くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

屋久島2020〜梅雨末期のダイビング(1) 2020/7/26(日)

2020-08-05 22:17:40 |  ダイビング
午前4時ごろ、ものすごい雨音で目が覚めた。
窓の外は、先が見えないほどの雨。
はぁー、この雨ん中、出かけるの? 
日頃の行い?

それは令和2年の、変則海の日&体育の日からの4連休最終日のこと。
7月も最終週なら、絶対、梅雨明けていると確信して計画した今年の屋久島。
実は、東京オリンピックの観戦券、一部当たったけれど、一生に一度の地元開催オリンピックよりも、屋久島をとったほど、屋久島の夏ダイブが好きすぎる。

もうミンミン鳴き出しているのに、いっこうに明けぬ梅雨。
感染拡大がおさまらない新型コロナウィルスに加え、この異常気象…
令和2年、いったいどうなってんの?

6時前、家を出る頃には雨は弱まっていたが、荷物もあるし、またいつザーッと来るかわからない恐怖で、ケチな私でも、珍しくタクることにした。
でも、流しのタクシーがなかなかつかまらず、配車アプリ使うか〜、と思ったまさにその時、親切な運転手さんがUターンしてきてくれた。
「助かりますぅ」と乗り込むと、「これからご旅行ですか?」と問われ、ちょっと間があく。
不要不急の外出をしないで!の東京都なので、「ええ、まぁ」と言葉をにごす。

そして、多くの人がその言葉を守っているようで、羽田空港に着くと、夏の日曜なのに、きょうも閑古鳥…
ANAの羽田-鹿児島便は、大半が運休で、午前8時台の便になった。


エアポートラウンジ南
朝の羽田では、いつもはクロワッサン目当てでパワーラウンジに入るが、どうせコロナのせいで提供中止だろうし、出発ゲートに近い「エアポートラウンジ南」に入った。


中はがらがらー。
清潔感があって、コーヒーブレイクにはいい感じ。


窓からは、ANA機たちがよく見えて。
でも、土砂降りのあと、飛行機が皆、ウユニ状態。



NH619 羽田8:35 鹿児島10:20
ANA便は、いちばんすみっこのゲートだった。
ラウンジ手前のANAフェスタでシューマイ弁当買おうかと迷ったが、スルーした結果、今回も弁当難民。
まだまだ軒並み閉店で、ゲートまでは、ファミマの自販機以外、朝食が買えるところがなかった。
まあ、鹿児島空港には、食事処がいっぱいあるから、着いたら朝食兼昼食だ。

乗り込んだANA便も、悲しいほどガラガラ…
(前方の席だったので、トイレ帰りに数えてみたら、エコノミーキャビンに21人だけ!)


離陸する頃には、青空も出てきて、梅雨明け期待。まあ、予報じゃダメだけれど…


雨続きの後で、東京湾も、コタキナバル色。


梅雨前線で、飛行中、下界はほとんど見えなかったけれど、鹿児島着陸前には、鉛色だけれど、大雨じゃない!



大空食堂
さて、鹿児島着いたら、さっそく「大空食堂」へ。
お目当ては、鶏飯@600円。

美味しいし、栄養バランスよいし、毎週食べたい鶏飯。

コロナ前は、「鶏飯バイキング」だったけれど、このご時世、バイキングはもちろん中止。
バイキング形式ではないだけで、おかわり自由♪
でも、自分で好きなものを適量とる楽しみを、コロナが奪った。
ついでに、鹿児島空港のひそかなお楽しみ、薩摩揚げ試食ももちろんなくなった。

そうこうするうちに、かんじんの屋久島行きのJAC3745便は、天候調査中のアナウンス。
屋久島も5度目だけれど、毎回そんな感じだから、まあ飛ぶでしょうと思っている。
でも、JALカウンターへ、ANAで預けた荷物の登録に行くと、屋久島空港の悪天候で飛ばないかも、ゲートでご案内します…と申し訳なさそうに言われる。


スカイラウンジ菜の花
それでも、飛ばない気はせず、鹿児島空港の「スカイラウンジ菜の花」で食後のコーヒータイム。
こちらも、すっかりSocial distancing仕様に変わっていた。

カウンター席を除いては、全体的におひとり様仕様だ。
withコロナというけれど、ワクチンができてら、少しはコロナ前の世の中に戻って行けるのだろうか?


