徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

トラ 今年こそARE(アレ)を掴めるのか・・・

2023年02月07日 13時49分18秒 | 野球・タイガース

2月に入り、プロ野球もキャンプインし、いよいよ球春が高まってきました。
まして、今年はWBCが3月に開催され、多くの大リーガーの参加もあり、関心はますます増えてきました。

今年のトラにも多くの新しい顔がそろっています。 
みんな期待大ですが、その中でも僕なりに期待するのは、スタッフが刷新されたことです。



プレーはなにもコーチがするわけではないのですが、選手を動かすのは、監督はじめコーチ陣で、適切な助言と作戦を駆使して、いかに選手の長所を伸ばすことが出来るか、それが側面から出来るのがスタッフであると思います。

それに、キャンプ中には、岡田監督の門下生ともいわれる臨時コーチにも期待がたかまります。 野手では、赤星氏が昨日まで、あと鳥谷氏の名前が挙がっています。投手は、誰なのでしょうか・・・昨年は山本昌でしたが・・・

勿論、それには、昨年の課題の解消、つまり守備陣の強化が大きなウエイトがおかれているのは当然でしょう。

  
   ドラフト新加入選手               カイル・ケラー

次に、助っ人にも期待がかかります。
(この時期、毎年のことながら、あれもこれも期待ばっかりが大きくなりますが・・)

昨年の助っ人は、抑えのカイル・ケラーを残して全員解雇しました。
ややこしいことに、同じ投手で同じ名前のケラーが新規加入したことです。
なお、新規加入のブライアン・ケラー 背番号24 は先発要員らしいですが・・・

ケラー以外の新規加入には、投手でジュレミー・ビーズリー 右右 背番号99
野手で、ヨハン・ミエセス 右右 外野手 背番号55
シェルドン・ノイジー 右右 外野手 背番号7

   
    ビースリー       ミエセス        ノイジー
  

守備陣の強化の一環として、佐藤の3塁固定、大山の1塁固定を掲げ、外野にはセンター近本が決まっているだけで、あと2つのポジションは、この外人と若手で競い合うことになります。 守備の固定は、打撃に集中することも目的で、攻守両面の効果を狙っています。
打撃のレベルアップは当然のことなのですが・・・

 
中野がセカンドにコンバートともなると、ショートは今のところ小幡が有力視されています。
それを狙うのは木浪や北条だけではなさそうです。 熊谷や遠藤も・・・

どちらにしても、AREを目指すトラとしては、エラーを減少して、しょうもない失点を防がなくてはなりません。

これらを達成するためには、このキャンプでの見極めが今季の展望に大きく影響することに違いありません。

         

今年のチームスローガンは「ARE(あれ)」です。
なぜ、優勝といわず”あれ”といったのか・・・どうやら昨年のトラウマがあったのではと思いますが・・・

そこで”あれ”を次のようにこじつけたようです。
つまり、「Aim Respect  Empower」
「目標に向かって、野球に対する敬いの気持ちをもって、個々がパワーアップすることで最高の結果を残す」ということだそうです。

蛇足ながら、その通りになれば良いのですが、”アレ”が”あれ~”にならなければ良いのですが・・・


トラ、6連勝は本物か、5月反攻はあるのか・・・

2022年05月02日 16時37分10秒 | 野球・タイガース

昨日(5月1日現在)31試合消化した時点で、10勝20敗1引分、勝率0.333 となり、借金10と減りましたが、まだまだ先は長く6連勝してもまだまだ不明です。

  
 

でも6連勝は一体何が起こったのでしょうか・・・
1週間前(4勝19敗1分)には考えられなかったことです。
といって、これが本物なのでしょうか・・・

昨年の31試合目(5月4日)では、22勝9敗の勝率7割でした。
戦力的には、昨年と大きく違うのは、クローザーのスアレスが退団し、その変わりと補充したのがケラーで、これが大誤算となっています。
また、勝負強いサンズを退団させ、マルテとロハスを残したのが誤算だったのです。

