新潟地区のジョイフルトレインの主力の1つであり、「妙高ミズバショウ号」など八面六臂の活躍を見せたNO.DO.KA。昨日の酒田往還、そして本日の六日町往還をもって全ての営業運転を終了しました。
NO.DO.KAは「旧フジサン特急」と同系の展望タイプの車両であり、車体のみを新製とし、機器類は485系のものを活用し、485系のカテゴリーに入っていました。もともとは「シルフィード」でしたが2001年に一旦運転を終了し、現在の「NO.DO.KA」に衣替えされました。
それでは、「NO.DO.KA」のシーンを御覧下さい。ただし、可也ヤバい状態です。
2017年8月27日。11時頃に回送でやってきました。
2017年11月25日。乗車する機会を得たので乗り込むことにします。
1号車の車内。片側は通路で、片側はテーブル付きの座敷席です。
出入口にはカラオケ用のモニターが。
先頭部はラウンジに。対面式のソファーとなっています。
で、天井を見ると、テープなどで修繕された跡が
1号車の銘板を。昭和50年 川崎重工製です。
1号車と2号車の間にはカラオケ用の機器が。
2号車の車内。緑のテーブル付きの座敷席となっています。
トイレは2号車と3号車の間に。こちらは1号車と同様のテーブル付きの座敷席です。
3号車のラウンジ。座席がセンターに集められ、外が見れるようになっています。
3号車の外板には大きな剥げが
ではロゴを。「NO.DO.KA CARPET TRAIN」ですって
検査表記を。平成19年3月で秋田総合車両センターで受けたのが全検の最後となっています。
2017年12月3日には「羽越本線NO.DO.KA1~4号」として秋田まで走り抜けました。新潟駅を出発する際、929MであるE129系A15編成と並びました
2018年1月1日。「初詣NO.DO.KA」は、15時49分に新潟駅3番線に到着。
2018年1月3日。「初詣NO.DO.KA」は新潟車両センターから一旦新津駅まで回送されており、9時13分頃に亀田駅を通過。私の他に「同業者」が2人。
「しらゆき1号」などの遅延により9時49分頃に新潟駅1番線に入線。2番線に白新線633M(E129系A15編成)が据え付けられた後、8分遅れの9時57分に弥彦に向けて発車。
ついに、最終日である2018年1月7日がやってきました。「惜別NO.DO.KA号」は9時30分発の「直江津行き」。「いなほ4号」の遅延により1番線に変更となりました。
9時20分頃、件の「NO.DO.KA」が1番線に入線。
越後線1527Mの切り離し作業が完了した後、一瞬だけ編成美を見せました。
羽越線929M(E129系A12編成)と並び、定刻9時30分に発車。直江津到着後、ほくほく線を通って六日町まで行き、新潟に帰ったのです。
NO.DO.KA惜別記事は以上です。NO.DO.KAは「1月中に引退」とされているので、明日以降は廃車に向けた作業が執り行われるでしょう。果たして、何処で廃車解体されるだろうか。新潟車両センターの通称「解体線」か。それとも、長野か土崎に回送されるだろうか。ひょっとしたら、1両だけ新津鉄道資料館に保存されるかも。
これにて新潟の485系は「きらきらうえつ」だけとなります。JR東日本管内を見ても485系は退潮傾向にあるので、その「きらきらうえつ」もいつまで走り続けることやら。