つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

案内状のゆくえ

2006-05-23 23:09:18 | 絵・まんが
私は展示会など開くとき、知り合いの方に案内状を出すようにしている。
今回の個展でも当然出したのだが、そのときいつも悩むことがある。
それは遠距離の方とか、体調不良の方とか、かなり高齢の方とかは、遠慮したほうがいいかな、ということだった。
でも今回から全ての方に出すことにした。というのも、画友のM氏によると「自分は全て出すようにしている。来る来ないは相手の方の都合で決めてもらえばいいことなんだから。」と言うのである。
なるほどそれでいいのかもしれない。それに案内のハガキを出すことによって、こちらの近況を伝えることにもなるのではないか、と思えるようになったからである。
しかし案内といってもM氏など大手デパートでやったりするので、その数がハンパじゃない。デパート側が500枚顧客に送ってくれるらしいのだが、同じく500枚を画家が持たなければならないので、都合1000枚。
「フエ~ッ」と最初聞いたとき驚いてしまった。私などはどう逆立ちしてもそんなに送り先があるとは思えないのだ。彼はちゃんと送ったと言うのである。
スゴイ…と感心していると、「なんとかなるもんだよ」とこともなげに言う。
そうか…何とかなるか…とは思ったものの、ウ~ム500枚か…あの方この方思い浮かべてはタメ息が出て、“一銭~二銭の~ハガキ~さえ~千里~万里~と旅を~する~”という田端義夫の「十九の春」がなぜか頭を巡ったのであった。
私の案内を受け取った皆さん、どうかあまりお気遣い無く、お出かけのついでで充分ですので気楽にお願いします。
広げよう案内状の輪・輪…。
コメント
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