<12月の鑑賞予定映画>
~かならず、帰る~
2012年 日本映画 (2012.08.25公開)
配給:ワーナー・ブラザース映画 上映時間:134分
監督:大友啓史
原作:和月伸宏 『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(集英社刊)
脚本:藤井清美/大友啓史
音楽:佐藤直紀
主題歌:ONE OK ROCK 『The Beginning』
出演:佐藤健/武井咲/吉川晃司/江口洋介/蒼井優/綾野剛/須藤元気/斉藤洋介
奥田瑛二/香川照之
<見どころ>
1994~99年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載され、テレビアニメ化もされて人気を博した
和月伸宏のコミック「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」を、佐藤健主演で実写化した時代劇アクション。
人呼んで「人斬(き)り抜刀斎」こと若き剣客・緋村剣心が訪れた街で、彼の名を名乗る人物が起こした
事件に遭遇する騒動を描いていく。
剣心役の佐藤のほか、ヒロイン・薫に武井咲、剣心のライバル鵜堂刃衛に吉川晃司、斎藤一に
江口洋介、武田観柳に香川照之がふんする。監督は、テレビドラマ「ハゲタカ」「龍馬伝」などの演出を
手掛けた大友啓史。実力派俳優たちが息を吹き込むキャラクターたちの活躍を楽しみたい。
<ストーリー>
幕末から明治になり、かつて「人斬(き)り抜刀斎」として恐れられた剣客・緋村剣心(佐藤健)は
「不殺(ころさず)」の誓いのもと流浪人となっていた。
流浪の旅の途中、剣心は神谷道場の師範代・薫(武井咲)を助けたことから、薫のところで居候することに。
一方、街では「抜刀斎」を名乗る人物による人斬(き)り事件が発生しており……。
<感想>
原作⇒既読 アニメ⇒時々観てた
原作&アニメがタイムリーであった時、私は子育ての真っ最中。
ダーリンが時々買ってくるジャンプを読んだり、子供が寝ている時にアニメ観たり・・という
具合だったので、全て覚えているわけではないですが、「るろ剣」はほんと面白かった。
今回、実写化する際、緋村剣心が佐藤健くんは、雰囲気ピッタリでかなり期待して鑑賞。
うん、やっぱり健くんの剣心はイメージに合ってました。
原作がマンガなので、他キャストも個性の強い方ばかり。
でも、かなりイメージにあったキャスティングだったと思います。
この3人は、ツボにはまってましたねぇ~。
斉藤一は、演じるなら江口さんか高橋克典さんがいいなぁ~と思ったので納得。
武田観柳を演じた香川さんは、相変わらずの怪演ぶりを発揮。
刃衛を演じた吉川さんも、個性ある演技でした。 とにかくカッコイイの一言。
逆に女性キャラは、個人的に不満。
武井咲さんは、個人的に薫のイメージと違うんだよねぇ・・・・。
もっと気の強さが出てもよかったんだけど・・・なんかふわふわした印象で。
恵を演じた、蒼井優さんは演技は申し分ないです。
新たな蒼井優を見た感じでよかったんだけど、どうして眉の形があんななの?
相楽左之助役の青木さんは、イメージ以上かも。
原作より少し骨太の感じがしましたが、関係なく観れました。
今までの時代劇にはない、スピード感あふれる殺陣シーンは、この映画のひとつの見どころ。
ちょっと香港映画に出てくるようなアクションかしら。
原作がアニメなので、これぐらいの新感覚さがあってOKかと。
見どころは、なんといっても佐藤健さんでしょうね。
“人斬り抜刀斎”と恐れられていた緋村抜刀斎と、ひょうひょうとした流浪人の緋村剣心。
2面性をもつ人物をうまく表現していたと思います。
考えてみれば、「龍馬伝」では人斬り以蔵=岡田以蔵を演じてた健くん。
出世作となった「仮面ライダー電王」も憑依されて性格が変わる、という役でしたよね?
過去の作品で演じたものが、ここでうまく生かされていました。
監督は大河ドラマ「龍馬伝」を手掛けた大友氏なので、全体の雰囲気はあの感じ。
加えて音楽も、同じく「龍馬伝」で音楽担当だった佐藤氏なので、さながら「龍馬伝」の外伝
という印象を受けます。実際、冒頭のBGM、「龍馬伝」のOP音楽を彷彿させます。
そうそう、「龍馬伝」は香川さん、青木さん、蒼井優ちゃんも出演されてましたよね。
新たな時代劇映画到来!?と感じさせる娯楽映画に仕上がってます。
「~ござる」は、原作でそう言ってるから、違和感感じるかもしれませんが。
これ観てたら、アニメ&原作を再び見たくなってきました。
涼風真世さんのアニメ版剣心は、必見ですよ!!
点数:9点 (10点満点)
主題歌はONE OK ROCK。
ボーカルは、森進一さんの息子、森田貴寛さんです。息子、いいじゃん!!