新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

京都の桜⑦ 桜越しに三味の音が・・・祇園白川 巽橋付近

2020-04-03 | 京都

 最後に訪れたのは祇園白川。巽橋付近の夜は静か。白川の流れを包むかのように、夜桜が枝を垂らす。

 茶屋建築の店が並ぶ川沿い。桜越しに三味の音が聞こえてきそうだ。

 「かにかくも 祇園は恋し寝る時も 柳の下に水の流るる」

                  吉井勇の歌碑が川端に立っている。

 この付近は、もう見ごろを終えようとしている桜も。

 一方、今が旬と咲き誇る桜は、夜でも見事に美しい。

 ああ、料亭の模様が、桜越しに垣間見える。

 白川の静けさ。

 白と赤。色彩の競演もあった。

 ただ、ちょっと大きな通りに出ると、まだたくさんの人の群れに出会った。

 帰り道、店先を飾っていた和傘が優美。

 その先の路地では、舞妓さんの後ろ姿をちらりと認めることが出来た。

 

 


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