2月23日(木)
朝になっても、船は走り続けている。
360度、海しかみえない。
そんな何もないインド洋のど真ん中、唐突に船が止まった。ドーニも止まっている。
ケータイの時計は7時25分。
赤道近くというのに、赤道のギラギライメージはなく、雲間から差す光が、厳かさを醸し出している。
神が昇天するか、降臨するかのような。
「なんでこんなところで止まってるのかね?赤道だったりして。」
「赤道だったら、きっとそう言うでしょ。」
といった会話が繰り広げられ・・・。
しばらくして、船は走りだし、朝食タイム。
朝食での話題は、「赤道はまだ?」
そして、ゲストの間で「さっき止まってたときが赤道だったんじゃないの?」疑惑が高まり、カオリータがダンナのキャプテンのところに確認に走ると、「なんで教えてくれへんかったのー???」の叫び。
やはり、みんなのGUESSどおり。
抱いていたイメージでは、赤道直下の灼けつく太陽を浴びて、きらめくインディゴの海の上での赤道越え。
現実は、あの雲間からさす、弱い朝の光の下、鉛色の海の上、赤道と認識しないまま通過していたのだ。
もっとも、海上で赤道を越えるのが初めてなだけで、空では何度も通過しているから、たいして執着はないけれど、なんだか脱力。
シニアの方が多いので、リアクションは、あはは、で終わり。
ミンミンは、赤道で飛び込みたいと言っていたのに、残念。
カオリータは、むしろ、正真正銘の大海原で止まった船に、トラブル発生かと心配だったらしい。
それから約3時間走って、やっと遠くにうっすら、平べったいものが見えてきた。
間違いなく、アッドゥ環礁だろう。
そして、アッドゥが手に取るように見えて来たのは、11時。
アッドゥに着いたら、さっそく1st dive。
13. アッドゥ環礁 マーカンドゥ Maa Kandu
マンタのクリーニングステーションがあるポイントらしい。
エントリーしたコーナーは不毛。
何もいないので、少しリーフを流して、マンタのクリーニングステーションがあるというチャネルに入る。
クリーニングステーションのオオハマサンゴは、点在しているけれど。
マンタは不在で、かわりにいるのは、またもヨスジ。
水底は、ナンヨウキサンゴの伸びないやつらばかりの海底砂漠。
不毛な景色の中、ところどころで出会う、平凡なトロピカルフィッシュたちが唯一の心のよりどころ。
結局、マンタはやってこなかった。
サイナスも耳もいよいよイカれた今、心の中ではパスすればよかった、と切に思う。
アッドゥ、期待はずれかも?
14. アッドゥ環礁 マーアウトMaa Out
ブリーフィングでは、美しいサンゴと、オウギチョウチョウウオの群れがここのウリらしい。
潜降したら、確かにサンゴが元気で、今回の南下ツアーでは、いちばん美しいポイント。
そのかわり、外洋に大物がいるわけでもなく、絵に描いたような、平和な南の海。
ふだんはスルーするエソをとったら、赤目になってしまった。
ここのサンゴARTもすばらしい。
そして、大好きなエバンスが群れている。
Vadooでは、ハウスリーフもエバンスだらけ、Vadooから潜りに行くポイントも、エバンス率が高かったけれど、クルーズで潜るポイントではあまり見ず、さびしく思っていた。
エバンスは、外洋のポイントに棲んでいるんだそうだ。
そして、噂のオウギチョウチョウウオの群れ。
ダイバーの接近も気にせず、お食事中。
パウダーブルーも、このフィーディングタイムに参戦するが、オウギさんに押されてしまっている。
そんなパウダーブルーは、パウダー玉にはほど遠いが、ピンではなく、ちょびっとまとまっている。
パウダーブルーとエバンスというのが、モルディブ的で、インド洋にいることを実感。
本当にアッドゥ、サンゴはキレイ。
こんな竜宮城的癒しのポイントなら、ずっと、もっと潜っていたい。
でも、私の耳、副鼻腔は癒えることなく、浮上開始したら、リバースブロックになった。
鼻をつまんで息を吸うが、効果がない。
どうやって浮上しようかと思ったが、浮上した。
鼓膜が破れるかと思った。
ただ、きょうあすは、2ダイブのみらしく、ちょっとホッとする。
リバースブロックなんてはじめてのことで、当然、サンセットのHappy Hourはなし。
日没後のパープルが美しい。
ディナー後は、即、就寝。
あと1日、なんとか耳、鼻が持ちこたえますように。