  
      
            4月30日 勝利投手 渡辺初勝利     5月1日 勝利投手 今季初勝利    

この今年の不振は、監督のキャンプ前の退団表明と開幕の7点差を逆転負けした”しこり”が尾を引いているとか、色々言われていますが、僕的には、それらを含めて、昨年の実績の過信があり、こんなはずでないと迷っての戦いであったと思うのですが・・・

であるなら、この期に及んでは、開き直りと、過信ではなく地道に自分を信じて普通通りすれば自ずと良い結果に出てくるのではないでしょうか・・・
実力的には、他球団とそん色ないと言われており、あとは采配と選手のやる気に尽きると思いますが・・

投手陣については、勝ちパターンの投手継投策が確立できれば、勝利も見えてきます。
巨人戦では、青柳の完投、があり2,3戦とも終盤の大量点で勝利の方程式は温存できましたが、岩貞とか渡辺とか色々投手を調べられたので今後の投手陣に余裕が出てくるのではと期待したいです。

    
  開幕、コロナで遅れたが、その後取り返す  キャンプ前に今季で退団を発表 物議が

打撃陣では、昨年31試合目での打率は0.263だあったものが、今年は0.233と大幅に悪くなっており、全体に各打者とも低調だったものが、この巨人3連戦では各打者とも上昇気味でこの状態が続けば、打率も向上するものと思われます。

その他、昨年との違いは、エラーが少なくなっているということですが、記録上のエラーは少なくなっているが、記録に出ないエラーは相変わらずで、これをなくさなくてはチームの上昇は見込めないでしょう。

エラーや打撃不振の原因の一つとして、守備や打順をコロコロ変えたり、一貫性のない采配は選手に負担がかかり、失策、ミスの原因となります。
出来れば、打順や守備位置をある程度固定するのが望ましいと思いますが・・・。

つまり、勢いだけではなく、作戦、采配、選手の特性などを駆使してゆくことが反攻出来のではないでしょうか・・・
希望的観測として、2勝1敗ペースでも5月中の5割は難しく、6月一杯までには5割達成してほしいものです。


トラ、昨年の問題点と反省② と 今年の課題 ーその1ー

2022年02月09日 19時14分03秒 | 野球・タイガース

昨年の12月の当ブログ、トラの問題点と反省①、を記載した時点からチームの状態が大幅に変わってきました。
昨年12月の時点での問題点は、
1,先発陣の崩壊、2.守備の乱れ、3.打順が定まらない、4.代打陣の不振、
5.人材不足(代走は多くいるが、専門守備要員や代打要員)
6.采配の迷走、7.後半の失速(好、不調が極端)・・・

監督もコーチ陣もほとんど変わらない中、キャンプや監督はじめのコーチ陣の指導、指示などで変わることが出来るか・・・
そのキャンプが始まりました。

 
  2022年のキャンプ始まる             今季限りで退任を発表した矢野監督

その前に、矢野監督の異例の発表がありました。
今季終了をもって退任するということですが、果たしてこれがチームにとって、選手にとってより良い結果を生むのでしょうか・・・

各選手の思惑を推測することは出来ませんが、僕的には決して良かったとは思えないのですが・・・

勿論、選手は、自分のプレーに専念し、監督が1年で変わるということは意識しないで毎日のプレーに専念することと思いますが・・・そうは単純なものではないと思います。

早くも8日には、日本ハムとの練習試合が行われました。

  
   8日 対外試合初のホームラン 大山       8日 2安打の佐藤輝  

日本ハムの選手は、どのプレーにも必死に取り組んでいるように感じました。
本来の守備位置と違う守備を守らせるという奇抜なことが、反対に選手に意気込みを与えたのでしょうか。
トラも真剣に取り組んでいるのでしょうが、表面に現れてないように思われ、日本ハムは、ビッグボスの教えが浸透したのでしょうか・・・
監督の今季での退任と試合の取り組み方が今季の課題になってくるのかも知れません。

