極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

進化するみらい畑

2012年05月31日 | 新弥生時代

 





【だらだらは遺憾ね】

芸能人をターゲットとした不正受給告発や入れ墨公務員罷免キャンペーン、理由なき大飯原発再開
など毎日首をかしげるような話題に事欠かない。もっとも貧打低迷阪神タイガースの話題が一番の
問題だけれど。前者は「生活の安直化」(職業倫理)と共助・自助の有り様が本質。しかし、根底
には「増税キャンペーン」が連動している。入れ墨問題は前者の職業倫理とファッション文化の有
り様が本質だが、恐れているのは公務員の裏社会化だ。原発問題はみきり発進につきる。以上、だ
らだらと既成事実を積み上げていくやりかたは遺憾ということだが、結局は執行役員の力量に帰着
する問題。

【進化するデジタル植物菜園】



「みらい畑」とは国立大学法人千葉大学、株式会社みらい、三井不動産株式会社、三協フロンテア
株式会社と、植物工場学校バージョン「みらい畑」(広さ約1坪タイプ)を共同開発したもの。東日
本大震災の影響で仮設学校での授業を行っている福島県の富岡町小中学校に設置を手始め広がりを
見せている。なお、現在は、パナソニック、三井物産、千葉大学、みらいの4者で植物工場の利用
を推進する「街中植物工場コンソーシアム 柏の葉実証部会」を組織し、第一弾「ネットワーク型家
庭用植物工場」の実証実験を開始した。


 【符号の説明】

植物工場 2保温庫 3自家発電装置 4吸収式冷凍機 5水/水熱交換器 6冷却塔 7暖房
用水/水
熱交換器 8植物工場用冷温水ヘッダ 9保温庫用冷温水ヘッダ 10給湯用貯湯槽 11
培養液タンク 
12培養液熱殺菌槽 13窒素酸化物・硫黄酸化物除去装置 14排気ガス貯留タ
ンク 15植物工場配電盤 
16保温庫配電盤 17植物育成用照明 18植物工場空調装置 19
植物工場一般照明 20保温庫空調装
置 21保温庫一般照明 22栽培ベッド 23植物工場
温用熱交換パイプ 24保温庫恒温用熱交換パイプ 
25天井板 26天井固定用ステイ 27床
板 28床固定アンカー 29外壁 30内壁 31チャンバーボックス 
32ファン 33通風
口 a燃料 b給水 c培養液 d排気ガス e窒素酸化物・硫黄酸化物除去排気ガス f電
気 
g温冷水

このようにネット型家庭用植物工場=みらい畑の実用化は、デジタル革命の最終目標モデルだ(
第6則エクスパンション」)。その産業育成のキーワードは、スピードとフレキシビリティーの
2つ。前者は、初期投資の
軽減と法整備で、後者は、プロトタイプを地域、環境(気象)条件、育
種渡る多様性への実証試験のクリアで
ある。四の五の言わずにチャッ、チャッとこなし、目前に迫る
動乱に備えるということに尽きる。



【進化するシクラメン】

シクラメンは花鉢生産の上位を占める園芸植物で、品種のバラエティーィや安定した種苗生産技術
が求められている。組織培養や遺伝子組換えなどの植物バイオテクノロジーの開発は、形質の揃っ
た種苗の量産や、従来の育種法では不可能であった新たな花色や花形を持った植物の作出を可能に
した。シクラメンはサクラソウ科シクラメン属植物で、冬の花を代表する鉢花として根強い人気を
保ち、日本では最も生産量の多い鉢花。
約2,000万鉢が出荷されている。また、海外でも欧州を中心
として鉢花出荷数の上位に位置している。原種
はギリシャ、イタリアから北アフリカおよび中近東
地中海沿岸を中心に広い範囲にわたって約15種が自生している。現在、栽培されている園芸品種
は19世
紀半ば以降にヨーロッパを中心に原種ペルシカムから改良されて作り出された二倍体であっ
たものが、品種改良の過程で花や
葉の大型化に伴い四倍体品種が現れるようになっている。シクラ
メンは塊茎を持った植物であるが、繁殖は種子
により行われ、1果実から50~100粒程度得られる。
園芸品種の繁殖特性の特徴は他殖性が強いことで、近
親交配や自殖による採種を続けていると生育
が弱まる
などの弱勢になりやすい。そのため、自殖による遺伝的な固定よ困難て、種」゛繁頑ての形
質の不均一性や不
安定性の原因となる。最近は、特徴的な花色、花形や芳香性を持った品種が開発
され、例えば、花
色では複色・複輪品種が多数育成されており、花形では花弁に波打ちや切れ込み、
湾曲があるフリンジ咲き
や雄しべが花弁化することによって花弁数が10枚ある(通常は5枚ハ亜咲き
品種が育成されている。この
ような高付加価値や多様性は海外の育種に比べ勝っているが、優れた
形質も、均一化や安定化につい
て難しい。一方で、これらの新品種は人気を得て、従来にない形質
を持った品種の
ニーズはますます高まっている。

シクラメンの組織培養は1970年代から報告がみられ世界の先端であると言っても過言ではないシク
ラメンの花色においても黄色や青色は付加価値も高く珍しいため消費者の注目を受け、中でも青色
は空や海の色として人にとって身近で親しみのある色である。生物における青色は物体の場合とは
異なり、ある程度の色彩の幅を持っており、花色としてはスミレ色、藤色、ラベンダー色など紫色
に近い青紫色から赤みを持った赤紫色まで含まれ、厳密に分けられるものではない。青花がない花
きの例として挙げられるのが、バラ、キク、カーネー
ション、ガーベラ、ユリ、シクラメンなどで
あるが、近年のバイオ技術の発達とともに青系花色を持ったバラやカーネーション、キクといった
ものが開発されてきているがシクラメン新品種の育成にとっても、青色系品種を開発することは育
種家にとって1つの大きな目標であった。シクラメン原種の花色もピンク色か白色で青色はないも
のの、その色素合成機構の研究によって一部品種の花弁には青色系色素であるマルビジン配糖体を
蓄積しており、デルフィニジン合成遺伝子
を保有していることを発見し青色系のシクラメンの育成
に成功している。

下の写真は、北興化学工業が販売する無人空中散布剤を使用する無人ヘリコプター例。

  

とはいえ、開発人材の少なさや、コスト高や商品寿命が短いなどの問題を抱えているが、それも短
時間のうちに、総合的な人間力による産助、ネットワーク化で克服されるものと考えている。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする