徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

今日は、「念仏の口開け」・・・?

2013年01月16日 10時50分06秒 | 今日は、何の日

1月5日から2月3日までを”寒の内”といいます。
いわゆる”寒中”です。
小寒の初めから大寒の終わりまでの間、1年で最も寒さの厳しい期間です。

15日は、小正月と言われ、また女正月とも云われいますが、さて・・・今は死語なようです。
16日は、藪入りです。  住み込みで働く人たちが実家に帰ることで、宿下がりともいいます。
どうやらこれも死語となっているようです。

さて、16日は、これも死語になっているのでしょうか、”念仏の口開け”です。

年が明けて初めて仏様を祀って念仏をする日だそうです。
正月の神様が念仏嫌いであると言うことから、12月16日の”念仏口止め”からこの日まで正月の間は念仏を唱えないこととされています。

 

 
     昨年の水彩画から   一昨年秋に訪れた丹波路洞光寺にて   F8  

この日、地獄の釜の蓋が開いて、鬼も亡者も休むとされる日でもあります。
”初閻魔(はつえんま)”と言うらしいですが・・・・これも死語???
これら、僕だけが知らないだけなのでしょうか・・・・

今は死語になって使われない言葉も、その昔のある時期は流行語であり、季節にあった言い伝えや生活に密着した言葉があります。
その死語となっているものを考えると、その時代の人達の生活や考えが分かるような気がします。
今は、死語になっているとは言え、その当時の事を考え、今にも生かしていきたいものです。


仕事納めは、なぜ28日なのでしょうか??

2012年12月28日 13時36分18秒 | 今日は、何の日

今日は、”仕事納め”です。
この仕事納めの日というのは、主に官庁での話で、”御用納め”というのが正しいようです。
最近は、多くの企業では、仕事納めと称して、1年の締めくくりをしています。

では、なぜ12月28日が、仕事納めの日になったのでしょうか?
別に27日でも29日でも良かったのでは・・・・・

日本の行政機関では、「行政機関の休日に関する法律」*があり、その第1条には、 次の各号に掲げる日は、行政機関の執務は原則として行わないものとするとあり、その第3項に、12月29日から翌年の1月3日までの日。とあります。

*「行政機関の休日に関する法律」は、昭和63年12月13日の法律第91号


この法律では、12月28日は、御用納めとも仕事納めとも書いていないのですが、29日から休みのため、28日が仕事をするのは、本年最後の日ということで、このような呼び方をしているものと思われます。

    
      去る11月に訪れた金沢にて、  ”雨のひがし茶屋街” F8号 水彩画 

 

元々、1873年(明治6年)から官公庁は12月29日から1月3日までを休暇とすることを、太政官布第2号「休暇ヲ定ム」に、1月1日から3日、6月28日から30日、12月29日から31日までと決められていました。
6月の休暇は、すぐに取り消されたようですが、何のための休暇なのか不明です。

このように、日本の官公庁では、明治6年から12月29日から1月3日までは、休日と言うことを法律で定められていました。


ハロウイーンには、なぜカボチャが・・・・

2012年10月31日 10時56分14秒 | 今日は、何の日

今日は「ハロウイーン」だそうです。
最近、ハロウイーンのイベントなどが行われ、商魂たくましくあちこちで盛んに「かぼちゃ」が飾られています。

「ハロウイーン」とは、何なんでしょうか?
そして、なぜ「カボチャ」なのでしょうか?

              

10月31日は「ハロウイーンの日」だそうですが、日本では、あまり馴染みがなかったのですが、最近は商売に使われて、一般的に、名前だけは知られるようになってきました。

東京デイズニーランドでも1999年までは、「ハロウイーン」のイベントは行われていませんでした。
それが2000年以降、徐々に秋のイベント化してきました。

11月1日がキリスト教の全ての聖人の祝日「万聖節」で、その前夜祭が「ハロウイーンの日」なのです。
アメリカなどでは、この日の夜、カボチャをくりぬいてランタンを作り、魔女やお化けに変装した子供達が家を回ってお菓子をもらう習わしがあります。

古代ケルト人の秋の収穫の祝いと悪魔を追い払う祭りが今に伝えられているものです。
現在では、本来の宗教的な意味合いはほとんど失われ、アメリカなどでも民間行事として定着してきているようです。
古代ケルト人の1年は、11月1日から始まりますので、日本で言えば、大晦日とお盆と、そして秋の収穫を祝う秋まつりが合わさったような感覚だったのではないでしょうか?

