<12月の鑑賞予定映画>
~考えろ、裏をかけ。そして未来を手に入れろ~
観るつもりなかったけど、娘に強引に連れて生かされるはめに。(--;)
2009年 日本 東宝配給 (09.10.10公開)
監督:佐藤東弥
原作:福本伸行・・・・・・ヤングマガジン/講談社
脚本:大森美香 音楽:菅野祐悟 上映時間:2時間9分
主題歌:YUI 「It's all too much」
出演:藤原竜也・・・・・・伊藤カイジ (自堕落な典型的ダメ人間)
天海祐希・・・・・・遠藤凛子 (悪徳金融「遠藤金融」の女社長)
香川照之・・・・・・利根川幸雄 (帝愛グループのナンバー2)
光石 研・・・・・・・石田光司 (多額の借金を抱える中年男)
松山ケンイチ・・・佐原誠 (一攫千金を夢見る男)
佐藤 慶・・・・・・・兵藤和博 (帝愛グループ会長)
<見どころ>
累計1,100万部を売り上げた福本伸行原作の人気コミックを実写映画化。
自堕落な日々を送る青年が友人の借金の保証人になったために多額の負債を
抱えてしまい、奇想天外なゲームに挑んで自力で人生を逆転していく姿を描く。
負け組の主人公に『DEATH NOTE デスノート』シリーズの藤原竜也がふんする
ほか、共演には天海祐希、香川照之ら実力派が脇を固める。
<あらすじ>
自堕落な日々を送る26歳のフリーター伊藤カイジ(藤原竜也)は、友人の借金の
保証人になったために多額の負債を抱えてしまう。
そんな彼に金融会社社長の遠藤(天海祐希)は、一夜にして大金を手にできる
船に乗ることを勧める。その船で奇想天外なゲームをするはめになったカイジは、
人生を逆転するための命懸けの戦いに挑む。 (シネマトゥディより)
<感想>
原作は未読・・・・・絵が好みじゃないので、面白いみたいだけどいまいち
読む気がなくってねぇ・・・。
とにかく思ってた以上に奇想天外なストーリーで、リアリティさは欠けていたけど
今の社会を少なからず反映しているように感じます。
映画自体は単純で素直に観ることができました。
人生を賭けるゲームが3回出てくるのですが、これまた単純。
最後、Eカードでの対決はなかなか見ものでしたが、香川さんの演技は
迫真でしたね。でも、藤原くんにしろ、香川さんにしろ大げさのような演技は
まるで舞台を観ているかのようでした。
そう考えると、ほかの役者さんもなんか舞台っぽい演技なのよねえ。
だからなんでしょう、リアリティさが欠けていても、あるように見えちゃうから
役者さんの演技力ってすごいなぁ~と思います。
でもねぇ、松山ケンイチ君をゲスト出演させるのはどうなんでしょうかね?
藤原くんとのツーショットを観るたびに、「デス・ノート」を思い出してしまうNAOさん。
両方ともインパクトある演技するから、余計にダブって見えてしまいます。
松山くんじゃなくて、別の俳優さんでよかったんじゃないの?
あと、↑の鉄骨渡りは、どっから観てもCGバレバレでリアルさまったくゼロ。
でもって、このシーン長すぎてダレちゃいました。
高層ビルの上であんなとこに長時間ベラベラしゃべへんって。
しゃべっている間に、わたるでしょうよ。。。
ていうか、言葉出てこないと思いますけど・・・怖すぎて。
とまぁツッコミどころは山のようにある映画ですが、俳優さんの芝居を
堪能するにはいい映画だと思います。とくに香川さんは必見かも?
あと、香川さん演じる利根川が、キッツイけど的を得たセリフけっこう言ってます。
娘が、「利根川さんにさんざん説教された気分。自分でちゃんと考えて
勉強しなくちゃ、この先ダメなんだな、っていうのがなんかわかったよ」
としみじみ話していました。
どうやら、カイジと自分がダブって見えたよう。
「ダメな奴ほど言い訳する」>これ、そうとう堪えたみたいですね。
現実味はないですが、考えさせられる1本です。
点数:7.5点 (10点満点)