極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

長しえと夢想い鳴く老鶯よ

2019年06月10日 | 環境工学システム論

   

                                                    ;                                                                                   

5.公冶長  こうやちょう 
ことば ---------------------------------------------------------------
全28章のほとんどすべてが人物批評である。
「人に禦る(あたる)に口給をもってすれば、しばしば人に憎まる」(5)
「道行なわれず、俘(いかだ)に乗りて海に浮かばん」(7)
「回や一を聞きてもって十を知る。賜や一を聞きてもって二を知る」(9)
「われいまだその過ちを見て、内にみずから訟むる者を見ず」(27)
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9 孔子が子貢に問いかけた。
「おまえは、回と自分とをくらべてみて、どちらが上だと思うね」
「わたしなど、回には及びもつきません。かれは一をきいて十を知る人です。わた
しはせいぜい一を きいて二を知る程度です」 「うん、そのとおりだ。じつはわた
しも、おまえと同様なのだ」  

子謂子貢曰、女與囘也孰愈、對曰、賜也何敢望囘、囘也聞一以知十、賜也聞一以知
二、子曰、弗如也、吾與女弗如也。

Confucius asked Zi Gong, "Which of you and Yan Hui is superior?"
Zi Gong replied, "I am inferior to Yan Hui. He can understand whole story at the
beginning. I can understand only one fifth story at the beginning."
Confucius said, "I'm also inferior to Yan Hui. Both you and I are inferior to Yan Hui."


     

〈回〉 孔子の最愛の弟子、顔回。子貢より一つ年上で、秀才子貢にとってはライ
バルであったろ.

くおまえと同様なのだ〉 新注では、「おまえの言うとおり、おまえは回に及ばな
い」と解する。





長しえと夢想い鳴く老鶯よ


共同体の世界に交わるとは、正答のない連立方程式をひとり解くに似る。ただ疲労
感が残るのみと、旧い記憶を確認し一句。そして、君は、死ねば死にきりよ!と言
ふので、自然は水際立っていると呼応し、バナシング・ポイント探シスル。



  May  25,  2019 


 山中教授、長浜でiPS語る 「一般的治療まで頑張る」

2012年にノーベル医学生理学賞を受賞した京都大iPS細胞研究所長の山中伸
弥教授が7日夕、長浜市の長浜文化芸術会館で講演した。「iPS細胞がひらく新
しい医学」と題し、市内の中高生や大学生ら450人に最先端の研究を分かりやす
く紹介した。山中教授は、体のさまざまな細胞に変化させることができる人工多能
性幹細胞(iPS細胞)について、失われた機能を回復させる再生医療への利用の
現状について解説。ヒトのiPS細胞作製を発表してから十二年がたった現在は、
パーキンソン病や心不全、糖尿病などの治療に向けて研究が進んでいると紹介。
用化に向けては、作製から移植までに掛かる時間と費用を課題に挙げた。解決策の
一例として、いざという時のために事前に作ったiPS細胞を保存しておく「スト
ック」の取り組みを紹介し、「一日でも早く、iPS技術が一般的な治療になるま
で頑張っていきたい」と意欲を示した。子どもたちからは「研究がうまくいかない
ときの解決法は」との質問もあり、「実験は十回やって一回成功すればいい方。失
敗は、ヒントを得ることができるチャンスという考え方が大事」と助言した 講演
会は、市と京都大が2008年から共同で健診事業を実施している縁で実現。事業
に協力している市内のNPO法人「健康づくり0次クラブ」が開いた。

