<2月の鑑賞予定映画>
~さあ、人生のホームワークを始めよう~
2014年 アメリカ映画 (2015.09.04公開)
配給:キノフィルムズ 上映時間:1時間42分
監督・脚本・製作: セオドア・メルフィ
音楽:セオドア・シャピロ
出演:ビル・マーレイ/メリッサ・マッカーシー/ナオミ・ワッツ/クリス・オダウド
テレンス・ハワード/ジェイデン・リーベラー
<見どころ>
人生に空虚感を抱き始めた気難しい中年男が、面倒を見ることになった12歳の
少年と奇妙な友情を育み、生きる活力を得ていく人間ドラマ。主演はビル・マーレイ、
両親の離婚により大人びた少年役のジェイデン・リーベラーが、ビルと絶妙な掛け合い
を見せている。監督・脚本を手掛けたセオドア・メルフィは、本作で第72回ゴールデン
グローブ賞作品賞にノミネートされた。
<ストーリー>
アルコールとギャンブルが大好きで、ちょっとクセのあるヴィンセント(ビル・マーレイ)は、
隣家に引っ越してきたシングルマザーの12歳の息子、オリバー(ジェイデン・リーベラー)
の世話をすることになる。酒場や競馬場へと連れ回し、ろくでもないことを教え込む
ヴィンセントに反発するオリバーだったが、嫌われオヤジに隠された真の優しさや
心の傷に気付いてから、徐々に二人は心を通わせていき……。
(以上、シネマトゥディより)
<感想>
酒・女・タバコ・ギャンブル・お金に固執、おまけに毒舌吐きまくりの偏屈じいさんと
少年のハートフルなお話。
設定はさほど目新しくないのですが、ビル・マーレイと子役のジェイデン・リーベラーの
巧い演技に魅了され、最後まで飽きることなく観ることが出来ました。
あと、ナオミ・ワッツのビッチぶりにもビックリ。最初、彼女だとわかりませんでした^^;
ビンセントがオリバーに教えたことは、教育上よろしくないことばかりだが、その中で
オリバーは何が良くて何が悪いのかを学んでいきます。まっ、この場合、オリバーが
頭の良い子供だったから、結果オーライだったんだけれど・・・・。
過保護みたいにあれこれダメダメ言って、何も見させないのもどうかと思うしね。
オリバーがビンセントを通して見てわかった結果が、発表会でのプレゼンテーション
わかるのですが・・・・・・・・これには涙腺緩みましたねぇ~。
言動に惑わされずに、その人の本質を見抜く目を私も養いたいです。
お金がないのに、入院して保険もはいってなさそうだし、いいんかい?とか
ツッコミどこがけっこうあって、ツメが甘い感じも受けましたが、キャストの演技力で
ま、いいか~と許せてしまった印象。
ビル・マーレイ巧さが卓越&子役のジェイデン・リーベラーの演技も必見。
心温まる作品でした。
点数:9点 (10点中)