<12月の鑑賞予定映画>
~光射す方へ 一歩ずつ ふたりで~
2012年 フランス/ベルギー映画 R15+指定 (2013.04.06公開)
配給:ブロードメディア・スタジオ 上映時間:122分
監督:ジャック・オーディアール
原作:クレイグ・ディヴィッドソン 『君と歩く世界』(集英社文庫刊)
音楽:アレクサンドル・デプラ
出演:マリオン・コティヤール/マティアス・スーナールツ/アルマン・ヴェルデュール
セリーヌ・サレット/コリンヌ・マシエロ/ブーリ・ランネール
<見どころ>
ジャック・オーディアール監督が、オスカー女優マリオン・コティヤールを主演に迎えた
人間ドラマ。事故で両脚をなくし絶望し切ったヒロインが、粗野なシングルファーザーとの
触れ合いを経て生きる希望を取り戻していく。マリオンの相手役には、『闇を生きる男』の
マティアス・スーナールツ。膝から下を失う大事故に見舞われながらも、再び力強く歩み始める
ヒロインの姿が胸を打つ。
<ストーリー>
南仏の観光施設でシャチの調教師をしているステファニー(マリオン・コティヤール)は、
ショーの最中に事故に遭い、両脚の膝から下を失ってしまう。失意の彼女を支えたのは、
不器用なシングルファーザーのアリ(マティアス・スーナールツ)だった。
粗野だが哀れみの目を向けずフランクに接してくる彼と交流を重ねるうちに、ステファニーは
次第に生きる希望を取り戻していく。
<感想>
マリオン・コティヤール主演ということで、早々に鑑賞したのだが
映画ポスターでの印象とずいぶん違った内容の映画だったので、ちょっとびっくり。
マリオン主演という触れ書きだったが、実際に本編をみると、アリ(マティアス・スーナールツ)
が主役なんじゃないの?と思ってしまう。
ポスターとか見て、事故で両足を失った生きる気力をなくした女性が、男性と出会って
生きる希望を見出す感動作と勝手に思っていたので、本編みると、シングルファーザーの
男性の話の方がメインだったからなぁ・・・・・。
引き取った割には、子供に無関心だし、子供の迎えの時間になっても女性と
セックスしてるだなんて、感情移入がぜんぜん出来ませんでしたわ。
なら、引き取るなよ~ってツッコミいれたくなるぐらい。
それにしても、CGの技術ってすごいですね。両足失くした姿CGですが、めっちゃリアル。
全然違和感なかったです。映像技術の進歩に驚きです。
驚きといえば、マリオンの演技はさすがのひとこと。
全編ノーメイクでしたが、ノーメイクだからこそ伝わる両足失くした絶望、そしてそこから
生きる希望見出していく顔の表情は、画面を通してよく伝わりました。
マリオンの演技があっての作品でしたね。
伝えたいことはよくわかりましたが、とにかく自分の思ってたのとギャップがありすぎて
個人的に、ちょっと肩透かしを食らった感が最後までぬぐえませんでした。
点数:6点 (10点満点)