 
   5日 紅白試合 藤浪からホームランを放つ佐藤輝 今季、二人の活躍がカギを握るか・・・

まだキャンプは始まったところですが、このキャンプで昨年の問題点をいかにして解消してゆくのか、そして今年の新たな課題として救援陣、ストッパーをだれにするか
が最大の課題でしょう。

 


2021年、トラの問題点と反省(1)

2021年12月26日 10時23分34秒 | 野球・タイガース

来期のスローガンが発表されました。
それを読んだとき、一瞬理解できませんでした。
「イチにカケル!???」

     


これはスタッフ、選手が参加したスローガンミーテイングを行い、チームが目指す方向性など意見を集約した結果だそうです。
選手から「イチ」を大事にしたいという意見から「1番」への思いを共有しており、「1勝」「1球」「1歩目」「ワンチーム」などの意味もこめたものだそうです。

このスローガンの意味は、ここまで聞いて一応納得できましたが、当初は、カケルとは、「欠ける」「掛ける」「懸ける」【駆ける」・・・どういう意味???

こんなことを思ったのは僕だけでしょうか・・・一瞬の理解力がないのかな・・・
当然ながら1番つまり優勝に「懸ける」という意味とは分かるのですが・・・・

     
  佐藤の不振がトラのブレーキに・・ 来期も期待される青柳・・・


大体、スローガンとは、読んだ人が誰でもすぐイメージできるものでなくてはならないと思うのですが、あまりにもあれもこれも多くの意味を込めすぎです。
このスローガンはまだ、「イ」と「チ」の間に「ノ」を入れて「命にカケル」とも読むとか「ル」も「心」とも読むのだそうです。

余りにもあれもこれも盛り沢山な思いを込めるのも良いのですが、それではどこに重点をおくのか、それは、それぞれ各選手の思いなのでしょうが・・・

      
     ルーキー3人衆 打の佐藤輝、投の伊藤、守の中野 来期も今季以上の
     活躍が期待されます。

今年の問題点は、先発陣の崩壊、守備の乱れ、打順が定まらない、代打陣の不振、人材不足、その上、采配の迷走が言われています。

エラーの原因は、守備位置がコロコロ代わり、固定化されず、練習不足もあるのではないかと言われています。
また、打順が決まらないので、準備が出来ず、また攻撃パターンの選択が自身で出来ておらず、指示待ちの状態ではないでしょうか。

これらは、采配の迷走が原因していると言われ、来期のスローガンと同様に余り多くを求めて、結局2兎追うもの1兎も得ずで、得るものがないのではないでしょうか?

来期は、総花的ではなく、ある程度重点的に集中したプレイをして欲しいものです。
もちろん、色んなポジシヨンが守れる、走攻守とも優れているというのとは違うのです。 

また、他に、気になるのは代打陣が手薄であったということ。
走塁も大事ですが、代打陣に熊谷や植田では、代打としては迫力不足で、原口、糸井も今一つ確率的に弱く、相手を臆する爆発力とはなりませんでした。

今年の勝負どころでのトラブルと言えば、「サイン盗み疑惑」があり、その時の監督はじめ首脳陣の言動が益々問題を大きくしました。
それにより、より相手の株が上がったようです。
この問題は、微妙で、場合によっては永久追放になるという危険性をもっと真剣に考えなくてはなりません。 

それ以降、(7月6日)から7,8月の成績が落ちたのは、これが原因だったのでしょうか。7,8月の不振は、何もオリンピックだけのセイだけではないのでしょう。

月別勝敗記録 

3.4月 20勝9敗  5月 11勝6敗2引分  6月 12勝10敗1引分
7月  5勝8敗  
  8月 7勝9敗      9月 10勝9敗4引分
10月 12勝5敗3引分
  以上から負け越した月は7,8月それぞれ2つの負け越しでした。
  最後の追い込みの10月は7つもの勝ち越しているのに・・・ 

