<1月の鑑賞予定映画>
~もう姉のドナーにはならない~
予告編から気になっていました♪
2009年 アメリカ ギャガ配給 (09.10.9公開)
監督:ニック・カサベテス
原作:ジョディ・ピコー 「私の中のあなた」 (早川書房)
音楽:アーロン・ジグマン 上映時間:1時間50分
出演:キャメロン・ディアス・・・・・・・・サラ(アナの母、元弁護士)
アビゲイル・ブレスリン・・・・・アナ(遺伝子操作によって生まれた子供)
アレック・ボールドウィン・・・・キャンベル(アナを依頼を受ける弁護士)
ソフィア・ヴァジリーヴァ・・・・ケイト(アナの姉、白血病を患っている)
エヴァン・エリグソン・・・・・・・ジェシー(アナの兄)
ジェイソン・パトリック・・・・・・ブライアン(アナの父、消防士)
トーマス・デッガー・・・・・・・・テイラー(ケイトのBF)
<見どころ>
アメリカの人気作家ジョディ・ピコーのベストセラー小説を映画化。
白血病の姉のドナーとなるべく遺伝子操作によって生まれた妹が、
姉への臓器提供を拒んで両親を提訴する姿を通し、家族のありかたや命の
尊厳を問いかける。主演のキャメロン・ディアスが初の母親役に挑み、
両親を訴える次女役を『リトル・ミス・サンシャイン』のアビゲイル・ブレスリンが熱演。
シリアスなテーマながら、主人公一家の強い家族愛が胸を打つ。
<あらすじ>
白血病の姉(ソフィア・ヴァジリーヴァ)に臓器を提供するドナーとして、
遺伝子操作によって生まれた11歳のアナ(アビゲイル・ブレスリン)。
彼女はこれまで何度も姉の治療のために犠牲を強いられてきたが、
母サラ(キャメロン・ディアス)は愛する家族のためなら当然と信じてきた。
そんなある日、アナは姉への腎臓提供を拒否し、両親を相手に訴訟を起こす。
<感想>
自然妊娠ではなく、姉のドナーになるべく計画的に生を受けた少女アナ。
そのアナが臓器提供を拒否し、親を訴える・・・・というちょっと珍しい設定のお話。
病気のお話というより、未成年の子どもの臓器提供を親が本人の意思に反して
提供できるのか?という難しい内容。そこから家族の在り方を問いています。
それぞれの立場にたつと、「なるほど、そうよね」と理解できる分
答えのない問題に言葉がつまります。
ただねぇ~個人的に言わせてもらうと、キャメロン演じる母親の考えには
ちと理解に苦しみました。
ガン患者の中心になる生活は理解できます。娘を助けるためにドナーになる
アナを生んだ経緯もわかります。
だがねぇ、アナも同じ娘なのだからもう少し愛情かけることしてあげても
いいんじゃないの?というのが随所に見えましたが、たぶんこれは
監督の狙いだったんでしょうね。
「アナに苦しい思いをさせてしまって申し訳ない」なんていうのはなく
「ケイトが死ぬことは考えない、認めたくない」という思いが先行していた
ように感じました。
母親以外の家族は、ケイトはもぅ長くない、ということは薄々感じていたようです。
アナは、ドナー拒否し、親を訴えるという行動を起こしますが
ちゃんとウラがあるんですよね。この時点で、話のオチがわかってしまったのですが。
逆に、束の間の恋をしたシーンには、ちょっとウルっときました。
同じガン患者のテイラーと恋に落ちるのですが、切なかったですね。
「ガンになったから君に出会えた」は、ホロっときましたね。
母親は、元弁護士のキャリアウーマン。
そのキャリアを投げてまで、娘の看護にあたる姿は感動。
だがそのキャリアで培ったプライドが、妨げになってた感もありました。
母の妹が「あきらめること」と「受け入れる」ことの違いを話していましたが
これは考えさせられました。
これが本作品のキーワードなのかもしれません。
話は、過去と現在がすれ違う構成でできていますが、個人的には少々
混乱してしまいました。母親のサラが丸坊主してからの期間はいったい
どのくらいなのかしら?
気がついたら、丸坊主から一気にロングヘアだったので、時間経過を
もう少しわかりやすくしてほしかったかな。
一番泣けたのは、ケイトが作ったアルバム。
家族の喜怒哀楽の日々が綴られた素敵なアルバム。
愛を感じるアルバムに、ホロっときます。
しかし、なんでかなぁ~オチがわかってしまったのが失敗なのか?
周りは大泣きで、涙グショグショの中、私一人だけ泣けなかったんですよ。
ウルッは来ましたが。
オチをわからずに見たほうがこれは正解。
なんで、あんな最初で私はわかってしまったんだ!?と自分が恨めしく感じます。
泣いてスッキリするには持ってこい、の映画です。
点数:7.5点 (10点満点)
さて、息子の問題行動ですが、ほんとは書くのちぃとためらったんですよ。
でも、記録として残しておきたいので、ささっと書きますね。
ただ、内容がてんこ盛りなので、わかりやすいように娘にマンガを描いて
もらってので、そこで簡単に説明します。
要は、こういうことがあったわけです。
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~再現マンガ~ 画:by娘
① → ②
③ → ④
⑤ → ⑥
⑦ → ⑧
⑨ ということなんですわ~。
つまり、親に内緒でショッピングセンターに行き、ゲーセンでお小遣いを使って
ゲームでPSPを当て、当てたことを親に言わないどころか、「友達に借りた」
とウソをついたことに、NAOさん大激怒したわけなんですよね。
しかも、最後までシラを切りとおしたことにも大激怒。
というか、怒る気力がなくなってしまいましたけどね。
でも、悪いことはできないもの、ちゃあんとシッポつかんで吐かせましたけど。
「オレの言うことが信じられないのか」
↓
逆ギレ
↓
最後は、「じゃ、言うよ」と半分開き直り。
犯人を追いつめて、吐かすってこんな感じなんでしょうね~。
呆れてものもいえないどころか、悲しくなりましたよ。
ウソを塗り固めたところで、どんどん罪が重なるのにね。
バカな息子です。
ウソをついても、どこからかバレてしまう、というのを身にしみてわかった息子。
(ホントに身にしみたのか?)
この一件以来、一応お伺いを立てて出て行くようになり
お財布も私のOKが出ないと持っていけないことになりました。
今からこんなのじゃ、中学が思いやられるわ。。。と思った出来事でした。