新水俣駅15時16分発の「さくら417号」(N700系R9編成)に乗車。出水まで僅か7分なのに、自由席特急券が1200円というのはどう考えても高過ぎです。
15時23分に出水駅に到着。対面式ホーム2面2線の構内です。折角なので、後続の臨時「さくら」を利用して発車メロディーを録音しました。新玉名駅よりトーンが低い気がします。
コンコースに下りると、2羽のナベヅルが出迎えていました。出水はナベヅルの飛来地として有名です。奥にトイレがあるのは他駅と同じです。
改札を出ました。右側にはみどりの窓口があり、営業時間は6:10~23:26です。左側は待合室で、中にKIOSKがあります。
それでは駅舎撮影。ガラス張りで三角屋根が連続しています。デザインコンセプトは「風が吹き抜ける駅」で、山から海への緩やかな連なりを損なわないデザインとして、「光と風の透過性」「空を映しこみ自然に溶け込む」ことを表現しています。
川内駅や鹿児島中央駅は2006年12月に訪問済みなので、出水駅をもって九州新幹線全駅下車達成。この旅の大きな目的が1つ達せられました。この3連休を逃すと次はいつになるか分からないので、一つ肩の荷が下りました。しかし、この日は防衛すべきタイトルがもう1つありました。
東口の駅前の様子。目の前に雲海酒造があります。木挽焼酎が有名だそうで、多少高くてもお土産にすればよかったな。尚、川内方にはタナカ食品があります。
駅舎に隣接する土産物屋・飛来里に入りました。和風のつくりで食堂もありますが、思ったほどの品数はなく拍子抜けしました。せめて地酒が売っていればね。結局、購入したのはかるかん。
自由通路を通って西口に出ました。休憩スペースの椰子の木も入れたため、訳の分からない写真になってしまいました。右側の「出水駅」と記された建物はJR鹿児島本線時代の駅舎でしたが、現在は弁当屋のオフィスになっているようです。肥薩おれんじ鉄道の駅舎は左側の一角のみです。オフィスまでも合理化しているなと感じました。尚、三角屋根の建物は新幹線の駅の一部です。
新八代方に視点を移すと、中心にナベヅルのモニュメントを配したロータリーが形成されていました。周囲を花壇が囲んでいます。自由通路のテラスが何ともお洒落です。
自由通路の袂にはC56 92が静態保存されています。平成18年7月の豪雨に伴って、出水広域公園から移設されました。
折角なので、運転台に入りました。少しペンキの剥げた箇所があるものの、公園での保存にしては素晴しい状態です。
出水駅の西口は閑静な住宅地です。小一時間滞在しましたが、新水俣駅と同様に余り活気があるとは思えませんでした。これから川内駅に抜けますが、肥薩おれんじ鉄道で時間が掛かりすぎるので、泣く泣く1200円の自由席特急券を購入しました。博多から川内まで駅巡りしながら旅したので、途中下車なしなら3700円で済むところ、8230円も掛かってしまいました(あくまでも特急料金のみで)。
つづく