前半は好調だったが、後半は減速しました。
勝敗的にはあまり大きな落ち込みはないのですが、肝心なところでの連敗(広島に3連敗を2度)があり、ヤクルトの追い込みについてゆけなく、最後に僅かな差で突き放されました。
また個々の選手も、好、不調が極端で、不振が目立ちチグハグナ攻めや守りがあった原因は一体なぜなのか、この失態を来期に持ち込まないようにして欲しいものです。

 


トラ、あっけないCS終焉・・がっかり

2021年11月09日 19時40分25秒 | 野球・タイガース

余りにも不甲斐ない負け方での終焉でした。
基本をおろそかにしたツケが出ました。
首脳陣も選手も恥を知らなくてはなりません。
トラファンも恥ずかしい思いなのですから・・・・

まず、短期決戦には、それなりの戦い方があると言われており、それを忠実に実践したのが巨人で、見くびった戦い方をしたのがトラではないでしょうか。

 11月6日
 

 11月7日

11月6日は、9安打の巨人に対して5安打のトラ・・失策なくタイムリーもなかったトラ、0敗負け
11月7日は、11安打のトラが2点、7安打の巨人が4点・・そしてトラには2つのエラー・・これが勝負を決めた。シーズン中もこんな現象はよく見かけました。

相手は、シーズンで負け越したチームであり、ましてやトラ自身も巨人に勝越したとか・・4番バッターがいないとか・・何かと優位性だけで、短期決戦ということを忘れシーズン中の自分の野球をすれば勝てるという思いあがった気持ちがあったのではないでしょうか・・(と思われても仕方がないのでは・・)

過去に、短期決戦で弱く、幾度も負けているのを要は学習能力が出来ておらなかったのではないでしょうか・・・

                   
8人の助っ人も使いこなすことが出来ず、来期は、退団のうわさが、それも同リーグに? 退団は梅野もうわさが・・いかにくい止めるか、ストーブリーグの見ものになるか?

 

あの2008年を悔しい思いを忘れたというより、その自分のベテランがあらず、その悔しさを伝えるべき監督がそれを問題視しなかったとおもわれます。

あの年は11ゲーム差をつけながら、巨人に追いつき追い越されての2位阪神と3位中日のCSも1勝2敗で敗退。2010年は2位阪神と3位巨人のCSも3位巨人に0勝2敗で敗退。2013年も2位阪神、3位広島で0勝2敗で敗退2015年も、2017年もCSフアストステージで敗退、2019年は唯一2014年は2位阪神が3位広島に1勝1分で勝ち越し、フアイナルで巨人に4勝1敗で日本シリーズに進出しています。
この14年間でCS進出が5回、そのうちファイナルCS進出は2回でした。

  
   佐藤輝、中途半端な使用だったのか・・                      ルーキー中野の活躍もエラーが・・   
 長引くスランプを止めるコーチ陣はいなかった?           ポジション別エラー数はワーストの17

 
現状から、少なくとも打撃コーチと内野守備コーチを、臨時コーチではなく、過去の阪神の実情が分かり、実績のある人に願いたいものです。

何しろ、矢野監督になくて、原監督にあるのが、勝負勘なのです。
勝負勘とも勝負運かもしれないが、どちらにしても勝負に対する執念が口先だけでは勝てないということではないでしょうか・・・

  盗塁を見抜かれる・・
はっきりしたことはわかりませんが、言えることは、巨人の方が勝負勘が鋭いということ。
トラのサインは見抜かれても、トラは盗みに大恥が・・7月には近本のサイン盗みで大恥をかいた監督の言動は今も今年の恥の一部では・・・

