NAO日和

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<12月の鑑賞予定映画>

「はたらく細胞」「聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメン VS 悪魔軍団~」「私にふさわしいホテル」

「羊と鋼の森」

2018年06月30日 | 邦画

~ピアノの調律に魅せられた青年の、優しくて力強い成長物語~

2018年  日本映画   (2018.06.08公開)
配給:東宝     上映時間:133分
監督:橋本光二郎
原作:宮下奈都    『羊と鋼の森』(文藝春秋刊)
脚本:金子ありさ
美術:竹内京子
音楽:世武裕子
エンディングテーマ:久石譲/辻井伸行
            『The Dream of the Lambs』(久石譲×辻井伸行)
出演:山崎賢人/鈴木亮平/上白石萌音/上白石萌歌/堀内敬子
    仲里依紗/城田優/森永悠希/佐野勇斗/三石研/吉行和子
    三浦友和

<見どころ>
第13回本屋大賞に輝いた宮下奈都の小説を実写映画化。
ピアノの調律のとりこになった一人の青年が調律師を志し、さまざまな
人々との交流や、挫折を経験しながら成長していくさまを描く。
主人公・外村を『四月は君の嘘』などの山崎賢人、外村の人生に大きく関わる
調律師・板鳥を三浦友和が演じる。『orange-オレンジ-』で山崎と組んだ
橋本光二郎がメガホンを取り、『高台家の人々』などの金子ありさが脚本を担当。

<ストーリー>
北海道育ちの外村直樹(山崎賢人)は、高校でピアノの調律師・板鳥宗一郎
(三浦友和)と出会い、板鳥の調律したピアノの音色がきっかけで調律師を
目指すことに。やがて板鳥のいる楽器店で調律師として働き始め、先輩に
同行した仕事先で高校生の姉妹ピアニスト和音と由仁に出会う。

<感想>
原作=既読
第13回本屋大賞を受賞した宮下奈都の同名小説『羊と鋼の森』を映画化。

音楽を題材にした書籍は、映像化するとより一層音が具体化するので
私は好きですね~。だから公開前から楽しみでした。

 
我が家にもグランドピアノがあり、年に2度調律してもらっています。
1台に3時間はかかるので、根気のいる仕事です。レッスンで酷使して音程が下がった
ピアノの音色が徐々にもとに戻っていくのを別室から聴こえてくるのはなんとも心地よいものです。
普段は、縁の下の力持ち的なポジションの調律師がこの作品の主人公というのは
ピアノを携わる者にとっても素直に嬉しです。ありがとう、宮下さん、と言いたいぐらい(笑)

 
映画は、双子の設定が姉妹に変わっていますがほぼ原作通りかな?
上白石姉妹のお母様はピアノの先生をなさっているそうで。二人はピアノの手ほどきを
受けていないそうですが、この映画の為に半年間ピアノの特訓を受けたそうです。

実際の音の吹き替えは、音大の学生さんが担当されていますが、遠くでの引きの
演奏姿はなかなかのものでした。素人さん目から見たら本当に弾いていたのでは?
と思われるでしょうね。
ピアノ曲の選択も、なかなか素敵でした。ショパン、ラヴェル、ベートーヴェンが中心でしたね。
ソナタも何曲かありましたが、全部3楽章でした。

キャスティングは、どのキャラも合っていたように感じました。山崎賢人さんは、
アニメの実写版キャラが多かったので、少々心配しましたが、この役にぴったりと思いました。
これを機に?現実作品での更なる活躍を期待したいです。
あと、鈴木亮平さんは、やっぱりいいなぁ~。 

原作もそうでしたが、大きな山場は特になく、起伏があまりない作品。
叙情的に描かれているので、このあたりは好みが分かれるかもしれませんが
ピアノの奥深さを改めて感じた作品でした。

そういや、私の元教え子にも調律師になった子がいます。
彼女も日々、こういう努力を重ねているのですね~。

音楽をやっている方に、ぜひ観てもらいたい1本です。

点数:8点 (10点中)

コメント (2)
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