今、日本語の仮名まじり漢字の意味について考えるために、白川静「漢字百話](中公新書)を読み始めたが、自分がこんなに漢字を知らなかったかと思う程に、知らない漢字が次々と出てくる。かなり大きな漢和辞典を持っているが、田舎に置いてきたので、困惑している。
白川静の本は初めて読むが、以前から、この人は、日本が本場中国をも凌駕する漢字学者と思っていたので、この機会に読んでみた。白川静の素晴らしさは、この漢字入門的な本の内容の冒頭からでも、その思いを深くさせられる。
もう50年近く前に言語学の時間にソシュールのことなどを授業で聴いたが、全く理解できていなかった。それは、このソシュールの考えに同意できなかったからであることが、白川静の本で認識させられた。
言語を表現する文字に記号的な面と、言霊的な面とあると認識していたが、この単なる入門の本でも、その意を強くさせてくれる。
どうも、自分の理解できるのは、自分と同じ思考構造を持った人の考えであることもあらためて認識させられた。
私には、この本を翻訳する力はないが、白川静の本が漢字世界圏ばかりではなく、世界中で読まれるべきであろう。
白川静の本は初めて読むが、以前から、この人は、日本が本場中国をも凌駕する漢字学者と思っていたので、この機会に読んでみた。白川静の素晴らしさは、この漢字入門的な本の内容の冒頭からでも、その思いを深くさせられる。
もう50年近く前に言語学の時間にソシュールのことなどを授業で聴いたが、全く理解できていなかった。それは、このソシュールの考えに同意できなかったからであることが、白川静の本で認識させられた。
言語を表現する文字に記号的な面と、言霊的な面とあると認識していたが、この単なる入門の本でも、その意を強くさせてくれる。
どうも、自分の理解できるのは、自分と同じ思考構造を持った人の考えであることもあらためて認識させられた。
私には、この本を翻訳する力はないが、白川静の本が漢字世界圏ばかりではなく、世界中で読まれるべきであろう。