早春の旅の次は、真夏の乗り継ぎ旅にまいりましょう。
これからお伝えするのは、2012年8月4日(土)~5日(日)の香川県地方の旅です。駅に精通されている方ならお気づきでしょうが、この日に津嶋神社で夏季大祭が行なわれ、津島ノ宮駅も開設されます。これが土日にあたる年であれば、チャンスを逃したくないですね。ということで、私は津島ノ宮駅と絡めて予讃線駅巡りをしてきました。格安航空券を探したところ、羽田発の岡山ゆきの初便で14,170円というのを見つけたので、往路は「ムーンライトえちご」とJL1461便で岡山に出ることにしました。帰りは、伊丹からJAL2251便で帰りましたが、22,000円もかかりました。
それでは出発しましょう。
自転車で新津駅に行き、0時5分発の快速ムーンライトえちご(485系K1編成)で出発。長岡花火の最終日の直後ということで、予約をしかけた時点で残席少しでしたが、隣が空席ということで席につくと月桂冠エコカップで一杯。見附の手前から記憶なし。何時の間にか、就活中の男子学生と相席に。
定刻5時10分に新宿駅に到着。速攻で山手線400G/500G(E231系536編成)に乗り継いで品川に行き、JR東海の窓口でムーンライトえちごの指定席変更。5時52分発の快特に間に合わなかったが、6時9分発の急行で羽田空港へ。
6時31分に羽田空港に到着。朝食を終えて保安検査場を通過すると、爽快なJAL並びが見られました。新生JALの象徴である鶴丸機が増えてきました。
今回搭乗したJAL1461便はJA347J。5Aスポットからの出発なので写真がありませんが、2012年7月18日に新規登録されたばかりのボーインング737-800で、機内・機外ともに真新しかったです。8時4分にスポットアウト。ハンガーには塗装が落とされたり米国籍になったMD90型機がずらり。
8時23分に、前回と同様に新滑走路、すなわちRWY05より離陸。
富士山が見えると思って左席を取りましたが、離陸から15分くらい過ぎて見えたのは駿河湾。
中部国際空港上空をかすめたようで、もう15分くらいすると、眼下には名古屋港上空を望みます。
更に10分弱進むと、琵琶湖の南岸を通過。大津市上空かな。
間もなくすると、条里制のしかれた町並みを通過。ほどなくコクピットからアナウンスがあり、京都上空とか。
雲の中を10分ほど進み、瀬戸内海に出ていよいよファイナル。07側よりアプローチしたので、定刻より5分ほど遅れて岡山空港2番スポットに到着。
隣のスポットには、ANAのボーイング787(JA811A)が待機していました ボーイング787といえば、現在、バッテリーの黒こげインシデントで運航を停止してますね。787は開発段階からトラブル続きで初飛行が遅れるなど、ボーイング史上最も人騒がせな機種です。
到着が5分遅れたので、大急ぎでバスに乗り換えて岡山駅へ。岡山空港は山の中にあり、運賃は740円。国道53号に入ると渋滞につかまり、岡山駅には20分遅れの10時20分に到着しました。相席になった眼鏡をかけた女子大生は、海外旅行に行く友達を見送りに行った帰りだとか。
快速マリンライナー21号には間に合わなかったので、10時36分発の3121M(クハ113-2+モハ113-2+モハ112-2+クハ112-2)に乗車して四国に渡ります。
つづく
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今年の3月改正は200系の引退などが主ですが、利用客が見込めない駅の臨時駅化も行なわれます。それは、只見線の柿ノ木駅です。
そもそも、柿ノ木駅はどういう駅か。柿ノ木駅は、魚沼市(旧入広瀬町)の奥にある駅で、小出駅から数えて6駅目にあります。利用客が少ないため、冬季通過の措置も行なわれてきました。只見線自体、全国で指折りの利用客が少ない路線で、会津川口~只見は現在も不通のままです。
さて、柿ノ木駅の現況を見てみましょう。訪問日は、2013年1月13日でした。
まずは駅前の様子から。利用者が極端に少ないようには見えませんが…。積雪のせいで、どこが入口か分かりません。
除雪された通路からは、何か小屋のようなものが見えますね。駅構内を示すポールがあることから、きっと柿ノ木駅に違いないですね。
はたして、駅舎がありました。新潟県側の只見線標準型の無人駅です。
では、駅舎に入ります。壁伝いにベンチが設えられており、簡易除雪機もあります。天井には写真が何枚も飾られていました。
旧駅名板のある一角では、駅ノートと漫画も備え付けられています。駅ノートによると、訪問者の多くは今回の臨時駅化を予め知っていますが、公式文書には「臨時駅化」は一言も触れていませんでした。
ホームに出ました。駅舎から只見方に進んだ所にあり、2両分しかありません。
最後に時刻表を。一日4往復ずつしか停車しません。一度降りたら、だいぶ時間が空きますね。
駅前のバス停。こちらは1日2往復しかありません!いずれにしても、車以外は不便です。
柿ノ木駅の模様は以上です。今回の臨時駅化は、これからの秘境駅のあり方には大きなターニングポイントとなるでしょう。「平成23年 新潟・福島豪雨」後に全列車通過となった田子倉駅は、廃駅への動きも出ています。イベントなどで停車する機会がなければ、やがては西仙台ハイランド駅と同じ運命を辿るでしょう。山田線の浅岸駅や、飯田線に横たわる秘境駅群にも大きく影響を与える決定です。
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