   
           ハロウイーンには、色々なスイーツが・・・・・            

では、なぜ、カボチャなのでしょうか?
昔、アイルランドにジャックという酔っ払いの悪人がいました。
彼は、死後、天国から追い出され、悪魔にも嫌われ、地獄からも締め出されました。
ということで、彼の魂は、永遠に世界中を放浪することとなりました。

その時に暗い足元を照らす為に「蕪(カブ)」をくりぬいてランタンを作ったという話が、アメリカに渡ると移民たちは、アメリカでは沢山作られていた「かぼちゃ」に、話を変えていきました。

それが、今では、「かぼちゃ」が一般化され、それがかぶり物になったり、色々な食べ物になったりするようになりました。

    

日本では、キリスト教の行事の一つで代表的なものとして「クリスマス」が知られていますが、この「ハロウイーン」もそのようになりつつあるようです。
が、あくまで宗教とは関係なく、イベントとして、お祭りとして、そして商売として行われるのではないでしょうか。

同じキリスト教でも、これらの行事は、カトリックの行事と思われていますが、無関係だと考えているキリスト教の人もいますので、宗教色で語るのは、あまり良くないのかも知れません。

一方、今日10月31日は、宗教改革記念日でもあります。
1517年のこの日、ドイツの宗教改革家 マルチン・ルターが95カ条の意見書を公表し、この日を新教の始まりとして記念するプロテスタント系教会の祭りの日でもあります。

 

 


秋の入口の神無月の語源とは・・・

2012年10月17日 15時20分15秒 | 今日は、何の日

神無月(10月)も半ばを過ぎましたが、秋の入口であり、冬の始まりと言うのに、まだまだ本格的な秋の気配はまだのようです。

英語ではの月名、Octoberは、ラテン語で「第8の」と言う意味だそうです。
それは、紀元前で使われていたローマ暦が3月起算で、10月は3月から8番目という意味だそうです。

日本では、旧暦の10月を神無月(かんなづき、かみなしづき)と呼び、現在でも10月の別名としています。
では、どのような語源から「神無月」と言われるようになったのでしょうか?

 醸成月(かみなんづき)・・・・新穀で新酒を醸す月
 神嘗月(かんなめづき)・・・・新嘗(にいなめ)の準備をする月
 神な月(かみなづき)・・・・・・「神の月」の意。

一般的には、出雲大社に全国の神様が集まって一年の事を話し合う為、出雲以外には、神様がいなくなる月の意味と言われ、出雲では神在月と言われています。
しかし、出雲に行かずに行かず、家や村に留まる留守神も存在し、すべての神が出雲に出向くわけではないとも云われています。

 

 
   水彩画 F30号 「仲良し地蔵さん」 今年の春、中山寺にあるお地蔵さんを描きました。

 

さて、10月は、朝夕には冷気が草の葉に凝り、山の木々の葉も色づき始めます。
二十四節気では、10月8日は、寒露といい、10月23日は、霜降といわれ、北国では霜が地を白く飾り始めるころと言われています。

白いと言えば、秋の色は五行説では”白”です。
色なき色といわれる白の季節に吹く風であることから「色なき風」と呼ばれています。
ただし、絵画の世界では、白も色なのですが・・・・

さて、10月15日から17日まで、宮中や伊勢神宮では、神嘗祭(かんなめさい)として、その年に収穫された穀物や新酒を神に捧げ、皇室の御繁栄と国家安泰、五穀豊穣、国民の平安を祈る古くからある祭礼です。

 ちなみに、10月17日にも色々な記念日があります。
貧困撲滅のための国際デー・・・・1999年の国連総会で制定されました。

貯蓄の日・・・・文字とおり、貯蓄増進を図ることを目的に制定されました。

上水道の日・・・・・1887年(明治20年)横浜で初めて近代的上水道による給水が開始されました。

その他に、沖縄そばの日、カラオケ文化の日、があり、また、毎月17日は、国産なす消費拡大の日
とかいなりの日(語呂合わせ)などがあります。


 


