NAO日和

ピアノ講師NAOの日々感じた事を本音でトーク♪
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「白夜行」

2011年02月04日 | な~は行の映画

~殺したのは、心~


2010年  日本    (11、1.29公開)
配給:ギャガ        上映時間:149分
監督:深川栄洋
原作:東野圭吾 「白夜行」
音楽:平井真美子
主題歌:珠紀   「夜想曲」 (トイズファクトリー)
出演:堀北真希・・・・・・・・・・・・唐沢雪穂 (容疑者の娘)
    高良健吾・・・・・・・・・・・・桐原亮司 (被害者の息子) 
    船越英一郎・・・・・・・・・・笹垣潤三 (事件を追いかける刑事)

<見どころ>
今まで舞台化やテレビドラマ化されてきた、東野圭吾の人気小説を、深川栄洋監督が映画化。
ある殺人事件にかかわった人々の複雑な人間関係を軸に、19年に及ぶ男女の狂おしい愛情を描く。
堀北真希が聖女の顔をした悪女役で新境地を開拓。
彼女の守護神のような相手役を、高良健吾が好演する。
互いの存在だけを頼りに必死に生き抜こうとする男女に課せられた残酷な宿命に言葉を失う。

<あらすじ>
昭和55年、質屋の店主が殺されるという事件が起きるが、結局被疑者死亡のまま解決。
だが、当時の担当刑事笹垣(船越英一郎)は、何か腑に落ちないものを感じていた。
数年後、事件の殺人犯と目されていたがガス中毒死した女の娘雪穂(堀北真希)は美しく成長し、
一方質屋店主の息子亮司(高良健吾)も事件後は家を出ており……。


<感想>
原作は既読、ドラマ版は未鑑賞。
うん、やっぱり原作同様、暗い映画でした・・・・・テーマが重いからね。。。。

分厚い原作本なんで、あれだけの内容を2時間半に凝縮するのは無理だとわかっていましたが
まぁ無難にまとめたほうだと思います。原作とは切り離して考えたほうがいいのかもしれません。
  
それにしても、人物描写がかなり浅いのには、うーん・・って感じ。
逆に、どうでもよくない?そこの部分ってとこは無駄にあったし。(亮司と典子の出会いの件とか)
 
役者さんたちは、けっこういい演技してたと思います。
思うけど・・・・やっぱりこの作品、映像化するのは、個人的にはキツかったかも?
だって、真相は気分悪くなるほどの内容だもん。
 
雪穂の過去シーンは、映像化するとおぞましいったらありゃしない。

東野作品って、割と気分が滅入る作品が多いけど、これはホント後味悪かったな・・・・。

人物像は、かなりあっさり描かれているので、原作を読んでから、もしくは鑑賞後読まれる
ことをオススメします。それにしても映像化すると、余計に重苦しくなるなぁ・・・・・言葉が出てこない。

点数:6点  (10点満点)


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4 コメント

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Unknown (mig)
2011-02-05 00:55:08
こんばんは☆NAOさん

これスタジオライフのお芝居の方を観てるので気にナルの~。
フツウくらいですか?

レディースディにならみてもいいかな~
でも2月は観るのが多すぎで(汗)
もし観たらTBしますね☆
返信する
migさんへ (NAO)
2011-02-05 16:54:48
こんにちは~migさん♪
舞台のほうを見られたんですね。^^

何も知らないで観るより、舞台・原作・ドラマを予め観といたほうが
映画は理解できると思います。
あの膨大な内容を2時間半でまとまるには、ちょっと無理があったかな?という印象を受けました。
ただ、映像は昭和の雰囲気が出ていて良かったと思います。
しかしまぁ、子供を持つ身としては、あの真相は映像化するとキツイものがありますね。--;
そもそも、どうして母親が自分の体を売らずに
子供を売らせるような行為に及んだのか?
この重要な背景が少し足らなかったように思えました。
俳優さんは、それぞれいい演技をしていたと思います。
特に高良くん♪ 今年勢いがある俳優さんだと感じました。^^
返信する
私も見てきました! (ベル)
2011-02-28 18:25:00
NAOさん、こんばんは、ベルです。


『白夜行』・・・原作小説も、ドラマ版も好きな作品だったので、私も、映画を見てきました^^

この作品、本当に、子供達の過去の話が、あまりにえげつなくて・・・。
凄く心が重くなってしまうのですよね。

それでも、なぜか、嫌いになれない、「好きな作品」と思わせてしまう魅力は、亮司と雪穂の究極の絆にあるのではないかなぁ~と思うのですが。
でも、映画だと、エピソードや人物描写が浅くって。

犯罪者なんだけども、幼い頃に、大切にものや心を殺されてしまった、被害者でもある2人の絆があまり感じられず・・・。
ちょっと淡々としすぎていた感が否めなかったですよね(;;)

でも、2時間の中に、すべてのエピソードを入れる訳にもいきませんし。
そういう意味では、あの膨大なお話を、2時間半によくまとめてあったのかなぁと思います。

あっ。
その点、山田君と綾瀬ちゃんのドラマ版は、いきなりネタバレから入るけど、原作で敢えて描いていない、2人の心情にスポットを当てているので、良かったですよ。

さて。
この映画、人物描写はイマヒトツでしたが、風景というか、昭和の雰囲気は凄かったですよね・・・。特に、子供時代の雪穂が過ごしていた環境。
あの何とも言えない、貧困の中、母親にあんなことをさせられて・・・と思うと。
言葉もありません。
せっかく、雰囲気はあったので、もう少し、重要な背景が描かれていたらなぁ~と思っちゃいましたです。


それにしても。

東野さんの作品って、学生の頃からたくさん読んでいるのですが・・・。

映画化されるのは、本当に、重いというか、後味の悪い話ばかりですよね(>_<)

中には、楽しい話や、面白い話もあるので・・・そういうのも映画化してくれれば良いのになぁと思ってしまいます。

ではでは、長々と失礼致しました。
TBを送らせていただきましたので、もし宜しければ、承認宜しくお願いいたします(*^^*)



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ベルさんへ (NAO)
2011-03-01 14:06:05
こんにちは~ベルさん。
TB&コメントありがとうございます♪

>子供達の過去の話が、あまりにえげつなくて・・・。

ほんとえげつないですーー;
私自身、娘がいるので、余計に「うえ~」と来てしまいました。
親が子供を売る・・・・考えられないです。
映画では、なぜ母が娘を売るような愚行に走ってしまったか?
それをもう少し掘り下げて欲しかったな・・。
東野作品は、読むのはいいですが、こうして映像に起こすとあまりにも重い。ーー;
昭和の雰囲気を出していた映像は見事でしたよね。
東野作品は、楽しい話もあるので、そういうのも映画化して欲しい・・私も思います。^^
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