<12月の鑑賞予定映画>
~ついに、ファイナル!!!~
2012年 日本映画 (2012.09.07公開)
配給:東宝 上映時間:126分
監督:本広克行
製作:亀山千広 永田芳男
脚本:君塚良一
シリーズ音楽:松本晃彦
音楽:菅野祐悟 選曲:藤村義孝
主題歌:「Love Somebody CINEMA Version Ⅳ」織田裕二
美術監督:梅田正則
美術プロデュース/デザイン:木陽次
美術:大倉謙介
制作プロダクション:ROBOT supported by NOTTV
出演:織田裕二/深津絵里/ユースケ・サンタマリア/柳葉敏郎/伊藤淳史 /内田有紀
小泉孝太郎/北村総一朗/小野武彦 /斉藤暁 /佐戸井けん太/真矢みき/筧利夫
小栗旬 /大杉漣/香取慎吾
<見どころ>
テレビドラマ、映画共に絶大な人気を誇り、映画版では数々の記録を打ち立てた『踊る大捜査線』
シリーズの劇場版第4弾にして最終作。警察が押収した拳銃が絡む殺人事件を皮切りに、第2の殺人
そしてユースケ・サンタマリア演じる真下湾岸署署長の子どもの誘拐事件が発生し、織田裕二ふんする
青島ら湾岸署のメンバーが捜査に奔走する。
織田、深津絵里などのレギュラー陣、前作から加わった小栗旬のほか、犯人役でSMAPの香取慎吾が
出演。青島たちにいかなる試練が待ち受けるのか、15年の歴史に幕を下ろすにふさわしい派手な
展開に期待。
<ストーリー>
国際環境エネルギーサミット会場で誘拐事件が起こり、その後被害者が殺された状態で発見される。
殺害に使われたのは、警察が押収した拳銃だった。捜査を担当することになった湾岸署だったが、
青島(織田裕二)ら捜査員には情報がまったく開示されない方針が決定。そんな中、第2の殺人が
起き、続く第3の事件では真下(ユースケ・サンタマリア)の息子が誘拐されてしまう。
<感想>
1997年のTVドラマからずっと観ていたので、どんな出来であろうと観にいこうと思っていました。
☆ 「踊る3」感想記事
「踊る3」は、ぶっちゃけいまひとつな作品だったので、ちょっと不安はありましたが
今作は、いろんな意味で「踊る」らしかったと思います。
オープニング・ロール&エンドロールの映像を観ていると、これまでのドラマ・映画のシーンが
思い起こされ、これで終わっちゃうんだな・・・としんみり感が。
そして、主題歌&テーマ曲を聴くと、やっぱりワクワクしちゃいますね。
「踊る~」シリーズは、毎回ツッコミ満載すぎる内容ですが、それがこの作品のいいとこなんでしょうね。
スリーアミーゴは、指導員として、ちょいちょい出てくるし、新アミーゴ?もなんか笑えた。
そして、小林すすむさんの遺作作品かと思うと、泣けちゃいますね。
映像観てると、やっぱりお体悪かったんですね・・・・お顔がこけちゃっていましたものね・・・。
さて、今回のテーマは「隠蔽」。
謎解きのお話でないので、犯人もけっこう前半部分でわかっちゃいます。(あっさり自供しちゃうし)
警察という大きな組織の中で、権力者達によって歪められる「正義」に対して、下ッ端の警察官達が
踏ん張る姿を描いています。
「隠蔽」を描いてましたが、最後の鶏飼のセリフは、今の時代を皮肉っているなぁ~という印象を受けました。
シリーズ通して、その時代の世相をうまく語ってるなぁ~と感じます。
集大成ということもあって、過去の作品に出ていた人がみんな何かしら出ています。
個人的には、事務所の関係で全然出なくなった雪乃さん(水野美紀)が、ちょっとだけ出てきたことが
嬉しかったです。彼女も踊るのメンバーですもの。「3」では全く出てなかったので、良かったです。
そうそう、小泉孝太郎君の顔、けっこう好みです。 アップ映るたびにフフっとなってしまった私。
青島とすみれの関係は、結局あいまいなままで終わっちゃいましたね~。
まぁでも、最後の雰囲気を見てると、あれはあれで前進したのかもしれません。
和久さんのいない以降の「踊る」は、正直少々物足りないのですが、15年を節目に
終わるのにはふさわしい終わり方だったのではないでしょうか?
“組織”の中で“自分“を保ち続けるのには、自分を見失わない強い信念を持たないといけない。
シリーズ最終で、その原点を思い起こした作品でした。
バスのナンバーが「877」とか、いろいろ小ネタありましたので、本編でお楽しみを
出演者&スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。
そして、小林すすむさんのご冥福を心からお祈りします。
・・・・・で、バスシーンは、どうみても無理あるよね?
点数:8点 (10点満点)