   June 9. 2019

   May 30, 2019

【ゼロウエスト事業篇:低品位プラスチックの使用可能燃料化技術】



最近、ケミカルリサイクル、または「アップグレードサイクル」が多くの注目を集
めている。メディアで報道されている  Loop Industries 社は、廃プラスチックを基本
成分(モノマー)に分解し、化石燃料からポリマーを分離し、次いで、モノマーを
濾過し、精製し、再重合し食品用包装に適した高品質ポリエステルプラスチックを
製造に関する特許を公開。また、米国エネルギー省の国立再生可能エネルギー研究
所(NREL)の研究グループは、プラスチックを更新する革新的な方法である廃棄
物をより高品質で環境価値の高い新しい高価値材料に変換できることも公表。これ
らの新しいプロセスの経済的価値は American Chemical Council(ACC)の最近レポー
トによると、先進プラスチックリサイクル技術とその関連事業は、米国で約4万人
の直接および間接雇用を生み出し、年間賃金は最大22億ドルにのぼり、最大99
億ドルの経済効果となる。

また、ACCの責任者によると、これらの技術はさらに、使用済みプラスチックには未
開発価値を産みだし、循環経済への移行を加速させることの証明であり、さらに、
Renewlogy社社長とPlastic-Fuel and Petrochemical Allianceの会長のPriyanka Bakayaは、
先進的プラスチックリサイクルおよびリサイクル装置は、米国で数千の雇用を、数
十億ドルの経済成長を生み出すとともに、毎年、埋立するプラスチック100万トン
を削減しコスト節減できると語る。

 US9550713B1 Polyethylene terephthalate depolymerization
 ポリエチレンテレフタレート解重合

【要約】
  
本発明は、ポリマーの解重合およびポリマーの製造に使用される出発材料の回収
に関する。
本発明はまた、ポリエチレンテレフタレート(PET)の解重合なら
びにテレフタル酸およびエチレングリコールの回収に関する。





昨年5月、米国、カナダ、ヨーロッパのプラスチック製造業者は、2040年までに
これらの分野のすべてのプラスチック包装をリサイクルまたはリサイクルすること
を約束した。これらの技術は、目標を達成する上で重要な役割を果たすと予想され
ている。尚、同ACC経済統計局によると、2014年当初の廃プラスチックを合成原油
に変換技術の経済的可能性のみの分析以来、これらの技術は特定の商品に対する需
要向け生産範囲が大幅拡大している。

Renewlogy社は3つの方法で成功する。収益性の高いビジネスモデルであり、埋め
立て地からプラスチックを排除し、使用可能な燃料を製造する。同社技術は、プラ
スチックの10%未満しかリサイクルされずにいたのを、汚染のない、廃棄物管理
会社のニーズに合わせ現場で構築できるリサイクルシステムを設計する。 この方
法は、追加の輸送費と二酸化炭素排出量を削減し、毎日最大10トンのプラスチッ
ク廃棄物処理が可能となる。再生システムは、従来のリサイクルシステムに比べ、
❶主に、低グレードの使い捨てタイプのリサイクル可能なもの以外のプラスチック
を受け入れが可能───これらの低品位材料の商業処理だけでなく、他のシステム
で廃棄された汚染プラスチックとの混合物の受け入れ可能となる。標準的なリサイ
クルセンタと同様に、材料収集と配達→混合プラスチック(ホッパー)を粉砕→独
自化学プロセスで原料は、❷バージンプラスチック、❸ディーゼル燃料、❹その他
の高付加価値石油化学製品に変換→❺プロセス全体で相殺されたガスは捕獲されて
リサイクルされ有害な排出物はない。

米国で最初の連続プロセス商業システムがデモンストレーション施設としてユタ州
に設立された。そこから、別の大規模ユニットがノバスコシア州に設置され、現在
いくつかの企業が米国全土でシステムを統合することを約束している。同社には、
関係者が申し込むことができる待機リストがある。施設の生産が急増するにつれて、
同社は海洋浄化の目標も掲げている。島のような限られた土地利用のコミュニティ
と、限られたスペースで苦労している新しい都市開発をターゲット向けに、同社の
は、プラスチックをそので燃料変換できように開発研究を進めており、海洋からプ
ラスチック回収海洋船舶向けに小規模携帯用システム、さらに、回収フェンスをも
開発する。同社はは、埋め立て地や海洋汚染からすべてのプラスチックを排除する
包括的目標を掲げ、プラスチック加工分野の継続的革新に、持続可能な長期的な模
範を示すことを目指している。

