ケーブルカーで高台まで一気に上がった。サクレクール聖堂をバックにパリ市街を見下ろす。西には高層建築群がずらりと並ぶラ・デファンス。
南にはモンパルナスタワーがよく見える。
手前にはオペラ座の屋根とアンヴァリッドのクーポラも。
街を一望する絶好のポイントだ。
聖堂正面には2つの像がある。左の騎乗者は聖ルイ王。
右はジンヌ・ダルクだ。
朝日がジャンヌの姿を影絵にして向かいの壁に映し出していた。
正面入り口の壁面にはいくつかの浮き彫りが見つかる。これはキリストが民衆に施しを授けているところだろうか。
こちらはキリスト磔刑の場面。
中に入った。
聖堂最奥で、キリストが両手を広げて立ち上がってる大きな絵が飛び込んできた。これは「キリストの聖心礼拝」。オリヴィエ・メルソンの作だ。
脇に描かれた建物の恰好など、ビザンチンを思わせる。
中央のドームから光が差し込む。
建物自体が教会としては新しいものだけに、ステンドグラスも斬新な感じだ。
聖人たちも現代風に表現されているようだ。
聖堂の出入り口から見えるパリの市街も、なんだか詩的な雰囲気を感じさせるものだった。