<12月の鑑賞予定映画>
~この未来は誰も予想出来ない~
2013年 アメリカ映画 (2013.05.31公開)
配給:東宝東和 上映時間:2時間4分
監督:ジョセフ・コシンスキー
原作:ジョセフ・コシンスキー
脚本:カール・ガイダシェク/マイケル・デブライン
音楽:M83
出演:トム・クルーズ/オルガ・キュリレンコ/モーガン・フリーマン/アンドレア・ライズブロー
ニコライ・コスター=ワルドー/メリッサ・レオ
<見どころ>
『ミッション:インポッシブル』シリーズなどのトム・クルーズ主演によるSF大作。
エイリアンの襲撃で半壊して捨てられた地球を監視していた男が、謎めいた人物との遭遇を
機に自身と地球の運命を左右する事態に巻き込まれていく。『トロン:レガシー』で注目を浴びた
ジョセフ・コシンスキーが監督を務め、名優モーガン・フリーマン、『007/慰めの報酬』の
オルガ・キュリレンコら、実力派たちが脇を固めている。壮大かつ予測不可能なストーリーに加えて
半壊した地球の鮮烈なビジュアルからも目が離せない。
<ストーリー>
エイリアン“スカヴ”の侵略を食い止めたものの、その戦いによって地球が半壊してから60年。
生き残った者たちがほかの惑星へと移住してしまった中、ジャック・ハーパー(トム・クルーズ)
だけが地球に残って上空から偵察していた。パトロールに向かっていた彼は、誰一人として
生存しているわけがないエリアで何者かの襲撃を受けてしまう。混乱するジャックの前に
現れたのは、ビーチ(モーガン・フリーマン)という謎の男。彼との遭遇を機に、ジャックは地球、
人類、そして自身の運命を担う冒険に出ることに。
<感想>
「OBLIVION」=忘れ(られ)ること、忘れられている状態 ,忘却
予告編を散々観たので、じゃあ観に行くか?ということで鑑賞してきました。
半壊した地球の映像や、高度1000Mのステーションの居住空間など対比した
映像が、なかなか見事でした。
ストーリーは、過去のSF作品がいろいろごちゃまぜに入ったような感じを受けました。
戦闘シーンの映像とか、時々「スター・ウォーズ」を思い起こす感じだったし
何より、これは現実なのか?という感覚は、「マトリックス」の感覚を思い起こします。
ボンドガールのオルガ・キュリレンコがヒロイン的存在でしたが、ぶっちゃけ好みじゃない。
ステーションで同居?しているアンドレア・ライズブローの方が好み。
それより、彼女、「ウォリスとエドワード」の、ウォリスを演じてた女性だったんですね?
髪の毛とか全然違うからエンドロール観るまで全くわかりませんでした。
空中戦のシーンとか、けっこう見ごたえありましたが、世界観が大きい割には
ふた開けてみると、そうでもない感じ。登場人物も少ないし。
個人的に印象に残ったのが、画家アンドリュー・ワイエスの代表作「クリスティーナの世界」
が何回か登場していたことと、プロコル・ハルムの「青い影」が何度も流れていたこと。
ここに監督の言わんとするところがあったのだと思いますが、そのあたりの「語り」が
ちょっと私にはわかりにくかったです。
ツッコミ満載ですが、映像はめっちゃキレイ。ストーリー的にはDVDで十分かもしれませんが
この映像美は、やはり映画館で観た方がいいと思います。
点数:7点 (10点満点)