比叡山延暦寺は、東塔、西塔、横川と3地区に分布しています。
全部回ろうとすると車で行かなくては到底1日では無理です。
ということで、今回は東塔のみを散策することとしました。
根本中堂 法華総持院東寺
まず、なんといっても比叡山の中枢をなす根本中堂にお参りすることとしました。
根本中堂は国宝で、延暦寺の総本堂です。
中は例によって撮影禁止ですが、伝教大師自身の作と言われる本尊の薬師如来像の前には1200年間消えることのなく灯り続ける「不滅の法灯」があります。
その灯りは、暗いお堂のなかに鈍くうっすらと放っている様は、1200年のおもみなのでしょう、荘厳ささえ感じます。
次に延暦寺の象徴とも言える法華総持院東寺に向かいました。
信長の焼き討ちから400年ぶりに再建されたものです。
その影響か、まだ真新しく、姿は優美で、朱色が映えています。
阿弥陀堂 その周りの佇まい
後は、阿弥陀堂、国宝殿と回りました。
阿弥陀堂は、開創1150年大法要を記念して1937年に建てられたもので、滅罪回向の道場だそうです。
国宝殿は、名前ばかりで、中には国宝がありませんでした。
ほとんどが重要文化財で、係りに人に訊ねると、国宝は別の場所に保管してあるそうです。
国宝の展示時期があるようですが、紛らわしい名前を変えてほしいものです・・・・