今日(11/9) どうやら矢野監督の続投が正式に決まったようです。
決まった以上、来期は死に物狂いで頑張って欲しいものです。



トラ、優勝を逃がす・・・不思議な負けなし。

2021年10月28日 16時29分32秒 | 野球・タイガース

露と落ち、露と消えにし わが身かな 難波のことも夢のまた夢
あの秀吉の辞世の句をフッと思い浮かべました。
なにも天下を取った秀吉とは違いますが、トラに置き換えると
  露と落ち 露と消えにし 阪神かな 優勝のことも夢のまた夢

   
                     10月28日現在 
                        ヤクルトは残り2試合。


開幕ダッシュに成功し、快進撃を続け、向かうところ敵なしの前半戦で、今年こそは優勝は間違いないと思ったのですが、それも今年の夏までは・・・

しかし、東京オリンピッで中断され、あの勢いの流れが変わってしまいました。
でも、決してトラが負けが込んで追い抜かれたのではなく、相手の勢いの方がトラのそれよりも勢いがあったのです。


 五輪後 29勝23敗7分で最終的には77勝で貯金21の・・・
一方 ヤクルトは、五輪後31勝18敗9分でその間9連勝4引分という急激な追い上げにトラは屈したのです。

1番象徴的なのが怪物ルーキーと呼ばれ、桁違いのパワーでホームランを量産していた佐藤の勢いがピタッと止まると、トラの勢いも前半戦ほどではなくなり、ワーストの59打席連続無安打がブレーキになったのです。

   
   佐藤輝 今年は彼に一喜一憂     来年もエースの座を勝ち取ることが
   来年こそコンスタントにHRを     出来るか・・・青柳 13勝6敗 

しかし、五輪後の前と後では、主力メンバーが変わってしまったのも追い抜かれた原因の一つでした。
大山、サンズ、佐藤輝、梅野、そして最後には近本まであまりにも不調の期間が長すぎたのは、シーズンを通してのマネジメント力の差は歴然としています。
そのほか、マルテやピッチャーでは先発では西や救援陣では岩貞などが不調でした。

救援防御率がヤクルトの3.21に対しトラのそれは3.8、
奪三振数もヤクルトの1114に対してリーグ最低の984、

もう一つ、気になるデーターとして代打の成功率の悪さです。
ヤクルトの代打率0.256に対してトラは0.195。

   
            2008年 巨人の追い上げ     今年の貯金推移 ヤクルトの追い上げ



確か2008年も似たような状態で断トツで首位を走りながら、北京オリンピックでの中断後に失速し、最後は巨人に追い抜かれ優勝を逃がし、クライマックスシリーズでも3位の中日に敗れ、これが元で岡田監督が辞任に追い込まれました。

今年も、いやなことではあるが2008年の状態に似ており、これからのクライマックスシリーズ結果如何によっては、一波乱もあるかも知れません。
歴史は繰り返される・・・

いずれにしても、今から思えば愚痴ばかりになりますが、大山にしろサンズにしろ、毎年同じように後半にバテるのは、1年を通しての取り組みの甘さ、それを管理する首脳陣の管理の甘さが原因ではないでしょうか・・・

首脳陣たるものは、1年を通じての試合の展開を、その時その時だけではなく、もっと長期的な管理体制、体の維持を含め技術力の向上に努めなくては・・・と少し偉そうに描きましたが、首脳陣、コーチ陣の猛省を促したいと思いますが、一方、各チームに勝ち越し(広島は同数)勝ち数貯金はリーグ1番であったところは、首脳陣はじめ選手一同の努力の賜物とトラファンとして誇りたいと思います。


あかん、トラ、優勝でけへん・・・

2021年08月30日 19時46分36秒 | 野球・タイガース

8月29日の対広島戦が終了した時点で99試合、消化し、4月以来首位を続けていたトラは、一挙に3位に転落しました。

プロ野球では、引分数は試合数に計算されません。
勝ち数から負け数を引いた貯金はトラが14、巨人は13、ヤクルトの12を上回る順位は、勝率によって決まるため、トラが3位となるのです。

 