今年もコスモス畑の種まきをしてきました。

2012年09月03日 16時15分32秒 | 今日は、何の日

武庫川の河川敷のコスモス畑の種まきが今年も行われました。

コスモス畑も今年で10周年を迎えるそうです。
当初の予定は、9月1日(土)でしたが、朝にゲリラ豪雨があり、今日になりました。

今年は、この豪雨があちこちで頻繁に発生しています。
毎日のように、あちこちで大雨注意報とか警報が出ています。

これらの現象は、日本が熱帯気象に変わってゆくのではないかとも云われており、異常気象、温暖化の影響とも云われていますが、今一つはっきりしたことが解明されていないということです。

昨年も9月3日の予定が台風の影響で9月8日になっていました。
どうも、自然の邪魔が入り、予定とおりにはいかないようです。

  
   ボランテアの人々        ならしして、種をまき、あともう一度土ならしします。

 

日にちが順延され、土曜日が月曜日になったお陰で、集まったボランテアの人が例年に比べ約半数でした・・・・・
そのため、例年の2倍の仕事量があり、暑さのため少しグロッキーとなりました。

今年も、10月中旬から11月中旬までコスモス畑を楽しむことが出来ます。

 

 
  夏空の下で・・・・              
7区画に分かれて、種まきが行われました。

 

昨年の9月8日は、”白露”でしたが、今年の”白露”は9月7日だそうです。
この”白露”とは、夏の暑さが去り、朝の草の葉に露が結ばれる日だそうですが、今の状態では、朝晩は少しはましにはなりましたが、「露」には想像がつきません。


さて、今日は、ドラえもんの誕生日だそうです。
2112年のこの日、藤子・F不二雄氏原作のドラえもんの主人公が誕生する、ということです。
つまり、2012年の9月3日は、ドラえもんの誕生 100年前です。

また、今日は「ホームラン記念日」です。
1977年(昭和52年) 後楽園球場で巨人の王貞治選手が通算756号ホームランを打ち、アメリカの大リーグ ハンク・アーロンが持っていた世界記録を更新した日です。
ちなみに、王の最終記録は、868本です。

そして、今日は、草野球の日でもあります。
「9」「3」を「く」「さ」と語呂合わせから、そう言われています。

明日から、阪神・巨人戦が甲子園で行われます。
今年の阪神タイガースには、ホームランが少なく、もう一つ迫力がありません。
試合内容も「草野球」と言われないように、して欲しいものですが・・・・・


明日8月7日は、立秋 涼風至る・・トラには寒風が・・・

2012年08月06日 20時03分03秒 | 今日は、何の日

連日、暑い日が続いています。
でも、暦は、毎日動いており、秋に近づいているはずなのですが・・・・・

8月7日は、立秋で、暦の上では、秋です。
立春から半年が経ち、この日から立冬の前日までをとされています。

つまり、暑さ極まる日だそうで、極まれば、あとは衰えるのみです。
暑中の見舞いは、この日を境に残暑の見舞いへと変わっていきます。

  水彩画 彦根城にて   F8号

立秋は、大暑(7月23日)から数えて15日目頃。
朝夕が涼しくなり、秋の気配が立つ日と言われていますが、現状では、そのような気配はありません。

8月23日は処暑で、夏の暑さが衰え始めるころとされ、秋とされていながら、マダマダ厳しい残暑が続きます。

8月13日~15日  盂蘭盆会、

そして、8月6,9日は、広島、長崎への原子爆弾が投下され、15日は終戦記念日です。
毎年の事ながら、この時期には、原爆の怖さ、戦争の愚かさを叫ばれます。
願わくば、この時期だけではなく、もっと具体的に動きが出て、犠牲者への追悼と、平和の有り難さとその維持が続きますように願わざるを得ません。

8月8日からは、全国高等野球選手権試合も始まり、暑い夏に暑い戦いが繰り広げられます。

 

蛇足ながら・・・・

8月ともなれば、プロ野球は、残り試合50試合前後となり、AクラスとBクラスの色分けがはっきりしてくる季節でもあるのですが・・・・

トラに関しては、熱くなれ と言っても、熱くなることなく、既に 秋風が吹いています。
13試合目の完封負け、11年ぶりの15の借金、秋どころか、寒風が吹き荒れる冬が訪れています。

 

  今年のチームスローガン  なにか恥ずかしい感がします。

 

