待合室で少し休憩し、8時39分発の2934D(キハ110-126+キハ110-245+キハ110-127+キハ110-1)で1駅返しました。本来は快速南三陸で運用される車両なので、僅か4分の乗車ながら転換クロスを味わいました。
のの岳駅を出て約2分後、江合川を渡ります。近くには堰があるだけで、橋はありません。のの岳駅に降り立ったら、駅間徒歩は事実上不可能です。
トンネルを1つくぐり、8時43分に和渕駅に到着。片面ホーム1面のみの構内です。
まずはホームから見る景色を。一見しただけでは山間にある長閑な駅です。
短い時間ですが、待合室に入ります。先ほど訪問したのの岳駅と同じような体裁で、開業当時そのままの雰囲気です。
それでは駅舎撮影。のの岳駅と同様、昭和43年9月築の待合所と上屋のみの無人駅です。トイレは道路を挟んで向かいにあります。駅前にある工場は廃業したようです。
和渕駅には快速南三陸が停まらないので、滞在時間を最小限にとどめて前谷地駅まで歩きます。この集落がスタート地点。
集落を抜けて水田地帯に出ると、あとは線路沿いの道を進むのみ。ブロックタイムは60分。もし失敗したら昼前まで列車がないので、後がありません。
いつしか線路道が尽きて住宅脇を抜け、気仙沼線最初の踏切を渡りました。更に石巻線の踏切を渡り、線路沿いの小道を進むと、前谷地駅に到着しました。和渕駅を出て45分後でした。しかし、出発まであと9分。
それでは駅舎撮影。大正14年9月改築の木造駅舎が健在です。一段高い所に建っているので堂々とした姿です。トイレは改札内にあります。
短い時間ですが、内部に入ります。典型的な木造駅舎のつくりです。みどりの窓口があり、営業時間は平日では7:00~18:20(休み3回)、土休日では8:10~17:30(休み2回)です。
そろそろ時間なので、改札をくぐります。石巻線と気仙沼線の分岐駅です。折り返し運転が可能となっており、2面3線の構内です。かつては貨物を取り扱っており、小牛田方に1本側線があります。
9時43分発の快速南三陸1号(キハ110-5+キハ111-113+キハ112-113+キハ110-124)に乗車しました。先ほど降り立った和渕駅を一瞬のうちに通過。気仙沼線の看板列車らしく、5割くらいの入りでした。
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参考サイト さいきの駅舎訪問