だからといって、引分を奨励するものではありませんが、要は負け数を少なくするということが大事になるのは、当たり前なのではないでしょうか・・・


それより、負け数が増えてきており、またその内容が悪く、トラの勝率が悪くなり、順位が落ちてきている状態を首脳陣は修正してきたのでしょうか・・・

開幕以来、今までうまく行き過ぎたようです。
4月以来、月を重ねるごとに負け数が増えてきましたが、その修正などが出来ていたとは思われないのですが・・・首脳陣の怠慢か、それとも各人の能力が・・・

       
   投手での最大の誤算は、100勝まであと1勝の西勇でしょう。 次の誤算は、藤浪か、先発か救援か


   月別の勝敗表
  3,4月 29試合 20勝9敗               勝率 0.689
    5月 19試合 11勝6敗2引分               0.579
         6月 23試合  12勝10敗1引分      0.5217
          7月     13試合  5勝8敗         0.3846
          8月  15試合  7勝8敗         0.4666
     計   99試合  55勝41敗3引分          0.5729   

当ブログの6月16日に、”トラ、あかん優勝してしまう”と書いたときは、交流戦が終わり、その交流戦の最後には6連勝した時の記事です。
この時も既に赤信号がでていたのですが・・・・

つまり、5月28日から6月5日までの13試合はオセロのように勝ち負けが日々入れ替わり、勝ち切れなかったのが、6月8日からの6連勝でそのオセロの悪い状態が見過ごされたのではないでしょうか・・・

  
  打者での誤算は、大山。4番が重荷に・・ 佐藤が打てばチームに活気が 


特に最近の広島の3試合の3連敗の試合に問題点が隠されているのではないでしょうか・・・

8月28日の広島戦、勝てない西勇の先発と好機に打てない大山が象徴した負け試合。
8月29日の広島第2戦目、経験の浅いルーキー村上の先発に12安打しながら6得点、その時おまけに四球は6個もあり、残塁11と効率の悪い攻撃陣。
8月30日の広島第3戦目、広島に昨年から8連勝中の秋山の先発、1回2アウト後、小園のフアストゴロをサンズがエラーし、その後鈴木誠也の2ランを打たれ、続いて坂倉にもソロを打たれ、このままズルズルと負けパターンにはいりました。
つまり、エラーがなければとつい愚痴がでてしまいます。

このように好機に打てない、エラーが失点につながる、先発投手が足らない、不調の投手や打者の修正はどのようにしていたのか、残り44試合はその課題をどのように戦うのか矢野監督の手腕が問われます。

 

 後半の采配の誤算?はマルテでしょうか   矢野監督、脱帽するのは早いですよ

 


トラ、前半戦を終えて・・ルーキー頼みの前半・・

2021年07月24日 16時06分04秒 | 野球・タイガース

コロナ禍の中、1部、某球団では、感染者が出るなど問題がありましたが、概ね日程的には大きな問題なく消化されたようです。

でも、トラでは、対広島3戦(5/21~23)は中止され、この中止された広島戦は、10月ごろに日程が追加され、雨で中止された試合をも含め日程がタイトになる可能性があります。

それは、ともかく、開幕からトラは順調にチームを作り上げてきたのでしょうか?
残念ながら、交流戦以降、投打とも必ずしも順調とは言えませんでした。

その中にあって、新人の佐藤輝や伊藤将、中野などの活躍は、極端に言えばトラがこの時期、1位にいるのも、これらの新人のお陰が多分にあると言っても過言ではないと思います。

 頼りになる今年のルーキーたち
    

ドラフト1位の佐藤輝 3/271号     ドラフト6位の中野  

  

  ドラフト2位の伊藤将       ドラフト8位の石井大智

前半戦終了時点(7/14)トラの勝敗は・・
   84試合 勝ち数 48 負け数 32 引分数 3  勝率0.593     
                  2位 巨人との差は、2.0
 月別勝敗は・・
  3,4月    20勝9敗       月別勝率 0.689
    5月    11勝6敗 2引分         〃   0.647     
    6月    12勝10敗1引分       〃   0.545
    7月     5勝 8敗                 〃         0.385
         ------------------------------------------------------------------------
                                     48勝33敗3引分        0.593

