<3月の鑑賞予定映画>
今週しかもう行けないので、慌てて行きました。
2005年 アメリカ映画 ブエナ ビスタ インターナショナル配給
<監督> アンドリュー・アダムソン
<出演> ピーター・・・・・ウィリアム・モーズリー
スーザン・・・・・アナ・ポップルウェル 「真珠の首飾りの少女」にも出演
エドマンド・・・・・スキャンダー・ケインズ (あのダーウィンの末裔!)
ルーシー・・・・・・ジョージ-・ヘンリー
白い魔女・・・・・ティルダ・スウィントン 「コンスタンティン」にも出演
アスラン・・・・・リーアム・ニーソン(声)
→「スターウォーズ」のクワイ・ガン・ジンでおなじみ!
<あらすじ>
第二次世界大戦下のロンドン。ベンジー家の4人兄妹は疎開のため
田舎の古い屋敷に預けられる。
長兄のピーター、長女スーザン、次男のエドマンド。
そして、無邪気な末っ子のルーシーは、「屋敷の中で静かにするように」と
女執事に厳しく言われる。
しかし遊び盛りの4人は、言いつけを破り、怖い執事に見つからないように
屋敷中に隠れる。
末っ子のルーシーが隠れた部屋には、衣装ダンスがあった。扉を開けるルーシー。すると、そこは一面に雪が降り積もる森だった。
衣装ダンスは、別の世界への入り口だったのだ・・・・・。
<解説>
原作は英国人作家C.S.ルイスが1950年に発表した全7巻からなるファンタジー小説。
神秘の国、ナルニアの2555年間の物語を、壮大なスケールで綴った年代記で
トールキンの『指輪物語』(『ロード・オブ・ザ・リング』の原作)と
英国ファンタジーの双璧を成している。
この壮大な世界観を映像化するのは困難とされてきたが、最新のテクノロジーを
駆使し、映画史上最高のイマジネーションが完成した。
注目のライオン(アスラン)の声を、リーアム・ニーソンが重厚に演じている。
<個人的感想>
今回はポイント的に述べます。
*キャスティングは、最高!
配役の選び方はひじょ~にうまかったです。
特に子役! さすが苦労して選んだ甲斐があります!
左から ルーシー・スーザン・ピーター・エドマンドの兄弟。
特に、この末っ子役のルーシーは、映画初出演。
で、ぴかいちに上手かった!
彼女を見るだけでも価値があります。
魔女役のティルダ・スィントン。
彼女は冷酷非情な役を見事に演じてました。
メイクも氷のイメージがしていて、とてもよかった。(^-^)v
アスランは、リーアム・ニーソンの静かに語りかけるような話し方。
文句ないですね!vv 雄雄しさを感じます。
*『4人兄姉弟妹」の性格付けが明確
4人の性格がひじょ~にはっきりしていました。子供には分かりやすい!
特に、次男のエドマンド。
ひねくれもので、長男に反抗。これが物語の展開に大きく左右します。
長男 ピーター 【英雄王】の運命をになう少年。
長女 スーザン 【優しの君】となる運命をになう少女。
次男 エドマンド 【正義王】の運命をになう少年。
次女 ルーシー 【頼もしの君】となる運命をになう少女。
~二人の「アダムの息子」と二人の「イブの娘」が
「ケア・パラレル城の4つの王座」を満たす時白い魔女の支配は終わる~
このナルニア国に語り継がれている予言が鍵です。
*随所にイギリスらしさが!
原作者がイギリス人のためか、細かいところにイギリスの雰囲気が出てました。
子供達の洋服もいかにもって感じだし、ルーシーが優雅に紅茶を飲むシーン。
この辺りもイギリスらしさを感じました。
それより、白い魔女からもらった“ターキッシュ・ディライト”っていうお菓子が
とっても気になる私・・・。^^;
いったいどんな味なのかしら?エドマンドがしつこくねだっていたもの。。。。
*ファンタジーの世界&映像美
映像は、さすが「ロード・オブ・ザ・リング」のスタッフが関わっているので
キレイでした。
SFXも大手3社のコラボレーションなので、映像は上出来です。
特に、氷の世界。 透明感が感じられて幻想的でした。
ファンタジーの世界にどっぷり。
ルーシーとタムナス
タムナスというのは「フォーン」と
呼ばれる、下半身が山羊の
半神半獣。
本来なら、人間がナルニアに侵入したら
“白い魔女”に引き渡すことに
なっていたが、
末っ子のルーシーのやさしさ・心の交流に
よってルーシーを開放したため、“白い魔女”からは裏切り者として処罰されてしまう。
この二人は、ほのぼのしていました。心が和むシーンです。
*前半はダレダレ感アリアリ
最初にナルニア刻に4人兄弟が入るまでの描き方が、長すぎ。
これが響いたのか、その後の展開はかなり急ぎ足に感じました。
子供達も対して成長感を感じないまま、クライマックスに至った・・という印象。
魔女との決戦も思った以上に短く、魔女の最後もかなりあっさりでした。
このあたりは、不満が残ります。。。
現代に忘れがちな思いやり、人を信じる心、自己犠牲の精神などが
当たり前のように描かれていて、好感が持てました。
スタンダードな作品に仕上がっていると思いますので、家族やカップルで
見るのに十分満足できる作品ではないかと思います。
まだ見ていない方は、公式サイトで予告編なんか見られますよ。(^-^)
公式サイトは こちら!
点数: 8点 (10点満点)