トラに関して言えば、残り試合は丁度50試合となりました。

15の借金を返すには、残り50試合を33勝17敗で、最終的に68勝67敗9引き分けとなり、5割は維持出来ます。
単純に計算して2勝1敗のペースで5割に到達するのですが、現状のトラの調子であるなら、ほぼ無理な数字です。

現在、ロンドンオリンピックがたけなわです。
日本人の活躍もあり、オリンピックの方が見ていて感動が得られます。

それだけ、トラの試合には感動もなく、魅力が無くなっています。
日本人のメダルには、団体でのチームワークの勝利が、多く、見ていてその団結力、結束力に魅せられます。

翻って、我がトラには、その気配すらありません。
個人が勝手に闘っているように見受けられ、そこには、感動も魅力もありません。
ここを、監督以下全ナインが、残り50試合をどう闘うか、そして、将来への希望ある球団へと変貌出来るか、見守りたいと思います。

この8月という月は、色々な意味において、考えさせられる月でもあります。


衣替えも歴史が・・・・

2012年06月01日 12時10分18秒 | 今日は、何の日

6月は、衣替えの季節です。

この衣替えは、平安時代から始まった習慣だそうです。
当時は、中国の風習より、4月1日及び10月1日に服を着替えており、このことを「更衣」と言っていました。
この「更衣」と言うのは、当時天皇の着替えを担当する女官の職名で、後には天皇の寝所に奉仕する女官で女御に次ぐものをさすようになり、一般では「更衣」と言うのは使われなくなったようです。

「更衣」の代わりに、”衣替え”と言うようになり、江戸時代から、衣替えは、日本の気候に合わすように4月1日を6月1日に改めました。

この”衣替え”の風習、習慣は、中国生まれではあるのですが、今では日本独特のものになっているようです。


  
      昨年夏に訪れた上高地を描きました。 F10号              


衣替えとは、季節に応じて学生や企業の制服を変更することですが、そこにも歴史があります。
平安時代は、宮中行事から始まりました。
当時は、服だけではなく、手に持つ扇も季節によって決められていたようです。

鎌倉時代に入ると、部屋の調度品なども代えられ、江戸時代になると、着物の種類も増え、幕府は公式に年4回の衣替えでの出仕を制度化されました。

明治時代になると、衣替えは、洋服を役人、軍人、警察官の制服を定めました。
太陽暦が採用されると同時に、夏服を6月1日~9月30日まで、10月1日~翌日5月31日までを冬服と定められました。

やがて、これが、学生服に、そして一般の人にも定着していきました。
と言うことは、一般庶民が衣替えをするようになったのは、明治になってからのようです。


”衣替え”といえども、歴史があるのです。

なお、6月1日は、衣替え以外にも色々な記念日になっています。

気象記念日、写真の日、真珠の日、氷の日、万国郵便連合再加盟記念日、NHK国際放送記念日、
電波の日、ねじの日、チーズの日、チューインガムの日、麦茶の日、バッジの日、梅の日、
防災用品点検の日、スーパーマンの日・・・・・・・・

よくもこれだけ、決めたものと思われますが、それぞれそれなりの理由があります。
また、機会があれば、なぜその記念日が出来たかを書いてみたいと思います。


今日は、”円の日”です。

2012年03月04日 11時11分26秒 | 今日は、何の日

3月に入り、気候もすっかり春めいてきました。
梅のたよりもちらほらと聞こえてきます。
昨日は、桃の節句でしたが、今日3月4日は、”三線の日”、サッシの日”、”ミシンの日”それに”円の日”だそうです。

1869年(明治2年)明治政府が貨幣を円形として金銀銅の貨幣を鋳造する円貨の制度を定めたことに寄ります。

日本の貨幣が、円という名称になったのは、なぜでしょうか?

