<3月の鑑賞予定映画>
~これは、会議という名の戦である~
2013年 日本映画 (2013.11.09公開)
配給:東宝 上映時間:138分
監督:三谷幸喜
原作:三谷幸喜 『清須会議』(幻冬舎刊)
脚本:三谷幸喜
美術:種田陽平/黒瀧きみえ
音楽:荻野清子
衣装デザイン:黒澤和子
出演:役所広司/大泉洋/小日向文世/佐藤浩市/浅野忠信/伊勢谷友介
鈴木京香/剛力彩芽/中谷美紀/妻夫木聡/寺島進/でんでん/松山ケンイチ
坂東巳之助/染谷将太/篠井英介/浅野和之/中村勘九郎/西田敏行/天海祐希
<見どころ>
数々のヒット作を作り出してきた三谷幸喜が、およそ17年ぶりに書き下ろした小説を自ら
映画化した群像喜劇。本能寺の変で織田信長が亡くなった後、織田家後継者と領地配分を
決めるために、柴田勝家や羽柴秀吉らが一堂に会した清須会議の全容を描く。
役所広司演じる勝家と大泉洋ふんする秀吉の主導権争いを軸に、それぞれに思惑を秘めた
登場人物たちが駆け引きを繰り広げていく。そのほか佐藤浩市、妻夫木聡、浅野忠信、
西田敏行ら豪華キャストが勢ぞろいする。
<ストーリー>
本能寺の変によって織田信長が亡くなり、筆頭家老の柴田勝家(役所広司)と羽柴秀吉
(大泉洋)が後見に名乗りを上げた。勝家は三男の信孝(坂東巳之助)、秀吉は次男の
信雄(妻夫木聡)を信長亡き後の後継者として指名し、勝家は信長の妹・お市(鈴木京香)、
秀吉は信長の弟・三十郎信包(伊勢谷友介)を味方にする。そして跡継ぎを決めるための
清須会議が開催されることになり、両派の複雑な思惑が交錯していく。
<感想>
原作=未読。 三谷幸喜さん、初の時代劇作品。
今回も、オールスターキャストの贅沢なキャスティング。
西田敏行さんが、「ステキな金縛り」繋がり?で、出ていたのが笑えました。
あと、女忍者で天海祐希さんがチョイ役で出てましたが、あまりにもチョイだったので
ビックリ。別に天海さんでなくても良かったのでは????
織田信長亡き後の跡継ぎ問題と領地配分を決めた歴史的にも有名な「清須会議」。
織田家の跡を誰が継ぐか?っていうのを、織田家一族が決めるのではなく、家臣が
決めちゃい、織田家は蚊帳の外。この時点ですでに誰が信長に代わって天下をとるに
ふさわしい人間か?というのが実際問題なんだから、なーんかやるせないよね、織田家
一族にとっては。
全体的に、前作よりは笑いがちょい少なめのような感じがしましたが、それでも
充分楽しんで鑑賞出来ました。個人的に歴史ものが好きなので満足だったし
会議ものを、よくこれだけ話膨らませて作ったなぁ~と感じました。
歴史的観念においても、清州会議をもって、柴田勝家と豊臣秀吉との地位が逆転
したのは紛れもない事実。こうしてみると、なるほどうなずけるものはあります。
秀吉の人心掌握は、すごいの一言です。
若干時間が長いように思え、途中だれた部分も感じましたが、これだけの俳優さんを
揃えての映画だし、安心して観られますね。キャスティングも良かったし。
難を言えば、明智光秀の浅野和之さんはちょっとミスキャストの感じが・・・。
もうちょい若い人の方が年齢的にみても良かったように思います。
あ~それと、剛力彩芽さんねぇ・・・実力揃いの三谷組俳優さんの中でやっぱり
浮いてた感否めませんでした・・・・。
点数:8点 (10点中)