<12月の鑑賞予定映画>
~うたって、おどって、舞い上がる!~
2014年 日本映画 (2014.09.13公開)
配給:東宝 上映時間:2時間15分
監督:周防正行
脚本:周防正行
美術:磯田典宏
振付:パパイヤ鈴木
音楽:周防義和
出演:上白石萌音/長谷川博己/富司純子/田畑智子/草刈民代
渡辺えり/竹中直人/高嶋政宏/濱田岳/中村久美/岩本多代
高橋長英/草村礼子/岸部一徳/小日向文世/妻夫木聡/松井珠理奈
武藤十夢/大原櫻子/徳井優/田口浩正/彦摩呂/津川雅彦
<見どころ>
『Shall we ダンス?』など数々の名作を手掛けてきた周防正行監督が、舞妓を
テーマに撮り上げたドラマ。周防監督が20年前から考え続けてきた企画で、
とある少女が舞妓を夢見て京都の花街に飛び込み、立派な舞妓を目指し成長
していく姿を歌や踊りを交えて描く。主演は、半年に及ぶ選考とおよそ800名に
上る応募者の中から選ばれた新星・上白石萌音。
共演には長谷川博己、富司純子、渡辺えり、岸部一徳ら実力派がそろう。
<ストーリー>
古都・京都。お茶屋・万寿楽にある夜、絶対に舞妓になりたいと少女・春子
(上白石萌音)が押し掛けてくる。春子は必死で頼み込むが、誰も相手にしよう
としない。ところが偶然その様子を目にした言語学者の「センセ」こと京野
(長谷川博己)が、鹿児島弁と津軽弁が混ざった彼女に関心を寄せたことから、
晴れて万寿楽の仕込み(見習い)になる春子だったが……。
<感想>
公開早々に観に行きましたが、UP遅くなっちゃった・・・・・・。
タイトルは「マイ・フェア・レディ」をもじったもの(笑)。
物語も、「マイ・フェア・レディ」からモチーフにしていましたね~。
周防監督らしい、日本版「マイ・フェア・レディ」という印象でした。
しかし、この題材をミュージカルでするとは、すごいチャレンジ精神。
主人公の上白石萌音ちゃんは、オーディションで合格した新人女優。
彼女もそういう意味ではシンデレラガール。
演技はすごく頑張ってて好感持てましたし、歌が意外にお上手なのもびっくり。
津軽弁+薩摩弁の台詞もしっかり話されていて、これからが楽しみな女優さんです。
脇を固めた俳優さん達も良かったです。冨司純子さんは、さすがの演技でしたし
ラテン系キャラを演じた高嶋政宏さんのはっちゃけぶりも良かったし、
ミュージカル経験も豊富なので、歌も素晴らしく安心して観ることが出来ました。
キーとなる演技をされたのは、やはり田畑智子さんですね。
ご自身も京都出身で、料亭のお嬢さんとして育った家庭環境なので
京ことばとか所作とかお見事でした。
ミュージカル映画なので、歌が入るのですが、その時に場面がストップしてしまうのが
個人的に少々気になりました。流れが止まらなければ、もっと動きも
よくすんなり入り込めたのに・・・・ここがもったいなかったです。
とはいうものの、伏線がうまく張り巡らせていて飽きが来なかったし
観終わった後、ほっこりした気持ちになる、あったかい映画でした。
周防組?の俳優さん、よーく観るとけっこう出てましたね。それも面白かったです。
点数:9点 (10点中)