今期(2019年)は、昨年の最下位から脱出し、辛うじて3位を確保しました。
しかし、戦力的にまだまだ満足な状態ではありません。
守備力は、勝敗を左右する不安要素があり、打撃力や投手力ともども中心になる核がありませんでした。
4番バッターとしての大山の伸び悩み、投手も若手の台頭がなく、FAで取得した西の活躍が目立った程度でした。
4番候補としての助っ人マルテも昨年のナバーロも結局は期待を裏切りました。
皮肉にも今季目立った活躍をしたのは、近本、木浪のルーキーでした。
投手陣も中日から来たガルシアにシーズンを通して先発として期待したのですが、辛うじて後半に中継陣に加わ来季は、やっぱり先発に回るのでしょうか・・・
今年には、メッセンジャーの引退と鳥谷の退団が、来期にどのように影響するのでしょうか・・・
鳥谷の去来は、どうなるのでしょうか・・
さて、この状態から来季の補強策がほゞ明らかになりました。
ドラフトでは、6人の内5人が高卒で、即戦力としては・・・疑問がありますが、高卒といえども1年目で活躍しないとは限りません。
1位の投手 西純矢や2位の外野手 井上広大には、期待がかかります。
他球団からのFAによる補強はありませんが、ソフトバンクから投手の中田賢一が加入し、経験を生かす投球内容を期待したいものです。
今年の目玉の補強は、外人が8人制になり、今季からマルテ、ガルシア、呂彦青の3人以外に新たに5人が加わりました。
試合に出れる助っ人は4人です。 助っ人同士の競り合いによるレベルアップも見込めるということも考えにあるのでしょう。
8人の内訳は、投手5人 野手3人
内 先発投手を予定されているのは、
残留のガルシア 昨年21試合6勝8敗 防御率4.69
新加入のガンケル 29才と若く、昨年マイナー9勝2敗
防御率 3.59
ガンケル スアレス
中継ぎ投手としては、
新規加入のスアレス 過去3年間ソフトバンクに在籍 29歳
2016年は58試合2勝6敗防御率3.19
2017年は右じんたい手術で2軍
2018年は11試合1勝1敗 防御率6.30
もう一人の新規加入のエドワーズは、ジョンソンの代わりと期待されている。
150Km/Hを超え三振率が高いと言われています。
昨年インデアンスで9試合2勝0敗
防御率2.25 身長196cm 32歳 右/右
野手のマルテは、昨年、阪神で105試合で打率0.284 本塁打12本 49打点
助っ人としては、物足りない内容ですが、一応保険として残留させ
たともいわれていますが、真偽のほどは不明。
野手で新規加入のボーアは昨年エンゼルスで
52試合 打率0.172 ホームラン9本 32歳
右/左 ただメジャーで通算92本のホームランが評価されているよ
うです。 今のところ4番の最有力だそうです。
ボーア サンズ
新規加入のサンズは、韓国の打点王。
ちょと前にも韓国の3冠王とか言われた選手は散々な結果だったことを思 えば、韓国実績ははたしてあてにならないのではと思わざるを得ませんが・・・
もう一人の選手は、投手の呂彦青(ルー・イェンチン)は23歳、台湾出身の2年目の選手です。 昨年ウエスタンで12試合登板 2勝3敗 防御率4.31 昨年は登板はありませんでした。
さて、来期は、この新規加入選手と現有戦力で戦うことになります。
もちろん優勝を狙うとなれば、手っ取り早いのは、現有戦力のレベルアップが理想的でもあります。
そこで、昨年忸怩たる思いをしただろう大山、高山、江越、中谷、等々・・・の奮起を期待したいものです。
中でも、大山、高山の期待度は大です。
もちろん、近本や木浪の2年目選手、糸原、北条の中堅の活躍は織り込みずみです。
投手では、藤浪の去来が気になります。
昨年、勝てそうで勝てなかった高橋遥人、
スッキリと勝ってほしい青柳、秋山、岩貞、岩田etc..
退団したジョンソン、ドリスの後釜は、岩崎、島本、守屋、能見、藤川以外に新顔が出るのでしょうか。
他に期待する投手として、浜地や才木などが出てくれば大いに戦力アップになるのですが・・・
福留や糸井がレギュラーで出るようでは、まだまだ成長していない証明でもあるのです。
来季2020年はトラ創設85周年となります。
ここは、何としても優勝と藤川の名球会入りが出来るような試合展開を期待したいものです。