つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

「はうまっち?」

2006-05-04 04:30:51 | 絵・まんが
私は「はいまん彩」の作品が溜まったら、なんとか本にしたいというのが夢なのだが、そのためには原画が不可欠なのである。だから原画は売らないと、いうより売れないのだ。
たまに所望されても(御奇特なかたがいるのだ)丁重にお断りしてきた。しかし考えてみるとその事情はあるにしろ、自分の作品に値段を付けれないという心情もあって、作品の値段というものから逃げていた節がある。描き手の至福とは自分の作品を抱いて寝ることではないのではないか…と考えるようになった。所望される方もその作品が本当にほしいのだ。その手に委ねる喜びもあるはずである。
しかし描き手にとって稀に、神が降りて来たかと思える傑作ができることがある。(私はまだないのだが降りた瞬間はある)これは正直抱いて寝るとは言わないまでも、枕元に置いて毎晩寝たい程の力はあるのだ。恐らく売ることはできないと思う。(私はできない)ダ・ヴィンチのモナリザなどもしかりである。しかしその他の作品は絶対売れないとは言いきれないと思う。(私は)
それで思うのだが作品の値段というのは作者の思い入れの大きさではないかと思えるようになった。一体いくらならその作品を手離せるのか、そう考えればおのずから値段が決まるのでは…と思えた。
何しろ売るつもりはないわけだから一億だろうが十億だろうが付けれるのである。よーし勇気を持って作品の一つ一つに値段を付けてみようではないか。一体いくらならその作品を相手に委ねられるのか、一体いくらだったらその作品から手を離すことができるのか、ウ~ム「はうまっち!」。
コメント
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