   以上より、開幕直後の4月は、かなりハイペースで勝ち星を稼いでいましたが、
 日を追うごとに負けが多くなってきたのが数字面でもはっきり表れています。

  
   交流戦の終盤 6/8~6/13  日本ハムと楽天の8連戦8連勝

特に交流戦の成績と、その後の成績では  ・・・・
 交流戦 18試合  11勝7敗  勝率  0.611  (5/25~6/13)
   交流戦後  24試合    9勝15敗      〃    0.375   (6/18~7/14)

つまり、5月までの勢いはなくなり、交流戦後は2ゲームしか勝ち越しがなく、大きく負け越してしまいました。

  

要因はたくさんあります。
まず、投手陣の崩壊が現れてきました。
先発陣だけではなく、救援陣も崩れ、その方程式も崩れてきました。

次に、打撃陣も一時の勢いがなく、特に3,4,5番が確立できず、得点能力が低下しています。

また、昨年から言われている失策の多さも一向に減っていません。

欲を言えば、優勝するには、やはり巨人を倒さなくては、たとえ優勝しても巨人に負け越すようなことがあれば、その値打ちも半減しかねません。
少なくとも諸手を挙げての喜びが出来なくなるのは僕だけでしょうか・・・
ということは、それだけ巨人の強さ、狡猾さを認めているからに他ありません。

  
    後半戦のカギを握るか・・ 打の大山と投の藤浪   

値打ちがなくなると言えば、あの近本の疑惑の動作とそれを指摘された時の矢野監督はじめ首脳陣の対応の悪さが、今後の戦局に影響されるかも知れないかと心配です。

つまり、既に結論されているのですが、なにかとマスコミの餌食にされないようにしなくては、他球団から疑惑の目を向けられるとも限りません。


本来の野球での勝負以外のことで神経を使わないようしなくてはなりません。


後半は8月13日から開始されます。
トラは京セラドームで広島3連戦から始まりますが、その間のオリンピック休みには、エキシビションマッチとして7月27日から8月10日まで12試合行われます。

この12試合は後半戦に勢いをつけるためにも重要な戦いで、この戦いで前半戦の崩れかかった体制を作り直さなくてはなりません。
ルーキーには、疲れが出ることを考慮してベテラン、中堅を絡めての持続性のある体制づくりを願いたいものです。

それには、クリーンアップの確立と勝利の方程式といわれる継投の確立を見据えて後半に備えてほしいものです。


トラ、あかん、優勝してしまう・・・

2021年06月16日 15時53分37秒 | 野球・タイガース

交流戦がペナントの行方を左右するといわれ、この期間の勝敗が今後の戦線に影響があると言われています。

その中、思いもかけず・・予想に反して!!!、タイガースが交流戦の後半に6連勝し、11勝7敗と勝ち越しました。

最後の6試合(対日本ハムと楽天のそれぞれ3連戦)の勝利は、強いタイガースがはっきり表れた内容で、あまりにもうまく行き過ぎたきらいがあります。

 
 6月13日 対楽天戦 貯金20   6月12日 この試合楽天の田中を攻略 
 この試合 6点はすべて2死から・・ 


それが後半のペナントレースに自信として現れれば良いのですが、そう上手くいくのでしょうか?

