<2月の鑑賞予定映画>
~彼女の闘う相手は誘拐犯、そして世界一の大富豪~
2017年 アメリカ映画 R15+指定 (2018.05.25公開)
配給:KADOKAWA 上映時間:133分
監督:リドリー・スコット
原作:ジョン・ピアソン
脚本:デヴィッド・スカルパ
音楽:ダニエル・ペンバートン
出演:ミシェル・ウィリアムズ/クリストファー・ブラマー/マーク・ウォールバーグ
チャーリー・プラマー/ロマン・デュリス/ティモシー・ハットン/マヤ・ケリー
チャーリー・ショットウェル/アンドレア・ピーディモンテ/キット・クロンストン
<見どころ>
1973年に起きた大富豪ジャン・ポール・ゲティの孫の誘拐事件を、リドリー・スコット
監督が映画化したクライムサスペンス。巨額の身代金を要求されたゲティが
支払いを拒否したことで知られる事件のてん末を描く。ミシェル・ウィリアムズ、
マーク・ウォールバーグらが出演し、完成間近にスキャンダルで降板した
ケヴィン・スペイシーに代わってオスカー俳優クリストファー・プラマーがゲティを演じる。
<ストーリー>
1973年、大富豪ジャン・ポール・ゲティ(クリストファー・プラマー)は孫の
ポール(チャーリー・プラマー)を誘拐され1,700万ドルという高額の身代金を
要求されるが、守銭奴でもあったゲティは支払いを拒否する。離婚して一族から
離れていたポールの母ゲイル(ミシェル・ウィリアムズ)は、息子のために誘拐犯、
ゲティの双方と闘う。一方、犯人は身代金が支払われる気配がないことに苛立ち……。
<感想>
実話を基にした作品。
映画公開数か月前に、主演のケヴィン・スペイシーがセクハラ問題で降板になり、
代役のクリストファー・プラマーがその部分だけ撮り直す・・・・と曰くつきの映画。
本当のお金持ちってケチとは聞きますが、このお爺さんのケチぶりは
目を疑いたくなるほど酷いですねーー;
孫の身代金、高額で払うのは嫌、払ったら他の孫にまで同じように
しなくちゃいけないから、絶対払わん・・・・・・一理あるけれど、それはないでしょ。
孫の耳が切り落とされて、さすがにまずいと思い、ようやく払う気に
なったと思ったら、身代金を値切りに値切りまくり、おまけに身代金で
減税対策ができるなどと言うから、唖然呆然。
母親が怒りまくるのはごもっともです・・・・。
映画鑑賞後ネットで調べたら、実際に身代金値切り、孫も耳を切り落とされたそうで。
そこは脚色してるのかと思ってたので、軽いショック・・・・。
孫の身代金はお金を渋るのに、絵画収集にはお金を出す。
この対比がなかなか面白かったです。
ここまで憎らしいおじいちゃん役を演じたクリストファー・ブラマーの演技は秀逸。
ケヴィン・スペイシー良かったかもしれません。
大富豪だったゲティ家って、今はどうなってるんでしょう?そこも気になります。
点数:7点 (10点中)