<4月の鑑賞予定映画>
~その名はギャツビー 男の憧れ、女の理想。その人生は~【嘘】~
2012年 アメリカ映画 (2013.06.14公開)
配給:ワーナー 上映時間:142分
監督:バズ・ラーマン
原作:F・スコット・フィッツジェラルド
脚本:バズ・ラーマン/クレイグ・ピアース
衣装デザイン:キャサリン・マーティン
音楽:クレイグ・アームストロング
出演:レオナルド・ディカプリオ/トビー・マグワイア/キャリー・マリガン
ジョエル・エドガートン/アイラ・フィッシャー/エリザベス・デビッキ
<見どころ>
数々の名作を世に送り出した作家F・スコット・フィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」
を実写化したドラマ。快楽的な生活を送る謎の富豪ギャツビーの意外な正体を、
ある女性との恋を絡めながら映す。
レオナルド・ディカプリオが、人並み外れた容姿と富を兼ね備えたギャツビーを
クールに演じる。『マイ・ブラザー』のトビー・マグワイアやキャリー・マリガンらが共演。
『ムーラン・ルージュ』などのバズ・ラーマン監督ならではの絢爛を極めたビジュアル
も見ものだ。
<ストーリー>
ニック(トビー・マグワイア)が暮らす家の隣に建つ、ぜいを凝らした宮殿のような豪邸。
ニックは、そこで毎晩のように盛大なパーティーを開く若き大富豪ジェイ・ギャツビー
(レオナルド・ディカプリオ)と言葉を交わす仲になる。どこからやって来たのか、
いかにしてばく大な富を得たのか、なぜパーティーを開催し続けるのか、日を追うごとに
彼への疑問を大きく膨らませていくニック。やがて、名家の出身ながらも身寄りがないこと
戦争でさまざまな勲章を受けたことなどを明かされるが、ニックはこの話に疑念を持つ。
<感想>
74年に公開されたロバート・レッドフォード版は未見。
先日、TBS「世界ふしぎ発見!」で、原作者フィッツジェラルドを特集していたので
そこで予習して鑑賞しました。
衣装は、プラダやミュウミュウ、ブルックスブラザーズが手掛けていて、どの衣装も
洗練されてて、とっても素敵。 またジュエリーはティファニーなので、これまた
ため息出るような宝飾品に、目が釘付け状態でした。
ジャズエイジと言われた1920年代、第一次世界大戦後、好景気に沸いたアメリカの
10年が描かれていますが、いやはやなんともド派手ですね。
日本のバブル景気を思い出します。
成金大富豪の役をディカプリオが演じていますが、個人的にレオ様はあんまり
かっこよいとは思えないのですが、今作はカッコよく感じましたよ。
ブルックスブラザーズのスーツの着こなしも良かったし。
デイジーを演じたキャリー・マリガンもキュートで、20年代の衣装がよく似合ってました。
彼女は、ほんとキュートですね。
大富豪にのし上がって行った経緯はすべて、初恋のデイジーの為なわけですが
彼を待てなかったデイジーは金持ちのトムと結婚。彼女を取り戻し、再び昔のような
関係をとギャツビーは思うわけです。
「過去は取り戻せる」とギャツビーは信じてたけど、女性って現実的なのよね・・・。
ギャツビーは好きだけど、所詮過去の男性。トムと大恋愛して結婚したわけではないが
5年間で育んだものを簡単に捨てられるわけがない。子供もいるしね。
そんな二人を、至極まっとうに見ていたトビー・マグワイアの演技は秀逸でした。
ナレーションも良かったし、彼に一番感情移入が出来ました。
最後、トビーが回想録を書いた「GATSBY」に「THE GREAT(偉大なる)」
を書き加えたシーンが一番じーんときましたね。
彼が一番、ギャツビーという人間をよく理解していたのでしょう。
だからこそ、「他はクズだけど、ギャツビー 君は価値のある人間」という
愛ある言葉が言えたんでしょうね。
トビーあっての映画だったと思いました。
そうそう、邦題、絶対おかしい。「華麗なる」って。。。。やっぱ変だよ。
点数:7点 (10点満点)