朝になっても、船は走り続けている。
360度、海しかみえない。
そんな何もないインド洋のど真ん中、唐突に船が止まった。ドーニも止まっている。
ケータイの時計は7時25分。
赤道近くというのに、赤道のギラギライメージはなく、雲間から差す光が、厳かさを醸し出している。
神が昇天するか、降臨するかのような。
「なんでこんなところで止まってるのかね?赤道だったりして。」
「赤道だったら、きっとそう言うでしょ。」
といった会話が繰り広げられ・・・。
しばらくして、船は走りだし、朝食タイム。
朝食での話題は、「赤道はまだ?」
そして、ゲストの間で「さっき止まってたときが赤道だったんじゃないの?」疑惑が高まり、カオリータがダンナのキャプテンのところに確認に走ると、「なんで教えてくれへんかったのー???」の叫び。
やはり、みんなのGUESSどおり。
抱いていたイメージでは、赤道直下の灼けつく太陽を浴びて、きらめくインディゴの海の上での赤道越え。
現実は、あの雲間からさす、弱い朝の光の下、鉛色の海の上、赤道と認識しないまま通過していたのだ。
もっとも、海上で赤道を越えるのが初めてなだけで、空では何度も通過しているから、たいして執着はないけれど、なんだか脱力。
シニアの方が多いので、リアクションは、あはは、で終わり。
ミンミンは、赤道で飛び込みたいと言っていたのに、残念。
カオリータは、むしろ、正真正銘の大海原で止まった船に、トラブル発生かと心配だったらしい。
それから約3時間走って、やっと遠くにうっすら、平べったいものが見えてきた。
間違いなく、アッドゥ環礁だろう。
そして、アッドゥが手に取るように見えて来たのは、11時。
アッドゥに着いたら、さっそく1st dive。
13. アッドゥ環礁 マーカンドゥ Maa Kandu
マンタのクリーニングステーションがあるポイントらしい。
エントリーしたコーナーは不毛。
何もいないので、少しリーフを流して、マンタのクリーニングステーションがあるというチャネルに入る。
クリーニングステーションのオオハマサンゴは、点在しているけれど。
マンタは不在で、かわりにいるのは、またもヨスジ。
水底は、ナンヨウキサンゴの伸びないやつらばかりの海底砂漠。
不毛な景色の中、ところどころで出会う、平凡なトロピカルフィッシュたちが唯一の心のよりどころ。
結局、マンタはやってこなかった。
サイナスも耳もいよいよイカれた今、心の中ではパスすればよかった、と切に思う。
アッドゥ、期待はずれかも?
14. アッドゥ環礁 マーアウトMaa Out
ブリーフィングでは、美しいサンゴと、オウギチョウチョウウオの群れがここのウリらしい。
潜降したら、確かにサンゴが元気で、今回の南下ツアーでは、いちばん美しいポイント。
そのかわり、外洋に大物がいるわけでもなく、絵に描いたような、平和な南の海。
ふだんはスルーするエソをとったら、赤目になってしまった。
ここのサンゴARTもすばらしい。
そして、大好きなエバンスが群れている。
Vadooでは、ハウスリーフもエバンスだらけ、Vadooから潜りに行くポイントも、エバンス率が高かったけれど、クルーズで潜るポイントではあまり見ず、さびしく思っていた。
エバンスは、外洋のポイントに棲んでいるんだそうだ。
そして、噂のオウギチョウチョウウオの群れ。
ダイバーの接近も気にせず、お食事中。
パウダーブルーも、このフィーディングタイムに参戦するが、オウギさんに押されてしまっている。
そんなパウダーブルーは、パウダー玉にはほど遠いが、ピンではなく、ちょびっとまとまっている。
パウダーブルーとエバンスというのが、モルディブ的で、インド洋にいることを実感。
本当にアッドゥ、サンゴはキレイ。
こんな竜宮城的癒しのポイントなら、ずっと、もっと潜っていたい。
でも、私の耳、副鼻腔は癒えることなく、浮上開始したら、リバースブロックになった。
鼻をつまんで息を吸うが、効果がない。
どうやって浮上しようかと思ったが、浮上した。
鼓膜が破れるかと思った。
ただ、きょうあすは、2ダイブのみらしく、ちょっとホッとする。
リバースブロックなんてはじめてのことで、当然、サンセットのHappy Hourはなし。
日没後のパープルが美しい。
ディナー後は、即、就寝。
あと1日、なんとか耳、鼻が持ちこたえますように。