陸前横山駅の火の気の無い待合室に震えながら待ち、9分遅れでやってきた12時58分発の2941D(キハ48 1535+キハ48 538)に乗車して、再び南三陸町に入りました。
折角なので、再び志津川湾の絶景を楽しんで。対岸には志津川の町並みが広がっていました。
4分遅れの13時23分に清水浜駅に到着。片面ホーム1面のみの構内で、背景は杉林です。
それでは駅舎撮影。入口に時刻表があり、階段を上がったところに昭和51年3月31日築の待合室という無人駅です。今回の旅で唯一、トイレの無い駅でした。これに隣接してスズキボディーがありました。
35分の滞在時間を利用して周辺散策しました。駅から国道方向に進むと漁村が広がっており、閘門の内側に何艘も漁船が係留されていました。三陸ならではの生活の知恵を見ることが出来ましたが、今回の大津波では…。
床屋の交差点を右折し、防波堤をくぐって清水漁港へ。陸揚げされている漁船は数艘だけで、数多くの漁船が沖止めされていました。
漁船が数多く沖止めされている風景は初めて見ました。何て穏やかな海なのでしょう。漁が終わったのかな。
R45を志津川方面に行き、ファミリーマートで買い物。Tポイントを貯めて駅に戻ると、もう時間となりました。清水浜駅の待合室も他の駅と同様に券売機も暖房もありませんが、先ほどの駅よりも幾分暖かく感じました。13時58分発の2940D(キハ40 572+キハ40 2021+キハ40 2086)に乗車し、そこで購入したスイーツを食べながら過ごしました。
3分遅れの14時32分に御岳堂駅に到着。片面ホーム1面のみの構内です。駅裏は田んぼです。
それでは駅舎撮影。地面より階段を上ってホームに上がる形態で、左手に昭和43年9月築の待合室があります。駅前広場に仮設タイプのトイレがあります。公衆電話も健在です。
窓から光が入ってくるので、待合室の様子も。壁伝いに木造のベンチがあり、開業当時の雰囲気を感じさせます。無人駅で券売機の類も無いですが、ゴミ箱が設けられ箒も備え付けられています。
14時40分に調査が終了し、陸前豊里駅に向けて歩きました。駅前は農村地帯で田んぼが多く、向こうには旧北上川が流れています。
あの東北地方太平洋沖地震が発生したのは14時45分。もし、あの日に今回の日程で気仙沼線駅巡りを実行していたら…。たとえ陸前豊里の避難所に辿り着いたとしても、しばらく現地に缶詰だったでしょう。
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