芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

『バープーキクティヤー』という美味しい店

2013年10月17日 | Weblog
ボーパールは、マッディヤプラデーシュ(中央インド州)の首都で、ジャバルプルより大きな都市である。この州は、ハイデラーバードと同じく、ムスリムの藩王が治めていたので、インド独立の時に、その施政権移管の話し合いの結果、インドに統合された。私が泊まったホテルも、その藩王が長女である王女のために造った宮殿である。その王女は、パーキスターンが分離独立したため、この宮殿を次女の王女に譲ってパーキスターンに移住したと言う。インド独立の時、パーキスターンとの間で、ヒンドゥーとムスリムが、それぞれに移住した人たちがいたが、一般の人たちは、陸路で国境越えをして、かなり凄惨な殺し合いが宗教間であったようで、それが小説や映画になっている。
ボーパールでは、ムスリムが多いが、ホテルの専用車で案内された食堂は、野菜料理の店で、『バープーキクティヤー』という美味しい店だった。意味は、ガーンディーの小屋である。ワルダの隣、セーワーグラームにあるのがその小屋だ。