<12月の鑑賞予定映画>
法事の日の話に戻りますが、法要の後は、場所を移してここで会食をしました。
ふじ石亭
ここは、ヤンマーの創業者・山岡孫吉氏の別邸であった紅梅荘で
7年程前に名を改めて、料亭に生まれ変わりました。
すみません、地元にいながらこの場所、ぜんぜん知りませんでした。
350坪もある敷地に残された築百年以上の日本建築と、富士山から
運ばれた溶岩で造られた見たことない庭があります。
というわけで、登録有形文化財に指定されてあります。
しかし、車もなかった時代にどうやって富士山から溶岩を持ってきたのかしら?
謎だわぁ~。
どんなお庭かといいますと、こんなお庭です。
見事ですねぇ~~。 黒い壁のようなのが、溶岩です。
間から松ノ木も生えてきて、少々変わっていますがなかなか風情があります。
改築する時、溶岩の穴からいっぱいへび が出てきたそうです。ひぇ~。
あ、今は出てきませんよ~。
建物も素晴らしかったですが、山岡氏は美術コレクションもたくさんお持ちで
店内は素晴らしい作品が、何気に飾られてるんですよ。
みんな知らん顔でお食事してましたが、ねぇねぇちゃんとよ見てよ!と言いたかったです。
私が釘付けになったのは、棟方志功の屏風絵。
版画作品は数多くみていますが、屏風作品初めてです。しかも水墨画。
かなりの大作で、この作品だけガラス越しでしかも空調管理されてました。
前にいるおじ様がた、お酒呑んでないで、屏風絵鑑賞して欲しかったな~。
平山郁夫や棟方志功の作品
シャガールもあったぁ~。
狩野栄信の四季山水図もありました。
いったいどれだけコレクションしてたんでしょ? 思わず頭の中で電卓が動きます。
離れもあり、中はこんな感じ。
あのぉ~ここは遊郭??
壁、全面ピンクに一同ギョギョ!
「紅梅荘」と言われたとおり、ここは紅梅がいっぱいあったそうなんです。(父曰く)
だから、その紅梅のイメージでこの色が塗られたそうですが、それにしても艶かしいぞ~この色は!
さて、肝心のお料理へいきましょう。
会食はこんなスタイルで行ないました。
器が、どれも良かったですよ。
久しぶりに鮎の塩焼きを口にしました。
滋賀にいた時はよくいただいてたのですが、神奈川だと全然ですもの。
いい塩加減でおいしかったです。
利休鍋・・・初めてでした。ごま味噌っぽいスープでいただくのですが
なかなか美味しかったです。ゴマも味噌も大好き~。
そして、今年初の松茸も舌鼓。(でこれが最初で最後だけど)
お皿がお月見にあわせて?うさぎのお皿。かわいいなぁ~。
栗ご飯、もちもちしてて、めっちゃ美味しかったです。
デザート、梨のコンポートはおいしかったけど、お芋のミルフィーユはいまいちだったかな。
最後にでたコーヒーは、久々に美味しいコーヒーでした。
コーヒー好きのNAO夫婦、ふたりで思わず「うまい!」と言っちゃった。
TOP画像でもおわかりのように、かなり敷居の高いお店ですが
ランチメニューでは比較的お安くいただけます。
美味しいお料理に、名画を鑑賞するのもいいかと思います。
長浜へ行かれた際は、ぜひお立ち寄り下さい。
お庭、オススメです。
ふじ石亭
滋賀県長浜市朝日町13-21
11:00~14:00 17:00~20:00
ランチ営業、日曜営業
定休日:不定休