『DJ鉄道ダイヤ情報』の今月号にはD51の特集が組まれ、「SLぐんまみなかみ」「SLぐんまよこかわ」「SLやまぐち」の撮影地の現状が紹介されていました。
しかしながら、ここにきてSLファンにとってはお寒いニュースも入っています。
「SLばんえつ物語」は、C57 180が7月13日の検査でテンダー車に不具合が見つかりました。運の悪いことに、その不具合がある部品は1から設計し直さなければならなくなったので、C57 180の運転は来年7月までお預けということで。
悪い事は続くもので、「SLパレオエクスプレス」は、9月27日の検査でC58 363に不具合が見つかって年内の運転は全てキャンセルとなってしまいました。運転再開は、早くても来年の3月ということで。
また、真岡鐡道は、利用客の減少で財政が厳しくなったので、2台あるSLのうちC11 325を手放すことになりました。
そんな中、東武鉄道は、「SL大樹」の運転に万全を期すため、C11 1を新たに導入するとのことです。
それでは、2018年7月14日以降の磐越西線のDL列車などについてみてみましょう。
2018年7月14日。「SLばんえつ物語」は、DE10 1680牽引の臨時快速として運転されました。普通車は自由席の扱い(指定券を持っていた場合、そのお客さん優先)で、指定券は着駅などで払い戻しとなりました。
8月18日からは、全車指定席の「DLばんえつ物語」となりました。19日は「カシオペア紀行」の運転のため、1番線に変更となりました。
2018年9月23日。「DLばんえつ物語」は3番線からの発車となり、入線直後にキハ47と並びました。
しばらくすると、カモレと並びました。
2018年10月6日は、新津駅1番線にてDE10 1680牽引の「ぷらっとホームBAR」として開放されました。
一方、DE10 1700は転車台で回っており、7、8日の「DLばんえつ物語」の牽引機となりました。
2018年10月27、28日は「紅葉ハロウィントレイン」となりました。27日は連結器のトラブルで、入線したのが9時53分頃に。
新津駅2、3番線には、オコミとオコジロウが出動。
11月3、4日は、DE10 1680牽引の「紅葉ばんえつ物語」で運転されました。
11月10日は、SLばんえつ物語用客車は、「EL日本海庄内号」で運転されました。
安全のため、広い所まで下がりました。
この日の牽引機はEF81 97。今年の7月に田端から長岡に転属してきたのです。
「EL日本海庄内号のサボ。黄金色の鳥海山に稲穂。
2018年12月8日。新津駅2、3番線の記念撮影コーナーはクリスマス仕様。
果たして、「DLクリスマストレイン」は9時43分頃に入線。牽引機はDE10 1680。
間もなくして、カモレと並びました。
サボを。オコジロウとオコミのサンタ。この日は文字通りのホワイトクリスマス。
10時5分頃に信越線439Mと並びました。
垂れ幕は、新津駅職員の手作り。サンタ姿のオコジロウが登場。
228D遅れの影響で、12分遅れの10時17分に会津若松に向けて出発しました。
2018年下半期のSLばんえつ用客車は以上です。これらは、本来であればC57 180が牽引するはずだったジョイフルトレインです。C57 180の故障がなければ、「ぷらっとホームBAR」も「EL日本海庄内号」もなかったのでしょう。来春は果たしてどうなることやら。C61 20などでの出張運転もあるかもしれません。C57 180の1日でも早い復帰が待たれるところです。
次は、「師走の南武線駅巡り」をお伝えします。