 US9550713B1 Polyethylene terephthalate depolymerization
 ポリマー含有材料の石油製品への変換

【要約】    

システムおよび方法は、ポリマー含有材料の炭化水素ガス、ワックス、原油およびディ
ーゼルなどの石油製品への変換を達成する。
反応器およびそのシステムは、従来の既存
のシステムよりも高い石油製品収率をもたらすようにポリマー含有材料を熱分解にかけ
るように設計されている。
システムは、加熱温度本体の回転、および処理量を、反応器
内部の材料に必要な反応時間に応じて調整することを可能にする制御を有する。
この凝
縮システムは、ワックスから原油のような油、ディーゼル品質の油までの範囲の生産量
で生成物を所望の石油生成物に分離することができる。


廃プラ分解(解重合)プラント製造開発の喫緊のベンチャー企業時代である。日本
を制するものは世界を制するである。



 あなたは既に大量のプラスチック片を食べている

「マイクロプラスチック」と科学者が呼ぶプラスチックの破片はどこにでも存在す
る。海底やビーチの砂だけでなく、風にも混入し、さらには人体からも見つかって
いる。2018年10月には、人間もプラスチックを気づかずに摂取しているかを調べる
予備調査で、調査に参加した8人全員の排泄物からマイクロプラスチックが見つか
った。2019年6月5日付けで学術誌「Environmental Science and Technology」に発表さ
れた論文によれば、人は年間3万9000〜5万2000個のマイクロプラスチックを食物と
ともに摂取する。呼吸で吸い込む量も考慮すれば、その数は1年で7万4000個を超え
る。一般に、マイクロプラスチックとは5ミリ未満のプラスチック片を指す。その
大部分は顕微鏡でしか見えないほど小さい。今回の研究では、ビールや塩、魚介類
砂糖、酒、蜂蜜に含まれるマイクロプラスチック量を調べた既存の研究をベースに
した。これらの食物を、人間1人が1年で摂取する量(米国農務省の推奨値を参照
しているを基にして、私たちが知らず知らずのうちに摂取するマイクロプラスチッ
クの量が算出された。ただ、これらすでに調べられている食品からわかるのは、平
均的な人の消費カロリーの15%にあたる部分だけ。

研究では、さらに水道水や空気中に存在するマイクロプラスチックを調べた研究も
調査、米農務省が推奨する量の水道水を飲むと、さらに毎年4000個のマイクロプラ
スチックを摂取することになることが判明。ペットボトル入りの水だけを飲んだと
した場合は、さらに増え、その数は9万にも上ることになるという。この値は少なく
見積もった結果で、実際のマイクロプラスチック摂取量は、もっと多い可能性があ
る。調査した食物の多くは、生で食べるもの。何層ものプラスチックで包装された
ような食品は、含まれていない。これらまで加えれば、さらに多くのマイクロプラ
スチックを摂取することになる(あなたは既に大量のプラスチック片を食べている、 |
ナショナルジオグラフィック日本版サイト、2019.06.08)。

 Nov. 18, 2013

 揮発性有機化合物吸着スポンジ酸化チタン剤の行方

色素増感太陽電池研究のでおなじみの内田聡教授の特許審査(揮発性有機化合物の
吸着剤- 特開2009-195803)がホームページに記載されていて目がとまる。これは、
従来よりも低温でVOC(揮発性有機化合物)を再生でき、且つ触媒作用を低減す
ることができる吸着剤に関するもの。ペロブスカイト・ブームが踊り場にあり、有
機系太陽電池を加え研究議論になる模様だが、先日もブログ掲載したように、決着
目前(薄膜型廉価・高性能タンデム太陽電池)にあると考えている。懐かしくもあ
り、また面白い。

※ 特開2000-095520 チタン酸化合物の製造方法及びチタン酸化合物

 ● 今夜の一曲

桑田佳祐 「ひとり紅白歌合戦 名迷場面集」

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