<4月の鑑賞予定映画>
~人間か、人工知能か~
本年度(2016年)アカデミー賞視覚効果賞受賞作品
2016年 イギリス映画 R15指定 (2016.06.11公開)
配給:ユニバーサル映画 上映時間:1時間48分
監督・脚本:アレックス・ガーランド
音楽:ベン・ソーリズブリー/ジェフ・バーロウ
衣装デザイン:サミー・シェルドン・ディファー
出演:ケイレブ・・・ドーナル・グリーソン/エヴァ・・・アリシア・ヴィキャンデル
ネイサン・・・オスカー・アイザック/キョウコ・・・ソノヤ・ミズノ
<見どころ>
『28日後...』などの脚本家として知られるアレックス・ガーランドが映画初監督を
務め、第88回アカデミー賞視覚効果賞を受賞したSFスリラー。
人間と人工知能が繰り広げる駆け引きを、限られた登場人物と舞台設定や
目を引くビジュアルで活写する。美貌の女性型ロボットのエヴァを、『リリーのすべて』
でオスカーに輝いたアリシア・ヴィキャンデルが好演。IT企業の社員と社長には、
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のドーナル・グリーソンとオスカー・アイザックが
ふんする。
<ストーリー>
検索エンジン世界最大手のブルーブック社に勤めるプログラマーのケイレブ
(ドーナル・グリーソン)は、ほとんど人前に姿を見せない社長のネイサン
(オスカー・アイザック)が所有する山荘に招かれる。人里離れた山間の別荘を
訪ねると、女性型ロボットのエヴァ(アリシア・ヴィキャンデル)が姿を現す。
そこでケイレブは、エヴァに搭載された世界初の実用レベルとなる人工知能の
実験に手を貸すことになるが……。(以上、シネマトゥディより)
<感想>
「エクス・マキナ」・・・・ラテン語で「時計仕掛け」の意味だそう。
登場人物が4人しか出なくて、しかも密室サスペンス。
序盤から謎に満ちた展開だったので、久々に一睡もせずに観ることが出来ました
アカデミー視覚効果賞をもらっただけあって映像がとにかく凄い。
景色もきれいだし、何と言ってもアンドロイドの映像がとにかくリアル。
エヴァを演じたアリシア・ヴィキャンデルは、「リリーのすべて」で助演女優賞受賞しましたが
こちらの演技も素晴らしかったし、可愛かった。
AIとわかっていても、ああいう姿で現れたら、男性はやっぱり好きになっちゃうよね。
「検索エンジンは人間の脳みたいなものだ。衝動が起こり行動へと繋がる」
と、ネイサンの台詞は、妙にリアルに感じました。検索エンジンの情報量が、脳のような
役目を持って、あのようなAIが出来たら・・・・そして、性別を持ったら・・・と考えると
空恐ろしく感じます
クールな映像に、閉塞感な空間、4人しか出てこない登場人物という設定も良かった。
より一層、緊迫感があり、スリラー作品として見応えありました。
英語が話せないキョウコも、始めはただのチョイ役かな?と思ってましたが、どうしてどうして。
話せないのもちゃんと意味があり、存在感ありましたわ。綺麗な裸体も見れたし
エヴァがあの後、どういう風にしているか?気になります。
個人的に今年度の洋画部門上位早くも確定?の作品かな。
点数:9点 (10点中)