                

1、楕円形、方円、円形などの貨幣形状をすべて円形に統一することにしたので、円と名付けた。
2、江戸時代末期に知識層の間で金貨の単位の「両」を「円」と呼ぶ習わしがあり、
  佐久間象山が勝海舟に宛てた手紙の中に「円」という表現があり、この呼称を明治政府が採用した。

3、中国では、昔 銀は鋳造せず、塊で貨幣として扱われていました。
  18世紀に入り、スペインから鋳造した銀の貨幣(洋銀)が流入し、その形状から「銀円」と呼ばれ
  、それがそのまま日本にも流入し、日本もこれを真似て通貨単位を「円」と改めた。

諸説色々ありますが、上記3が真相と言われています。

ちなみに、中国の「元」の正式名称は円だそうです。
といってももともと、円は中国から来たものですから、中国が本家なのでしょう。

韓国の「ウォン」も円の朝鮮語読みだそうです。

中国語では、日本の円は「日元」、米ドルは「美元」、ユーロを「欧元」といい、ここも中華思想が現れています。


今日は、小寒、一番寒い時期が・・・・・

2012年01月06日 09時42分45秒 | 今日は、何の日

今日1月6日は、小寒です。
今日から2月3日の節分までの期間は、1年で1番寒い時期と考えられて「寒中」と呼ばれています。

ということで、      ”寒中 お見舞い 申し上げます”


今日以降の1月の歳時記・・・・・・

1月 7日(土)   七草かゆ                 
1月11日(水)   鏡開き
1月15日(日)   小正月
1月21日(土)   大寒
1月23日(月)   旧正月

    
     春日大社のおみくじ                     我が家の床の間です
   ”大吉”だったので持ち帰りました。      今年のトラも掛け軸のように吠えて欲しいですね。          
 
七草がゆーーー七草の節句とも云われる通り、現在でも「七草粥」を食べて祝う行事です。
           江戸時代の公式な祝日であった五節句の最初の節句で、当時は七日の朝食に
           七草粥を食べました。
           七草は、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ。
           現在のように粥にして食べるようになったのは室町時代以降だそうです。

1月15日ーーー小正月は女正月とも呼ばれ、昔は対外的(公的)折衝は男の社会ですが、家庭内
           の活動は女性の社会という感覚が強く(今もそのようなところがありますが・・・・)
           大正月と小正月の役割の違いを云い現わしたものと思われます。

 1月23日ーーー旧正月は、旧暦の正月で、現在でも中国、台湾、韓国、シンガポール、ベトナム
           モンゴルでは、重要な祝祭日の一つです。
           なお、ベトナム、モンゴルはそれぞれ独自の暦があり、日付は、年によっては異な
           ります。


冬至かぼちゃと柚子風呂

2011年12月22日 10時50分09秒 | 今日は、何の日

今日は、1年で最も夜の長い日・・・・冬至です。
この日より、日が伸び始めることから古くは、この日を年の起点とも考えられたこともありました。

冬至は、二十四節気の一つで、度々このブログでも二十四節気について書いてきました。
が、今一度述べます。
太陰暦の日付けと季節を一致させるために考案されたもので、明治5年まで使用されました。
現在「旧暦」と呼ばれていますが、今でも季節の移り変わりをあらわす言葉として広く用いられています

寒さは、来年1月5日ごろ、二十四節気の「小寒」から節分までの期間が「寒」で、寒さはこれから本番となります。

この冬至には、冬至南瓜(かぼちゃ)と柚子風呂という習慣が残っています。

             

”かぼちゃ”は、金運にも通じ、保存が出来、保存中の栄養素の損失が少なく、この時期の貴重な栄養源となりました。
”かぼちゃ”の栄養成分の特徴は、何と言っても”カロチン”を多く含んでいることです。
”カロチン”は、体内でビタミンAにかわって、肌や粘膜を丈夫にし、感染症などに対する抵抗力をつけてくれます。

「冬至にかぼちゃを食べると風邪がひかない」といわれるのはこのためです。

ちなみに、”かぼちゃ”は16世紀中ごろ、ポルトガル船に乗ってカンボジアからもたらせ、”かぼちゃ”の名は、この時の伝来先に由来しています。

    過去の水彩画作品① 2008年9月作 F8号

柚子風呂は、無病息災を祈る行事で、5月5日に「しょうぶ湯」と同様「願掛け」なのです。
では、この時期、なぜ、柚子 なのでしょうか?

柚子がこの時期、旬を向かえることにもよるのですが、まず、”ゆず”には「融通(ゆうずう)が利くように」という願いが、ダジャレで込められています。
ダジャレと言えば、この風呂に入る湯治(とうじ)には、この時期の冬至にも懸けられているのです。

柚子は、血行を促進させ、身体を芯から温められ、新陳代謝も活発になり、疲れや痛みがとれ、冷え性にも効果があります。
まさに、柚子風呂は、この時期にはなくてはならない習慣となったようです。