場所から歩くこと5分、史跡・石敢当に到着。中国の石神信仰により旅の無事の願って建てられたものであり、東北地方では極めて珍しく、山形県指定文化財となっています。
酒造博物館はその付近にありました。清酒・出羽ノ雪を醸造する㈱渡會本店です。出発まで30分余りとなりましたが、折角なので入ります。「狐」「猿」と呼ばれる昔ながらの醸造道具があり興味深かったです。
今回は駆け足で観光した上で試飲もしたので、今度はじっくり見たいです。Aコープにて出羽ノ雪を購入し、駅に戻ります。尚、大山地区には、いま紹介した渡會本店の他にも酒蔵が3つもあります。
つづく