JAC3745 鹿児島1130 屋久島1215
保安検査場を抜けたところで、屋久島ゆきフライトは出発決定、が、屋久島は雷雨で、着陸できない場合は鹿児島に引き返す場合がある」というアナウンス。
それもあまり気にしなかった。

鹿児島も雨上がりで、全体鉛色だけれど、桜島も見えるし、着けるでしょ。


案の定、あっという間に屋久島。
でも、島のすぐ左側に、絶賛大雨エリア。


山からも雨雲。

結局、定刻12:15より早く屋久島に着陸できた。
飛行機を降りた時は、雨は止んでいたが、荷物待ちのうちに、ザーザー降り。

それでも、屋久島ダイビングサービスのある志戸子に着いた頃にはまた雨も止み、午後、タンク下で2本。
決して良くない足下のところを、えっちらおっちらエントリー。

黒潮は微妙と聞いていて、確かに透明度はあまり良くないが、水はなかなか温かい。

まずは温帯種のキタマクラ。


そこここで、ブダイkidsとホシススキベラkidsがつるんでいてかわいい。

マクロ切り取ると、多くは写らないが、常に1ダースほどではしゃぎ回っているのが微笑ましい。

クマノミはたいへんな密。


ヒレナガスズメダイが今年は大発生だとか。
極小から…


大人色をまといかけた者まで、大小さまざま。


屋久島ではよくタテキン幼魚を見かける。


ナマコマルガザミ。


ヤクシマカクレエビ。いつも思うパーツにピンが合わせらない。


ロボコンことアナモリチュウコシオリエビ。


オトヒメエビ。


ウグイス貝に乗るウミタケハゼを撮っていたら、頭隠されて。
かわりにカゲロウカクレエビ。


小ぶりなコブシメ。


オオメハゼをしばし観察。




きょうのヒットは、ウミタケハゼonとってもキレイなシャコ貝。
でも思うようにポーズ取ってくれない。
ウミタケハゼがあっち向いて全身見えないけれど、まじキレイな色彩のシャコ貝で。


ウミタケハゼ優先するとシャコ貝全体のキレイさが出ず…



相変わらず、タンク下は最高!

エキジットしたら虹。

明日は晴れるといーな。


民宿いわかわ
今回は、宿泊難民だった。
第一希望の宿には、鹿児島県外からのを予約を受けていないと言われた。
第二希望の宿は、どうしても5泊6日通しでは取れなかった。
JACの便も、トッピーも減便のいま、屋久島が混んでいるわけがない。
きっと多くの宿泊施設が、コロナ対策で、予約に制限をかけているにちがいない。
じゃらん、アゴダ…
なかなか宮之浦地区の宿が見つからなかったが、Booking.comで「素泊まり民宿いわかわ」を見つけた。
5泊で15,750円也、なり、ナリ。
(さらに、噂の「やくしま満喫商品券」を使ったので、実質負担は9,750円\(^o^)/)

そんな「いわかわ」には、本館、別館、新館があるが、よくわからないで予約していたのは別館。
私の、各館寄り添って建っていているものという思い込みが、大間違いー!

別館は民家の中にあるので、わかりにくいが、ちとたび土地勘をつければ、なかなか便利な場所である。
本館は県道沿いの「つり具のいわかわ」のビルの上で、チェックインはここで行うが、古そう。
新館も民家の中だけれど、まだ新しそうで、外目にはとてもきれいで、ここがいい!と思ったりした。
ま、私がケチって、同じ「いわかわ」なら安いのでいいや、って短絡的だっただけだ。

さて、その別館。
客室は2階に5部屋。
部屋には布団1組と、テーブルにテレビ、エアコンがあるだけのミニマリスト生活。

去年の豪雨でか、天井にはシミがあるけれど、安いので、よしとする。

2階の共用スペースは、キッチン、トイレ、洗面、洗濯機がある。
浴室にも洗濯機があって、スピーディにすれば、ちょうどひとっ風呂浴びるのにちょうどいい頃合い。

キッチンは調理用具や食器もあり、自炊できるようになっている。



炊飯器もあって、お米は1号70円でわけてくれるそうだ。

共同トイレ、共同バスで、2階のトイレは、昔のスクワットトイレに洋式便座をかぶせたものだし、お風呂は、ステンレスの家族風呂で、昭和な設備。
他人の気配や、ドアの開け閉てが気になる人にはすすめられないけれど、寝るだけと割り切れば、コスパ上々。

蚊取り線香のにおい、ステンレスのお風呂、トイレの床の玉石のタイルと、昭和テイスト満載。
子供の頃、夏休みに田舎の親戚の家に行ったのを思い出す、ちょっとノスタルジック。

もうボロいだとか、煎餅布団だとか、こだわるひまもなく、睡魔が襲ってきて、さっさと就寝。



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