   
   佐藤輝、田中から16号     6月4日 甲子園での登板4度目の正直
   交流戦、打率0.296  本塁打16本 打点 12


   タイガースの月別勝敗
 3,4月 20勝9敗  5月 11勝6敗2引分  6月  8勝4敗   
           3~5月 31勝15敗2引分   3~6月 39勝19敗2引分
                               (2位 巨人に7ゲーム差)

このまま突っ走れば、確かに優勝も夢ではありませんが、何しろタイガースには2008年のトラウマがあるので勝負は終わるまでわからないということで臨むべきでしょう・
 2008年 トラは7月9日に2位に13ゲーム差を開けていたのが逆転され優勝を逃がした)

  
  5月2日 対広島戦 佐藤輝満塁弾   4月9日から20日まで8連勝

巨人や広島は、コロナやけが人などで本来の力が出ていません。
しかし、力があるだけに、1度波に乗れば侮れない強敵に豹変することでしょう。

交流戦で自信をつけた中日やDNAの後半の戦いも興味深いところですが、全体の力が結集できるかどうか、一抹の不安があります。

ヤクルトは1発勝負のところがあり、投手陣も小川が好調ですが、今一つ信頼性が薄いようです。

   
   今後のカギを握る中野(盗塁と守備力は)と藤浪(開幕投手も今は中継ぎとして)

 

交流戦終盤の6連勝はあまりにも衝撃的であると同時に、奇跡的でもありました。
しかし、戦力的に充実していることは今のところ1番信頼性があり、慢心と思いもかけないミスが墓穴を掘らないように祈るばかりです。

そう、この調子でいけば、思いもかけず、あかん、やってしまったという心境か・・・それが良い結果になることを願って・・・・


何時もと違う、コロナ禍の野球観戦

2021年04月05日 19時42分24秒 | 野球・タイガース

昨日(4月4日)京セラドームに行ってきました。
コロナ禍での野球観戦は、感染予防を万全にして出かけました。
球場での感染予防はどうなっているのでしょうか・・・

今までと違うトラを見ようと思ったのですが、なんと球場自体の雰囲気も今までと違っていました。
どこでもそうなのですが、球場でも検温はもちろん消毒液が至る所にあり、トイレで並ぶのもデスタンスをとるよう係員がうるさく言っていました。

  
                 先発選手メンバー                試合終了時のスコアーとメンバー

観客席も1万人以下という基準で、予約チケット販売の時から隣同志での予約は出来ず、前後の席もその間隔での一人置きとなっており、つまり市松模様状態での着席となっていました。

試合の前から声を出さないようにとか、その上アルコールは控えめにしてくださいなどのアナウンスがあり、球場としての雰囲気が全く今までと違い、実に静かでした。
                     

試合中は、拍手や応援棒をたたいての応援となり、僕の席からは、ベンチの声が良く響きわたっていました。(ベンチの声までは規制していなかったのでしょうか・・・)

というのも、観客席には、声を出さずに応援は”心の中で”などと言っていたのですが・・・

 

さて、肝心の試合ですが、佐藤が先発から外れ、少々落胆しました。
中日に先発が小笠原で左投ということもあったのですが、この2試合は不調ということもあったのでしょう。
ただ、開幕3ゲームでの新人ホームラン記録を期待したのですが・・・
1打席のみ代打で、大きなライトフライで、大きな歓声が上がったのですが・・・

   
           佐藤のライトフライ いったかと思ったが・・・    初先発出場の陽川 燃えています

その代役の陽川が今季初先発で張り切って6回勝ち越しタイムリーを放ちヒーローインタビューを受けました。

     
     好投のガンケル   ガンケルのインタビュー      投打のヒーロー 陽川とガンケル

試合は、トラの先発ガンケルの好投もあり、1回の近本の1号ホームランも出て、ともかく3対1で勝ち、首位に帰り咲きました。

           
             1回裏 先頭打者 近本の1号ホームラン         7回、糸原の右前打タイムリー 
            ふたりの打撃ホームはあまりにも似ていると思いませんか・・・

終わっても感染対策は続いています。
つまり、規制退席となり、係員に従って退席するようにということです。
出口に人が殺到しないようということなのでしょう。

野球観戦も、応援疲れなどより、感染予防疲れで終始した試合でもありました。
どこも感染予防に色々と苦心工夫されていることを再確認しました。

                                                                     一部写真は日刊スポーツ紙を利用させていただきました