徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

映画 「ビブリア古書堂の事件手帳」

2018年11月08日 12時11分05秒 | 映画・社会

聖書(バイブル)の呼称はギリシャ語のビブリアに始まっているそうです。
ビブリアとは、ギリシャ語では他に「本」「書物」の意味でもあり、ラテン語では「本を愛する人」と言う意味もあり、ここではラテン語の意味でしょう。

  

三上延によるベストセラー小説を黒木華主演で映画化したミステリーです。
2011年に小説で出版され、TVドラマは2013年に放映され、この度は映画化と人気のほどがわかります。

物語は、鎌倉の片隅にたたずむ古書店を舞台に夏目漱石の本に記されたサインと太宰治の「晩年」の希少本にまつわる秘密を辿って解き明かしてゆくミステリーです。

 

 

 

古書店”ビブリア古書堂”に青年・五浦大輔(野村周平)がやってくるところから話は始まります。
亡き祖母の遺品の中から出てきた夏目漱石の「それから」に記された著者のサインの真偽を確かめに訪れます。
そこの店主篠川栞子(黒木華)は人見知りと思われたが、その本を取ると、豊富な知識があふれ出てきて、たちどころに洞察力と推理力によってこの本の秘密を大輔に話します。

この本は、大輔の祖母が死ぬまで守った秘密が隠されていると大輔に告白する。
その正体を探り始めた二人は、漱石と太宰の二冊の本に隠された秘密が、大輔の人生を変える一つの真実に繋がってゆくことを知ります。

物語は、祖母 五浦絹子の若い時(真帆)に働いていた食堂に田中義男(東出昌大)が訪れ、親密になってゆく様子など、過去と現在を織り交ぜて進んでゆきます。

謎の人物は果たして誰なのか、栞子を襲ったのは・・・そして、その本の行方は・・・